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2023ゴールデンウィーク以降買った本の電子化の進捗状況メモ [日記]

ゴールデンウィークからこちら買った本の電子化の進捗状況メモ

横山光輝だけ年代別に並べてみる
1955 音無しの剣
1956 鉄人28号ACS版 1 2 3 4 5 6
1956 鉄人28号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
1956 続鉄人28号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
1956 鉄人28号原作完全版 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
1957 風の天兵
1957 闇におどる猫
1961 伊賀の影丸 1 2 3 4 5 6 7 8
1963 片目猿
1964 影丸と胡蝶
1965 蛟竜
1965 コマンドJ 1 2 3
1965 宇宙船レッドシャーク 1 2
1966 仮面の忍者赤影1 2
1967ジャイアントロボ 1 2
1969 闇の顔
1971 サンダー大王1 2 3
1972 ウイグル無頼
1973 ダイモス1 2
1974 あばれ天童1 2 3 4
1974 セカンドマン
1976 魔界衆1 2
1976 竜神伝説
1977 その名は101 1 2 3
1978 少年忍者風よ1 2
1979 火盗斬風録
1987 新仮面の忍者赤影1 2 3
1992 捨て童子松平忠輝1 2 3 4
1991 チンギスハーン 1 2 3 4 5

単行本未収録傑作集死神
RED SHADOW赤影 完全攻略極秘ガイド
ジャイアントロボ地球の燃え尽きる日1 2 3 4 5 6 7 8 9
ジャイアントロボバベルの籠城1 2 3 4 5 6
横山光輝グッズコレクション
横山光輝で読む項羽と劉邦
単行本未収録傑作集 死神
鉄人28号大研究

白土三平も年代別に並べてみる

甲賀武芸帳 1

白土三平初期傑作集1
1957 こがらし剣士
1958 嵐の忍者 1 2 3
1958 黄金色の花
1959 からすの子
1959 闇の斬剣
1959忍者街道 1 2
真田剣流 1 2
忍者旋風 1 2
風魔
1959忍者武芸帳影丸伝1 2 3 4 5 6 7 8
1960風の石丸
1961サスケ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
1961狼小僧1 2
1965ワタリ文庫版1 2 3 4
1965カムイ外伝 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
1965無風伝
白土三平ビッグ作家究極の短篇集
白土三平異色作品集 鬼泪
忍法秘話 1 2 3 4 5 6

漫画研究本

赤塚不二夫が語る64人のマンガ家たち
大政翼賛会のメディアミックス
ガロに人生を捧げた男
外骨という人がいた!
貸本マンガRETURNS
貸本屋、古本屋、高野書店
近代漫画 1 2 3 4 5 6
中国漫画のモダニズム
明治大正風刺漫画と世相風俗年表
昭和の風刺漫画と世相風俗年表
わいせつコミック裁判
マンガの主人公
ぼくがすきな外国の変わった漫画家たち
世相漫画で知る韓国
世相漫画で知る中国
戦後漫画思想史
洞窟絵画から連載漫画へ
中国漫画史話
嘲笑絵世界への旅
日本新聞漫画史
岡本一平漫画漫文集
北原楽天と岡本一平
近代日本漫画百選
マンガの教科書
まんが編集術
漫画文化の内幕
日本漫画100年
漫画の歴史
図説漫画の歴史
漫画博物志 <世界編> <日本編>
定本日本マンガ事件史
エロ漫画の黄金時代
貸本屋のぼくはマンガに夢中だった
Drマシリト最強漫画術
戦後漫画のトップランナー横井福次郎
漫画少年物語
長編マンガの先駆者たち
新寶島の光と影
劇画の星をめざして
まんだらけZENBU no.52
comic新現実1 2 3 4 5 6
漫画の時間
『少年ジャンプ』の時代
コミックスのメディア史
漫画と小説のはざまで
近藤日出造の世界
劇画暮らし
劇画バカたち!!
劇画漂流 1 2
まんが学特講
文藝春秋漫画賞の47年
「ガロ」編集長
現代漫画博物館1945-2005
漫画描き方入門じゃありません
戦後まんがの表現空間

以下、他作家

少年アシベ 1 2 3 4
さるとびエッちゃん 1 2 3 4
埼食主義の女

ドカベン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

ゆめみるナッティー・ナンバーズ
劇画の神様
マジンガーZインターバルピース
旅のオチが見つからない
ぼくのお父さん
水木しげる漫画代全集 068
幕末風雲伝

究極超人あ〜る文庫版 1 2 3 4 5
刑務所でマンガを教えています
叡智なビデオは好きですか?
シュナの旅

ふしぎの国のバード 11
杉浦茂マンガ館 2 3
ミュータントサブ 1 2 少女版
新幻魔大戦 1 2
幻魔大戦神話前夜の章 1 2
レコード大好き小学生カケル 1
マンガ美術館

七つ目小僧
ジョジョの奇妙な冒険文庫版1 3 4 39
刃牙らへん 1
徐福伝説
ゴーマニズム宣言日本人論
原発幻魔大戦 1 2 3
おみやさん 1 2 3

聖闘士聖衣MYTHOLOGY~20th Anniversary Edition~
石ノ森章太郎立川文庫 1 2 3
すごい科学で守りますグレート合体愛蔵版
幻魔大戦リバース 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
バーナード嬢曰く。 1 2 3 4 5 6 7
幻魔大戦 文庫版 1 2
同人女アパート建ててみた 2

やれたかも委員会 4 5

キックのお姉さん 1 2
のボルダ 4
幻魔大戦 サンデーコミックス版 1 2
宮武外骨伝
赤瀬川源平漫画大全
漫画雑誌博物館 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

寄席芸人伝 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
宮武外骨此中にあり 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26

ギャラリーフェイク 38
神々の山嶺 1 2 3 4 5
ゴージャスアイリン文庫版
理論劇画マルクス資本論
劇画マルクス
ショーハ・ショーテン 4 5

水木先生とぼく
日本の月はまるく見える
騎士団帳のエルフさんだって乙女がしたい。 2
ついでにとんちんかん 1
ネコマジン

魚社会
蟹に誘われて
枕魚
動物たち
二匹目の金魚
模型の街
古文書返却の旅

北欧女子オーサの日本の不思議 1 2 3 4 5
北欧女子オーサ日本を学ぶ
北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅
北欧女子オーサ、日本で恋をする。
鉄腕ザビエル 1
まんが少年空を飛ぶ
ダンダラ新選組
月刊漫画ガロ楠勝平特集号
ガキのころから漫画まんがマンガ

嫁はフランス人 1 2 3
私はカレン、日本に恋したフランス人
ふるさとは貧民窟なりき
ガロ1967年11月号

ベルセポリス 1
ウクライナ・ノート
赤色エレジー

たばこ屋の娘
サイゾー 2003年7月 9月 2004年1月号
赤瀬川源平 現代赤瀬考

あつあつ!スタグル旅 2
加藤悦郎漫画集
月館の殺人 1 2

チャイニーズライフ 1 2
アメリカン・ボーン・チャイニーズ
クロスボーンガンダム・ラブアンドピース 2
冒険ダン吉
風太郎不戦日記 1 2 3
スティーブ・ジョブズ 1
戦中派不戦日記

ブンブン堂のグレちゃん
スパイファミリー 1 2 3 4 5 6 7 8
機動戦士ガンダムサンダーボルト 3 4 5 6 7 10
ダンピアのおいしい冒険 6
ヘタリアAXIS POWERS 1 2 3 4 5
ショーグントゥルーパーズ
プラスチックマン38PAGE SPECIAL
大正時代の身の上相談
不思議な国インドの旅勇士イリヤ
衒学始終相談 1

学生食堂ワンダフルワールド
世相漫画年鑑87年 上 下
戦闘メカザブングルアナザーゲイル 3
三つ目がとおる 1 2 3 4 5 6 7 8
アスミカケル 1 2 3

欅のまんが棚
昭和マンガ風俗史
大根性
三国志魂 上 下
地政学ボーイズ1 2 3 4
大家さんと僕と僕
戦争と日本 敗走記
かっこいいスキヤキ
不思議の国の少年アリス 1 2
グリングラス 1 2 3 4
ヒストリエ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
沈黙の艦隊 12 14 15
漫画エッセイおいしいネ
タンク・タンクロー
藤子不二雄Aブラックユーモア短編集
弱虫ペダルスペアバイク13

HOTEL 8 16 18
有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む
罠ガール 1 2 3 4 5 6 7 8
銀河鉄道999 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
ヒーロー探偵ニック 1
ワルキューレの降誕 1 2
迷廊館のチャナ
水木しげる妖怪傑作選 1 2 3
悪魔くん千年王国
悪魔くん(全)

しょせん他人事ですから 1 2 3 4 5 6
服を着るならこんなふうに 15
キン肉マン 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 79
夜の眼は千でございます

速水螺旋人の馬車馬大作戦
ピッコリーナ1 2
ゴジラ狂時代
ラーメン大好き小泉さん 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
ブラック・ユーモア選集 1 2 3 4 5 6
プロレス狂奏曲
約束のネバーランド ART BOOK WORLD
少年の名はジルベール
土下座で頼んでみた

パンプアップ
らーめん再遊記 9
SSSS すぎむらしんいち短編集
男たち 1 2
あしたのジョー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
暗殺後宮
妻観察日記 4
薔薇はシュラバで生まれる
制服date 1 3

金魚屋古書店出納帳 1 2
金魚屋古書店 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
紅椿妃 初版1 1 2
ぷ〜ねこ 9
北欧ふたりぐらし 1
乾と巽 10
手塚治虫とつげ義春
わが子ちゃん 4
僕は春をひさぐ 1 2
妖怪博士の朝食 1 2 3 4

紫電改のタカ 1 2 3 4
ジョジョマガジン 3

おとうさんとぼく 1 2
エイドロンシャドー
プラスチックリトル
レジェンド・オブ・レムネア 1 2 3

死ぬ前に1回やっとこう
へうげもの 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 12 13 14 15
いんちき 2
世界を滅ぼす男

長恨歌
当世おんな風俗画集
新絵本太閤記
加寿天羅甚左  
osaka,sora
お父さんクエスト
ありがとうさち子
手足をのばしてパタパタする
ユーモア美術館
ブッダという男
定番すぎる文学作品をだいたい10ページぐらいの漫画で読む。

まんだらけZENBU 119
ワルキューレの栄光 1
BLOWUP! 1 2
ノンキナトゥサン
ドラえもん+ 7
ドラミちゃん
商店街のあゆみ
ゲゲゲの鬼太郎 1 2 3 4 5 6 7
妖怪ワンダーランド 1 2 3 4 5 6 7 8
水木しげる貸本傑作大全2 1 2 3 4 5
妖怪と歩く
あどりぶシネ倶楽部
ダーウィン事変 1
シャドウオブスポーン 1 2 3
山口小夜子 未来を着る人

戦場ロマンシリーズ 1 2 3 4 5 6 7 8
いつか死ぬなら絵を売ってから 1 2
キャプテン2 10
ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論平成29年
東京城址高生 1 2 3 4
うみべのまち

誰も調べなかった日本文化史
櫻画報大全
三面記事から見る戦前のエロ事件

人間ども集まれ!完全版
西周:兵馬の権はいずこにありや
パリ愛してるぜ〜
スウィートパーティー
マジカルトワイライト
トロピカルアイズ
アオイホノオ 29
マンガ安保闘争
はじめの一歩 139 140
大斬オオギリ

幻の小松左京モリミノル漫画全集
戦前昭和の猟奇事件
カツシン 1 2
すし物語
すしの美味しい話

アサギロ 28
文豪春秋

ヤマトの火
奈津の蔵 1 2 3 4
西周夫人 升子の日記
聖闘士星矢海皇再起 1

るろうに剣心北海道編 9
コミック版プロジェクトX 運命の滑走 日本初人力飛行に挑む

音盤紀行 2
ばくおん!! 17
ばくおん!!台湾編 4
妻と僕の小規模な育児 9
少年小説大系 少年漫画集
少年小説大系 少年漫画傑作集 1 2

だんドーン 1
隣り合わせの灰と青春 1 2
図説 いま・むかし おもちゃ大博覧会

社外取締役島耕作 3 4
漱石事件簿
かいじくんちのニラコさん 1
しいちゃんあのね 1 2 3 4 5

つげ義春初期傑作長編集 1 2 3 4
つげ義春初期傑作短編集 1 2 3 4
つげ義春コレクション(ちくま文庫版)1 2 3 4 5 6 7 8 9
つげ忠男コレクション

独学大全
アオバ自転車店といこうよ! 12
グランドステーション1 2
侍っ子
あしたのジョーに憧れて 1 2 3

完全復刻版 影・街
黒い吹雪

現代コミック 2 4 5 6 7 8 9 10 11 12
現代漫画 第2期 1 2 3 4 6 7 8 9 10 11 12
銀河鉄道の夜
父から学んだこと父として教えること
私の絵日記
マンガ「書」の黄金時代と名作手本
文藝名作漫画 2 7

電脳なをさん愛蔵版憎
小学館学習まんが くまモン
ムーさん 1 2

合奏
ゑひもせず
ニッポニア・ニッポン
百日紅 1 2
YASUJI東京
東のエデン
とんでもねえ野郎

楠勝平コレクション
進化した猿たち 1 2 3
少年児雷也 1 2

劇画天皇陛下
劇画皇后陛下
電脳なをさん白
電脳なをさんver2.0
火葬場で働く僕の日常 3
ドッキン!いのちの不思議調査隊


闘将!!拉麺男(文庫) 1 2 3 4 5 6 7 8
筑摩書房 現代漫画 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
一勝千金 1 2
スターリングラードの凶賊
武田秀雄の世界 オレは漫画家だ、芸術家なんかじゃない! [図録]

ゴーマニズム宣言SPECIALコロナ論 4 5
ゴーマニズム宣言SPECIAL新天皇論
ゴーマニズム宣言SPECIAL愛子天皇論
よしりん辻説法 6
慰安婦

バットゥータ先生のグルメアンナイト12
コブラ(JCDX) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

読書で離婚を考えた。
TATSUMI増補版
去年の雪
父の暦
危険がウォーキング 1 2 3 4
図説危険な話
鳥山明満漢全席 1 2
ホットロード 1 2
天幕のジャードゥーガル 3
スピード太郎
星天のオルド 2

ぶっとび!!CPU 1 2 3
メタモルフォーゼの縁側 1 2 3 4 5
日本人と天皇 新装増補版
騎士王の食卓 1 2
ハイパーハードボイルドグルメリポート新視覚版 1

コミック版 逆説の日本史 5
りてーくぐらふぃてぃ 1 2
ナミさまが危ない! 1 2
MMR 11 12 13

ニャロメの原子力大研究
戦闘メカザブングルアナザーゲイル 2
みにゃもとWORLD
徹底追求「言葉狩り」と差別

汽車旅行
猫と紳士のティールーム 1 2 3
女子高生除霊師アカネ
じゃりン子チエ(双葉文庫版)1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
ワイルド7 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48

神田ごくら町職人ばなし
生きづらい明治社会
ABC殺人事件 1 2 3 4
ジョジョランズ 1 2
クリエイターの為の国家事典

エイトマンvsサイボーグ009 1 2
サイボーグ009 ShotaroWorld版 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
サイボーグ009 コンクルージョン・ゴッズウォー 1 2 3 4 5
サイボーグ009 ビゴオーパーツデリート 1 2 3 4 5
サイボーグ009vsデビルマン
サイボーグ009USAエディション

重版出来! 20
怪獣ブースカ
快球Xあらわる!!

芸術起業論
明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記
映画「ばるぼら」公式読本
永井豪版ばるぼら
らーめん再遊記 8
スーパーキャット
大正野郎: 山田芳裕傑作集 1
真田十勇士(すがやみつる)
犯人たちの事件簿 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
皇国の守護者 1 2 3 4 5
豪快! 映画学-ジェームズ・キャメロン

宮崎駿の雑想ノート
泥だらけの虎 宮崎駿の妄想ノート
宇宙鉄人キョーダイン 1 2

壬生義士伝13
軍靴のバルツァー16 17
異世界サムライ 1 2 3
飼育少女 3
明日の敵と今日の握手を 3 4
女性に風俗は必要ですか?

機動戦士クロスボーンガンダムラブ&ピース 1
西荻窪ランスルー 1 2 3 4
一級建築士矩子の設計思考 1 2
風の槍 1 2 3 4
ビジャの女王 4 5

とんでも先生
むこうみずのチョンボ 1 2
ねこまんが

リアル 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
キン肉マン(文庫版) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
銀牙 流れ星銀(文庫版) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
ギャラリーフェイク(文庫版)1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

孔子暗黒伝
少年なつ漫大王 28
スケ番あらし 1 2
東京ラブストーリー 1 2 3
しくじった皇帝たち
紫式部のありえない日々 1 2 3 4
やっちまったよ一戸建て 1 2
うそつき中国共産党

手塚治虫物語1928-1959 1960-1989
小学館版 学習まんが人物館 手塚治虫
鉄腕アトム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 別
鉄腕アトム サンデーコミックス版別冊2巻
鉄腕アトムプロローグ集成
鉄腕アトムコンプリートブック
アトムポケット人物館 手塚治虫
アトムポケット人物館 坂本龍馬
アトムポケット人物館 浅井力也
手塚治虫の「新宝島」その真実
ある日の手塚治虫
どついたれ
PLUTO 1 2 3 4 5 6 7 8

1948 ロストワールド
1948 地帝国の怪人
1948 シャリ河の秘密基地
1949 メトロポリス
1950 マンガ大学
1950 平原太平記
1951 新世界ルルー
1951 来るべき世界
1952 ロック冒険記
1953 罪と罰
1954 地球の悪魔
1955 大洪水時代

完全復刻版 新寶島
新選組
シュマリ 1 2 3
奇子1 2
ハトよ天まで1 2
鳥人体系
アイエル
ばるぼら1 2
白いパイロット
ふしぎな少年
地球を呑む
Oマン1 2
人面瘡
勇者ダン
グリンゴ1 2
キャプテンKEN
スーパー太平記

手塚治虫マンガ音楽館
紙の砦
手塚治虫の奇妙な資料

畏悦録
スポーツマン宮本武蔵
プラスチックマン
お笑いチーム
総員玉砕せよ!
墓場鬼太郎 1 2 3 4 5 6
悪魔くん 貸本まんが復刻版

とんとん飛丸 1 2 3 4 5 6 7
ストップ!にいちゃん 1 2 3 4 5 6 7 8 9
中国幻想選 1 2 3

食品工場の中の人たち

ブルーシティー
ブルーホール 1 2

こぶたのぶうちゃん
こりすのぽっこちゃん
バウンダー最強の少年 項羽 1 2
ジョジョの奇妙な冒険クレイジー・Dの悪霊的失恋 3

MAJOR2nd 26
海底人8823 1 2
アイウエオボーイ 1 2 3 4 5 6 7 8
青の6号AO 1 2 3
サブマリン707 1 2 3 4 5 6
サブマリン707F 1 2 3 4 5 6 1 2
バジリスク甲賀忍法帖 1 2 3 4 5

冬の蕾
同人女アパート建ててみた1 2

鉄槌!

末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる
レッドブルー6 7 8 9

青の6号 1 2 3
ぶっせん 1 2 3
のボルダ3 4
わが子ちゃん3

自虐の詩愛蔵版 1 2
自虐の詩文庫版 1 2
自虐の詩日記
自虐の詩小説版
「少年」傑作集1 2 3 4 5

ギャグ漫画傑作選
漫画讀本傑作選
幻の貸本マンガ大全集
少年西遊記1 2 3

ゴブリンスレイヤー14 15

デビルマン1 2 3 4 5
手天童子1 2 3
黒の獅士1 2 3
ダンテ神曲1 2
キューティーハニー1 2

ギャグにもほどがある
自宅をゲーセンにした男たち

ガンダムエイジ
斉藤ひろしのシナリオ入門

力人伝説1 2 3
ABURA1 2 3
乾と巽9
pink

白い旗
ユリイカ2007年11月臨時増刊号荒木飛呂彦鋼鉄の魂は走りつづける
爆笑中国怪異伝
ケロロ軍曹1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25

弱虫ペダルスペアバイク12
エイトマン1 2 3 4 5
エイトマン完全復刻版 6 7
エイトマンマンガボーイズ版
アサギロ27
アオイホノオ28
アオバ自転車店といこうよ!11
雑兵めし物語1 2
忍法十番勝負

ファンロードハンドブック 87 88 89

正チャンの冒険
ロマンとの遭遇小松崎茂の世界
シン・仮面ライダー デザインワークス

親バカの壁
バキ道6 7 8 10 11 16 17
フイチンさん再見!1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
私説昭和文学

甲賀忍法帖
ウィースリー
デットプールスーサイドキングス
デッドプールモンキービジネス
ホークアイvsデッドプール
バットマンvsベイン
シャーロックホームズvsゾンビ
連チャンパパ1 2 3 4
あだち勉物語1 2 3
サルでも描けるマンガ教室1 2
オレのまんが道1 2

仮面ライダー1 2
波よ聞いてくれ10 11
クジャクのダンス誰が見た?1 2 3 4 5
社外取締役島耕作2
音街レコードA面 B面
離婚して車中泊になりました3 4

ダンピアのおいしい冒険5
音盤紀行
この世界の片隅に1 2 3
ぼけ日和
ショックサイエンス1
DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation 公式4コママンガ やわらか4コマ

ジョジョの奇妙な冒険 超像の世界 ACT.2

国境のエミーリャ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

弱虫ペダル83 84 85 86 87 88
カイトvol.2
世界の夜は僕のもの

巨乳ハンター 1 2
少年探偵団 1 2 3
ドラゴンクエストダイの大冒険勇者アバンと獄炎の魔王7 8 9
マイリトルプラネット
来訪者 みのり書房版 1
来訪者 桃園書房版 3
殿様は明治をどう生きたのか 1 2
ビブリア古書堂の事件手帖 1 2 3 4 5 6 7
ビブリア古書堂の事件手帖 1 2 3
栞子さんの本棚
こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌(漫画版) 1 2
こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 1 2

刺客列伝
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裁判中に千秋でアニメ化。ノンタンといっしょだった漫画家、オオトモヨシヤス [あの人は今]

劇画の祖、辰巳ヨシヒロの自伝的漫画「劇画漂流」に、
オオトモヨシヤスという名前が出てくる。
オオトモヨシヤスは漫画家の弟子なのだが、その後どうなったかは分からないまま。

ひどいよノンタン1.jpg

あとで劇画漂流の文章版「劇画暮らし」を読んだら、
オオトモヨシヤスがのちのノンタンの作者と書かれていて、ビビってたじろいだ。
ひどいよノンタンひどいよ。

ひどいよノンタン2.jpg
辰巳ヨシヒロはいわゆる天才漫画少年だった。
手塚治虫や大城のぼるが原稿を預かって、出版化を交渉するぐらいの天才。

ちなみに大城のぼるについて説明しておくと、
手塚より先に漫画に映画的手法を持ち込んだとも言われる漫画家。
オオトモヨシヤスはその大城の内弟子の一人。
多忙な大城はオオトモに代筆させて、辰巳と交流をしていた。

横山光輝「闇におどる猫」に出演するオオトモヨシヤス。
オオトモ.jpg 
岸本は岸本修

そんなオオトモさんが描いたと劇画漂流に書かれているノンタン。
千秋が声優を務めたアニメ版で記憶している人も多いのでは無いでしょうか。
子供の頃にアンパンマンと同じぐらい何度も読み返しましたけども、
正直言って作者の名前を意識したことはありませんでした。



改めてネットで書影を確認してみると、表紙に書かれた名前はキヨノサチコ
オオトモヨシヤスの名前はどこにもありません。

ノンタン.jpg

ウィキを調べてみたら、オオトモヨシヤスは本名が大友義康。
大友はキヨノサチコの元旦那さんで、漫画の師弟関係でもあったそう。
「二人でノンタン」という本も出している。共同執筆者だったのだ。

しかし離婚をきっかけに著作権をめぐって9年間も争う裁判に。
大友の死後、キヨノが勝訴してノンタンの著作権者に一本化されたと書いてありました。

裁判が始まったのが1990年で結審したのが1999年。
千秋版が放送されたのが1992年から1994年の間だったという。
よくアニメ化できたな!
 
アニメのオープニングには原作者の表記がなかった。


ウィキによると、ノンタンの累計発行部数は3300万部超え。
一冊で100万部超えてるのもたくさん。200万部超えもある。
すごいよノンタンすごいよ。

 
オオトモヨシヤスは裁判中の1995年に61歳で他界。
キヨノサチコは2008年に60歳で亡くなる。
ウィキには二人でノンタンの原型となる企画の持ち込みをしたとあるが、
公式のノンタン誕生のページにはオオトモヨシヤスの名前は無い。

ノンタン2.jpg

ひどいよノンタンひどいよ。


ノンタンあそぼうよ(全23巻)

ノンタンあそぼうよ(全23巻)

  • 作者: キヨノサチコ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2020/04/01
  • メディア: 単行本



セキグチ ノンタン あらえるぬいぐるみ 537440

セキグチ ノンタン あらえるぬいぐるみ 537440

  • 出版社/メーカー: セキグチ(Sekiguchi)
  • 発売日: 2023/05/17
  • メディア: おもちゃ&ホビー



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名編集者列伝:つげ&永島の恩人編集者、熊藤男の出没情報

熊が出没しまくるというニュースを最近よく見る。

だからというわけではないが、読んでいる本に最近よく
熊藤男という編集者が出てくるのでまとめてみた。

熊藤男は永島慎二つげ義春を育てた人なのだというから名編集者と言えるのだろう。
ただし、熊藤男に対して良い印象を持ってない漫画家もいる。

永島はヒッピーな感じの漫画家で当時カリスマ的存在だった。
つげは「ねじ式」で漫画を芸術の域にまで高めたと言われる短編作家。

最初に熊が出没したのは
魚乃目三太「チャンピオンズ 週刊少年チャンピオンを創った男たちの物語」
特に見せ場はなく、創刊当時のメンバーとして登場。おだやかな感じに描写されている。

くまふじ2.png

次に熊が出没したのは、
吉本浩二「ブラックジャック創作秘話」3巻。
こちらも特に見せ場はないが、名編集者の壁村耐三がチャンピオンに引っ張ってきた人物とだけ説明されている。魚乃目版とはちょっと変わって、激しそうな性格に描写されているように見える。

くまふじ1.jpeg

筑摩書房から刊行された選集、「現代漫画」の永島慎二集に、
永島自身が収録作品の解説をしているのだが、その中に熊藤男が登場する。
ちょっと豪胆な感じだ。

ちょうどその頃、東京トップ社なる単行本の会社に、突然、熊なる男が登場して、オレは編集長だと絶叫し、『刑事』(デカ)なる短篇誌を発行。大阪劇画の雄、さいとう・たかをと、東京のチータカ漫画家のボクとを組み合せたのが当って、その後『デカ』は売れに売れたといううわさが高い

やたらあちこちの選集に収録される永島の代表作のひとつ、
「びんぼうなマルタン」(漫画家残酷物語)解説中に、熊藤男についてさらに詳しく書かれていた。

それにしても、『デ力』編集長の熊さんという男は、なんて男なんだろうと、今考えても驚きます。ずい分色々な人に会いましたが、あんなに気の長い、顔ににあわず心のやさしい人は知りません。とにかくズボラでうそつきその上、ええかつこしでメッチャクチャで、つまりどうしようもないこのボクの原稿を常に、ゴタゴタ云わず、ただただ待っていてくれました。虫プロに勤めてからも待っていてくれたのです。借金を待っていたのではなく原稿を待っていてくれたのがニクィのです。もしあの熊さんという編集者がこの世に存在してなかったら、ボクの漫画家残酩物語も、又存在しえなかったと云えます。とにかくボクは、熊さんが待っていてくれたという、これだけでも、忘れられないのです。

 
つげ義春と熊藤男の関係については、
「つげ義春初期長編傑作集」の巻末で香川眞吾が解説している。
当時は大変だったが、のちに良い思い出になったそうである。

つげは東京トップ社での仕事を回想して、「つらくてつらくて仕方なかった。早くやめたかった」といいながらも一方では、「編集長の熊さんに徹底的にしごかれたことで、ストーリー作りなどで自分は本気になったように思う。当時はつらかったが、今思えば熊さんは恩人のひとりだったかも知れない」と語ったことがあります。

 
永島、つげと逆の熊印象を持つのが、劇画の祖である辰巳ヨシヒロだ。
自伝本「劇画暮らし」に熊が出没していたのである。

その本によると、手塚治虫の再録単行本を発行していた あかしや書房の編集者として熊が登場。
辰巳のグループである劇画工房に、強引に短編誌「少年山河」の編集、発行を依頼してくる。

その後、潰れかけた東京トップ社でイライラを募らせる編集者として熊が再出没。辰巳の「ギャング大統領」の原稿を見て「同じ紙に描いて、どうしてこうも売れ行きの違うモノになるんだろう」と酷評。当時そこでしか仕事がなかった辰巳だが、熊と縁を切った。その後、トップ社は倒産したという。

 
辰巳の盟友である佐藤まさあきは、
経営者として熊と対決したと自伝「劇画の星をめざして」に書いている。

佐藤プロの短編誌「モーゼル96」で描かせるため、熊藤男が編集長をしていた東京トップ社で描いていたありかわ栄一難波健二を引き抜いたのである。採算度外視して、原稿料400枚分という破格の専属契約金を積んだと言う。当然、熊は激怒して抗議の電話をかけてきたが後の祭りである。

大友公平「漫曲グラフティ」によると、その後チャンピオン編集部に移った熊藤男だが、そちらでもありかわ栄一難波健二を起用したという。どんなやりとりがあったのだろうか。

ありかわと難波は、
佐藤プロに引き抜かれた後でも原稿料アップの駆け引きを挑んできたというからしたたかである。
ありかわは後の園田光慶。

ちなみに佐藤まさあきは熊藤男について、
「フーテンをしていた永島慎二の面倒を長い間みて、才能を開花させたとして有名」とその手腕は認めているようだ。

 
この項は新たな熊出没情報を見つけ次第、追記して行く予定。

 

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40代※が選ぶマンガ・ベスト47!作田啓一「マンガの主人公」 [漫画の描き方が書かない漫画の描き方]

マンガの主人公 (1965年) (至誠堂新書)

マンガの主人公 (1965年) (至誠堂新書)

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  • メディア: 新書

「マンガの主人公」という批評本がアツい!
40代の高学歴な漫画好き3人による共著で、
彼らが価値あると思う漫画47タイトルを挙げている。

…と言っても、昭和40年初版の本。

その47本のラインナップがすごい。
君の好きな漫画は入っているかな?

人の一生岡本一平
「ひとり娘のひね子さん」長崎抜天
団子串助漫遊記」宮尾しげを
ズク小僧一代記」厳谷小波/岡本帰一
正チャンの冒険」織田信恒/樺島勝一
ノンキナトウサン」麻生豊

長靴の三銃士」井本水明/牧野大誓
のらくろ」田川水泡
「黄金バット」加太こうじ

スピード・太郎宍戸左行
蛸の八ちゃん」田川水泡
「男やもめの厳さん」下山凹天
「甘辛新家庭」田中比佐良
「運藤一家」柳瀬正夢
「あわてものの熊さん」前川千帆
只野凡児・人生勉強」麻生豊
「無軌道父娘」下山凹天

「荒馬奥さん」前川千帆
冒険ダン吉」島田啓三
赤ノッポ青ノッポ」武井武雄
「半田半介・青春バンザイ」サトウハチロー/田中比左良
タンクタンクロー」坂本牙城
コグマノコロスケ」吉本三平
「ハツメイハッチャン」武井武雄

日の丸旗之助」中島菊夫
「思ひつき夫人」平井房人
「推進親爺」松下井知夫
「ガンガラがん太」帷子進
フクちゃん」横山隆一

サザエさん」長谷川町子
ヤネウラ3ちゃん」南部正太郎
ふしぎな国のプッチャー横井福次郎
デンスケ」横山隆一
「アホダラ兄弟」加藤芳郎

おトラさん」西川辰美
轟先生」秋好馨
「かっぱ川太郎」清水崑
プーサン横山泰三
少年ケニヤ」山川惣治

アッちゃん」岡部冬彦
まっぴら君加藤芳郎
「月光仮面」川内康範/井上球二
ポンコツおやじ富永一朗

ロボット三等兵」前谷惟光
鉄腕アトム」手塚治虫
忍者武芸帳 影丸伝白土三平
クリちゃん」根本進

さくちゃん2.png

そこには「あしたのジョー(※1967年)」も、「鉄人28号」も、
水木しげるも藤子不二雄も赤塚不二夫も石ノ森章太郎もなかった。
最近、漫画史を調べている俺ですら知らないタイトルがチラホラ。
同じ漫画好きなのに話が合わなそう!

…というか、
俺の好きな漫画も、若いやつからはこういう風に見られるのか!
と思うとショックである。

普通の人が理解できるのはサザエさん、鉄腕アトムぐらいだろう。
月光仮面、黄金バット、のらくろ、などは懐かしのTV番組とかで取り上げられる機会が多いので、まだ知ってる人も多そうだ。

手塚治虫の作品が一作しか無いのに対し、
麻生豊、田河水泡、横山隆一、下山凹天、武井武雄、前川千帆、田中比左良が二作取り上げられている。

「鉄腕アトム」の項も純粋に作品批評であり、手塚治虫の作家性については一切言及がない。
やはり手塚治虫は戦後だったからこそ受け入れられた漫画家なのか。

終戦直後の漫画好き少年は思った。「手塚治虫の新宝島は漫画の退化だ」comic新現実Vol.4

 
この本を書いているのは
作田啓一(1922-2016年)94歳没(当時43歳)

多田道太郎(1924-2007年)83歳没(当時41歳)

津金沢聡広(1932-2022年)89歳没(当時33歳)

さくちゃん1.png

全員がウィキペディアに項目があり、全員大学教授になっとる!Σ(°Д°;
ちなみに、選ぶ漫画がなぜ47作なのかというと、
忠臣蔵四十七士からな訳で、まあ年寄りくさい。

さすがインテリなだけあって、漫画論が賢い。
「近頃の漫画はダメになった」みたいな、チンパンジーみたいな老害意見に陥らない。
「誰だって、若い頃に読んだ漫画が一番!」という真理に到達している。

-----------------以下引用-----------------
そこでわかったことは
マンガの読書はそれぞれ幼少期の思い出にかたく結ばれており、
それ以後の「成長」はみられないということだ。

ひとが思い出のマンガをなつかしむのは、
自分の幼いたましいそのものをなつかしむのである。
マンガの主人公のまわりに、ひとは幼いたましいの思い出を粘品させている。

いや世代の思い出さえそこに結晶させているのである。
「冒険ダン吉」を愛した世代、「ロボット三等兵」を愛した世代、そして「鉄腕アトム」を愛する世代。

日本文化は各世代でするどい断層でたちきられている。
そのことを思いしらせるのも、マンガの歴史の一教訓だ。

ひとは、幼年のたましいをなつかしむと同時に、
歴史のながれにたって自分のたましいそのものを客観視することができる。
自分のすきなマンガを先輩後輩の愛するマンガの群のなかにおけば、
昭和史に位置ずけられた自分のたましいを見さだめることができよう。
---------------引用ここまで---------------

この「日本文化は各世代でするどい断層でたちきられている。」という指摘は鋭いと思う。
意外と世代を超えられる名作というのは少ない。
厳密に言えば、存在しないのかもしれない。

 
どうでもいいがこの本、誤植が多い。
「スピード太郎」を「スピード小僧」と書いてたり、
「運一家」を「運一家」と書いてたり、
横井福郎を横井福郎と書いてたり、他にも微妙な間違いが散見される。

編集に関わってる人があまり漫画に興味がない気がする。
主人公を紹介する、というコンセプトも意思疎通ができてないのではないかとも思う。
自分が入手したのは初版だが、一応増刷もかけられたようである。

 
冒険ダン吉は「こち亀」などにも名前が出てくる作品なので、
知ってるけど読んだことがないという人が多いと思う。

さくちゃん4.png

南の島に漂着した少年が、原住民相手に戦争ごっこみたいなことをする漫画らしいのだが、
「マンガの主人公」の解説によると、少年の頃にこの漫画を読んだ読者が大人になって、
実際に南の島に派兵されてリアルダン吉体験をした、
「ある意味予言の書である」みたいな解説を読んで背筋が寒くなった。

さくちゃん3.png
(画像は あおむら純「少年少女日本の歴史」20巻

なので冒険ダン吉を購入して読んでみることにしました。





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「光る君へ」を見る人に推せる源氏物語漫画を紹介。D・キッサン「神作家紫式部のありえない日々」 [名作紹介]

2024年のNHK大河ドラマ、「光る君へ(ひかるきみへ)が始まった。
エロ小説の元祖とも言われることもある源氏物語の著者、紫式部を吉高由里子が演じる。

「世に残ってる本ってなァみんなエロ本なんだよ」
やらc9.png
(画像は土田世紀「編集王」5巻

エロ作品は残る。
遣唐使もエロ小説を持ち帰る。普遍的な人の営みだからだ。
それでいてタブーでもある。白昼堂々、公衆の面前でディカッションされるものでもない。
エロは物語を通して、こっそり共有するのが最適なのかもしれない。

「男と女のトラブルが文明を進歩させたんだ!」
ありえないざー1.png
(画像は手塚治虫「人間ども集まれ!」

とは言いつつ、俺個人としては源氏物語にあまり興味がない。
むかし学研漫画で読んだけど、少女漫画っぽいタッチで、内容もあまり頭に入ってこなかった。
女性向けの内容なのだろうかと思うことはあるが、それが全てでもないらしい。

むかし女性作家、群ようこの「アメリカ居すわり一人旅」という本を、
教師から無理やり読まされたことがあったが、

旅先で日本文学を研究しているアメリカ人から源氏物語について聞かれて、
読んだことないと答えると納得できないと食い下がられて、
アメリカ人だって全ての人がアメリカの有名文学作品読んでるとは限らないでしょうと反論するやりとりがあって、それを思い出す。

今回の大河もチラッとしか見てない。
「殴り合う貴族たち」を連想させる、ずいぶん殺伐とした展開だった。

そもそも吉高は従来の式部のイメージに当てはまらない役者だ。
どちらかというと吉高は清少納言だろうと思うが、新機軸を打ち出したいのだろう。
清少納言といえば、そちらも出てきてファーストサマーウイカが演じるらしくて、それは見てみたい。



D・キッサン「神作家紫式部のありえない日々」既刊3巻を読んだが面白かった。
紫式部の世界観を腐女子に当てはめて、わかりみ深く表現している。
ちなみに1巻はKindle Unlimited対象作品。新刊も現在予約受付中だ。

ありえないざあ1.jpg

自分の姉も腐女子で、こういう女性を多く見てはいたのでわかりみが深いが、
同担拒否など式部も知らない日本語も数多く紹介されていて、よりわかりみが深まる。

ありえないざあ3.jpg

推しカプ
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ありえんよさみ
ありえないざあ5.jpg

また、普通の女性との感覚のズレをいかに補正していくかの処世術についても多くの項が割かれており、その辺でお悩みの方には一読の価値があるのではないだろうか。

ありえないざあ4.jpg

ところで紫式部がシングルマザーだったというのは知らなかった。
過去に読んだ本にも書いてあるんだけど。

神作家の式部は、ちょっちエバーのミサトさんっぽい。
アニメ化されたら三石琴乃が声を当てるのだろうかと思っていたら、
三石琴乃は「光る君へ」に出演が決まっていた。
これはNHKによる「神作家〜」封じ込め作戦の一環なのであろうか。

 
平安時代の腐女子という表現は「神作家〜」が初めてというわけでもない。
1991年ごろ描かれた羽崎やすみの「更級日記」も腐女子解釈。
原作者であり主人公の菅原孝標女(すがわらの たかすえの むすめ)は源氏物語の大ファン。
長年思い焦がれた王子様を諦め、平凡な男と大人の階段のぼるコマが切ない。超名作だと思う。

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源氏物語コミカライズといえば忘れてはならない野心作がある。
江川達也の「源氏物語」だ。

おそらく元担当編集者だった椛島良介がオールマン編集長に就任した流れで描かれた漫画で、
1コマずつ原文と漫画を対比させるという、超面白い試みがされている。
才能豊かな作家による、ある意味究極決定版と言える。
Kindle Unlimitedで最後まで読むことができる。

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江川源氏物語の他にもある野心的な試みとして、
顔を見る=セックスであると解釈し、江川達也らしいサービスシーンで溢れている。
が、これが一部に大反発を招いていることを最近知った。

自分も過去に散々江川達也の批判を書いていて、まだ書き足りないぐらいだが、
源氏物語は江川後期の中では傑作の部類に入ると思う。

ありえないざあああ3.jpg

ただ、途中から口語訳するのが作業化していき、作者が飽きてしまっているのが残念だ。
 

自分の中でベストな紫式部像は
集英社「少年少女日本の歴史」5巻における、天才・あおむら純の描いた紫式部だ。
後年、人物日本の歴史で紫式部単独の漫画も出ている。

ありえないざあああ2.jpg

現在、探偵ナイトスクープの秘書役をやっている増田紗織アナウンサー(ファンです)を見るたび、
あおむら純の紫式部を思い出す。

 

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かつて日本を抜いた中国漫画のサドンデス。「世相漫画で知る中国」 [漫画の描き方が書かない漫画の描き方]

悪徳政治家を失脚させる影響力をもった中国漫画!
いずれ日本は抜かれるであろう!

…みたいな序文が書かれたのは1984年の「中国漫画史話」
片寄みつぐ氏の見解だ。過去記事参照のこと。

それから4年して、
どうにも事情が一変してしまったらしい。


世相漫画で知る中国

世相漫画で知る中国

  • 出版社/メーカー: 蝸牛社
  • 発売日: 1988/10/01
  • メディア: 単行本

1988年に蝸牛社から出版された「世相漫画で知る中国」には、こう書かれている。

それは'80年代初めまで見られたが、以後、政治的風刺は見られなくなった。(39ページ)

漫画のなかのソビエトやベトナム風刺も’ 82 年8月を最後に紙面から消える。以後、外国批評のテーマは見られなくなった。(49ページ)

中国で官僚風刺は自由だが、政治家の風刺は許されていない。(65ページ)

ところどころにさらっと真逆のことが書いてあるので誤読を疑ったが、
ところどころにさらっと書くしかなかったのだろう。
前回紹介した中国の100万部紙、「風刺と幽黙(ユーモア)」が、
中国共産党直属の組織だということも、この本(249ページ)からわかったのである。

政府と結びついて、まともな国家権力批判などお笑い草やが。

 
この「世相漫画で知る中国」は100万部漫画紙「風刺と幽黙」の傑作選だ。
もちろん全て風刺漫画だが、さらにジャンル別に分類されて再録されているので、
現在規制されているであろう表現を見ることはできるが、
段々と規制が強まっていく気配を本から読み取ることはできない。

せそうあきら5.jpg

「風刺と幽黙」の編集者の二人も解説文を寄稿している。
それによると驚くことに、「中国に専業の漫画家はいない」という。

たった4ページの媒体とはいえ100万部も刷って、利益はどこに行っているんだ?

編集員の二人は来日した時に女性漫画家が多いことに驚き、
帰国後に中国でも女性漫画家を育てようと思いついたものの上手くいかず、
中国の女性はユーモア感覚がないのでしょうか?研究する価値があります。」と結んでいる。

ロクに儲からず、国から睨まれるのに育つわけねーだろ!…と思う。

せそうあきら1.jpg

何度も書いているが風刺漫画は風化する漫画だ。
激しく時代と寝ているので、リアルタイムで読むか、政情に通じていないといけない。
その点、「世相漫画で知る中国」は全ての漫画に解説がついており読みやすい。

しみじみ思うのは、風刺漫画家は政治批判を描くより、
世俗の人々を描いた方が残るものになったのではないだろうか。
「世相漫画で知る中国」に掲載された漫画も、そういったものの方が断然面白い。

せそうあきら2.jpg
「外国製は良いねえ。信じないの?ほら、英語で書いてあるでしょ。」

いちばん面白かったのは巻末の方に収録された、日中漫画家交流の様子である。
来日した中国人漫画家の、素朴な驚きはわかりやすい。

せそうあきら3.jpg

村上もとか「フイチンさん再見!」最終巻で、日本人漫画家の訪中が描かれているが、
その時に日本人漫画家たちが描いた1コマ漫画が「風刺と幽黙」に掲載され、「世相漫画で知る中国」に再録されている。

右のバカボンと万里の長城が、当時の「風刺と幽黙」に掲載された1コマ漫画。
せそうでしる1.png

この蝸牛社「世相漫画」シリーズは、
他に「世相で知る韓国」が発売されている。
韓国版は新聞4コマ的な政治風刺漫画でほとんどページが埋められていた。
比べて読むと中国の方がのんびりした作風が多い印象を受ける。

せそうあきら6.jpg
大韓航空機墜落事故は謎ばかり、という韓国の新聞4コマ。

蝸牛社は他に87年の日本の風刺漫画を上下巻にまとめた「世相漫画年鑑」を刊行しており、
「世相漫画で知る中国」の後書きで
>〈世相漫画〉という言葉を、世に定着させようと頑張っている、
上海の〈漫画世界〉もペアにして発刊したいのだが、それはすべて、本書の成功にかかっている。
と書かれているが、続刊は叶わなかった可能性が高い。

30年以上経った現在、「風刺と幽黙」はどうなったのだろうか?
2015年に開催されたイベントのニュースによると、「世相漫画で知る中国」の二人とは違う人が編集長を経て名誉編集長を務めているとあった。存続はしていると思われる。
 
 
漫画という名称は中国のヒラサギという鳥の名前が由来という説と、
随筆に似た漫筆という言葉から江戸時代に作られた造語という説がある。
これが明治時代に流行った侮蔑的な言葉、「ポンチ絵」を払拭するものとして再使用され、
中国にまで普及したというのが現在の定説だ。

後発だった中国漫画だが、
日本よりも30年も早くの太平洋戦争前から週刊漫画誌が存在したというのだから勢いの程がわかる。

しかしジャンルとしての進化は88年時に、
1コマの風刺漫画の段階でほとんど停滞してしまったように見えるのは不思議である。
他に連環画と呼ばれるストーリー漫画的なものもあるが、ほとんど紙芝居のように見える。

ちなみに88年の日本では「沈黙の艦隊」「夏子の酒」「少年アシベ」「動物のお医者さん」「機動警察パトレイバー」の連載が始まっている。

「世相漫画で知る中国」の解説文よると、中国人は理屈っぽく、
ナンセンス漫画等の洒脱と言われる漫画を理解し難い国民性があるという。

日本人にとって、現在の形に日本の漫画が発展していったのは必然としか思えないのだが、
実際には宇宙に生命が誕生する確率、「廃材置き場の上を竜巻が通過した後で、ボーイング747ジェット機が出来上がっているのと同じような確率。」みたいな偶然の産物なのかもしれない。

大切にしたいですね、表現の自由。

 
中国共産党 世界最強の組織 1億党員の入党・教育から活動まで (星海社 e-SHINSHO)

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  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2022/04/26
  • メディア: Kindle版



中国工場の琴音ちゃん 1 (ダンガンコミックス)

中国工場の琴音ちゃん 1 (ダンガンコミックス)

  • 作者: 井上純一
  • 出版社/メーカー: ダンガン
  • 発売日: 2016/06/05
  • メディア: Kindle版



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1941年生まれのアメリカのゴム人間。水木しげる「プラスチックマン」 [名作紹介]

とんでもない予算とリスペクトを投入して、
アメリカで実写映像化された尾田栄一郎「ワンピース」ですが、
ゴム人間という設定はアメリカ発なので、里帰りと言ってもいいのかもしれない。

1961年開始のアメコミ、「ファンタスティックフォー(以下、FF)の主人公はゴム人間で、
アニメ化されて日本で放送された時は「宇宙忍者ゴームズ」というタイトルだった。



ゴム人間がホームズのように謎を解く、 というところから付けられた邦題なのだそうだ。
ちなみにダチョウ倶楽部「ムッシュムラムラ!」もゴームズが元ネタ。

ゴムゴムのしわざ5.png
(画像は20年ぐらい前のもの)

他にもアメリカにはゴム人間漫画がある。
それが今回紹介する「プラスチックマン」だ。

wikiによると、登場は1941年とFFより20年も古く、
FFの出版社マーベルコミックのライバルであるDCコミックが創造したキャラクターである。

ゴムゴムのしわざ6.jpg

FFは1967年にアニメ化されたが、
プラスチックマンのアニメはそれより12年遅れた1979年。
日本でも放送され、これを自分は見ていた。思い出のアニメである。
ワンピースを見た時、プラスチックマンをすぐ連想した。



子供心に、なんでプラスチックなんだろう?と思ったものだが、

「Plastic」とはもともと「可塑性の」という形容詞であり、名の由来は化学物質としてのプラスチックではなく、「Plastic Substance(可塑性物質:粘土や蝋)」である。物質名としての「プラスチック」が一般化したのは1960年代になる。

ということなのだそうだ。(wiki)
ちなみにプラスチックマンの本名は「パトリック・"イール"・オブライアン」。
イールはうなぎのことなので、ニョロニョロしてる感を演出しているのだろう。

そのプラスチックマンを、
ゲゲゲの水木しげるがコミカライズしていたと知った時は目を疑った。

ゴムゴムのしわざ2.png

1958年という、水木の作品の中でも初期の初期。
青林堂から復刻版が出ているので購入して読んでみた。全集にも収録されている。
これを描いている現在、Amazonでは全集以外の取り扱いがない。

ゴムゴムのしわざ4.png

かなりアメコミっぽい絵柄である。
水木しげるの絵のルーツのひとつはアメコミで、
たまにまんま模写してることがあるので油断はできないが、デッサンを頑張っていただけあって上手い。

ゴムゴムのしわざ3.png

男が妊娠してプラスチックマンが生まれるという、
水木らしいとぼけたオリジナルストーリーになっている。

ゴムゴムのしわざ1.png
ロードローラーだっ!

 

貸本漫画集 ロケットマン他 水木しげる漫画大全集

貸本漫画集 ロケットマン他 水木しげる漫画大全集

  • 作者: 水木しげる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/09/02
  • メディア: Kindle版



DCコミックス プラスチックマン 1/10 アートスケール スタチュー

DCコミックス プラスチックマン 1/10 アートスケール スタチュー

  • 出版社/メーカー: アイアンスタジオ
  • 発売日: 2018/06/27
  • メディア: おもちゃ&ホビー






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伝説のオレよりトーンを使った漫画、悠宇樹「マジカルトワイライト」 [あの人は今]

「探してる漫画があるんですけど…。」

「どんな漫画ですか?」

「読んだことないのでタイトルも内容も分からないんですけど。」

「内容も分からない?」

「はい。ただ、ある漫画家の絵にそっくりらしいんです。
 そして、その人よりもスクリーントーンを使ってるらしいんです。」

「ははあ、アレかな。」

悠宇樹(ゆうき)
「マジカルトワイライト」


マジカルトワイライト

マジカルトワイライト

  • 作者: 悠宇樹
  • 出版社/メーカー: 茜新社
  • 発売日: 1992/07/01
  • メディア: 単行本

伝説のエロ漫画である。
麻宮騎亜が「サイレントメビウス」3巻のオマケ漫画で触れて、知る人ぞ知る作品となった。

ゆうきりんりん3.png

 
当時、中高生に大人気だった麻宮騎亜だが、
悠宇樹の絵はそれにそっくりで、しかもエロ漫画なのである!
中高生はときめくしかない。

どちらが麻宮騎亜で悠宇樹かお分かりだろうか。正解は記事の一番下。
ゆうきりんりん.png

ただし当時はインターネットもない時代。
地方の書店のエロ漫画の流通量などたかが知れている。
作者のペンネームも、タイトルすら分からないのだ。

人に聞くのもはばかる内容だし。
麻宮騎亜そっくりのエロ漫画があるらしいと、半ば伝説と化していた。

本物を見たのは、高校の同級生が学校に持ってきていたのを見た時。
グループが違ったので、チラッとしか見ることができなかった。

ネット全盛の時代になってから、
時々思い出してはちょくちょく調べてはいたのだが、なかなか芯をくった情報に辿り着けず。
(ちなみに冒頭の会話はフィクションです)
最近、ツイッターで情報が流れてきたので検索してみたら、

問題の作品がAmazonで紙の本と電子書籍で販売されていることがわかった。
紙の本も、絶版だがそれほど高騰はしていない。
オンデマンド印刷のペーパーバック版も、エピソード単位から購入できるようだ。

ただ、いくつか単行本がある中で、
どれに問題の漫画が載っているのか分からなかったので、
思い切ってそれらしいのを三冊購入してみた。

「マジカルトワイライト」
「スウィートパーティー」
「トロピカルアイズ」

読んでみた結果、
マジカルトワイライトが正解だったようだ。

奥付を見るとマジカルトワイライトは1ヶ月経たずに3刷になっている。
他二冊も全て重版。いずれも1992年の刊行。超売れっ子だ。

ちなみに悠宇樹原作のビデオアニメ作品に「マジカルトワイライト」があるが、
そのアニメの原作本ではない。

購入した三冊はいずれもエロ漫画の短編集で、
探していたサイレントメビウスそっくりの作品はマジカルトワイライト収録の「待ってよダーリン!」。
犯人を捜索するサイバーポリスの婦警が、逆に手篭めにされてしまうという内容。
それにしても絵がそっくりだ。勿論見比べると画力の差は圧倒的なんだけど。

ゆうきりんりん1.png

麻宮騎亜だけでなく、
電影少女」を大ヒットさせていた桂正和の影響を感じる作品もある。
こちらの再現度はそれほどでもない。

エロ漫画としては、
当時の主要ターゲットをお値段以上満足させるものだったと想像が出来るが、
この年になって読むと陳腐に感じてしまうのはしょうがない。

ゆうきりんりん2.png
(画像は「スウィートパーティー」

中高生の性への憧れがふんだんに描写されていて、読んでいて微笑ましくもある。
作者だって当時の俺たちとあまり年齢が変わらなかったのだろう。

若者が妄想を膨らませて描いたリアリティの無いエロを、
大人はあまりめくじら立てて取り締まらなくてもいいんじゃ無いかと思った。

 
<クイズの答え>左が麻宮騎亜、右が悠宇樹
ゆうきりんりん.png

 
サイレントメビウス(1)

サイレントメビウス(1)

  • 作者: 麻宮騎亜
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/12/24
  • メディア: Kindle版



サイレントメビウスQD(1) (ヤングマガジンコミックス)

サイレントメビウスQD(1) (ヤングマガジンコミックス)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/11/06
  • メディア: Kindle版



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ワンピ、幽白、かしこい消費者が年末年始に見たネットフリックス [実写映画化希望!]

年始にまとめて見たネットフリックスの配信作を紹介するよ。
ひと月契約で790円でこれだけ見られるのは、ビデオレンタルすること考えたら安すぎるね。
広告付きプランだけど、ほとんど広告見てない気がする。

ねとふり.png

見たいの見たら解約。これが賢い利用方法だと思う。

「聖域サンクチュアリ」


CGでも映像化不可能気味な相撲の世界を、
協会への忖度なしにマネーパワーで描き切った連続ドラマ。
空気読まないクソガキが、チミモウリョウうごめく聖域に足を踏み入れる。

「こちらも薄謝でお願いしてる身ですし、役者さんに無茶はさせられませんよ。
それよりみんな無理なく仲良く、程々で行きましょう。」
…ってところが一切感じられない、すごい。4回泣きました。

「ある用務員」で見て、こいつ本当に役者なの?どこから連れてきたの?
…とビビった一ノ瀬ワタルが主演。

記者の女の子は沢尻エリカかと思ったら、ガッキーの後にポッキーのCMやった子だった。
大河の代役もこの子がやれば良かったのに。

寺本莉緒の胸がひたすら揺れていた。ある意味、デッドオアアライブの実写映画版である。
あんなの嘘だと思っていました。お詫び申し上げます。

これ見終わった後、貴闘力のYouTubeチャンネルをひたすら見続けてしまった。

 
「ワンピース」


原作の初期を映画向きになるように再構成してはいるのだが、
アホな映画マンにありがちな、「俺が一般ウケするように手直ししてやんよ」感がない。
あくまで原作が聖典であり、制作者は殉教者。世界観を忠実に、細部まで気合い入れてコントロールして映像化している。外国人にここまでリスペクトされてしまう尾田栄一郎は偉大な漫画家だ。

ゾロ役の真剣佑の肉体がすごい。まるで漫画だ。
コビー役が漫画みたいに細すぎる。調べてみたら性の定義の難しい人だった。
アメリカ版のアニメでは、タバコの代わりにアメを舐めていたサンジだったが、ネトフリ版ではそれすら無くなってしまったのは悲しい。

 
「幽遊白書」


やはり映像は豪華だが、聖域やワンピに比べると濃さがそれほどでもなく、
映画というよりニチアサ豪華版という感じの演出に感じた。

戸愚呂編までを映像化。
原作が映像化向きになるのはこれ以降だと思うので、第二期が楽しみな作りではあった。

売れ線バトル漫画のお約束にのっとったキャラクターデザインをなるべく忠実に映像化。
妖狐化した鞍馬など、少し不思議な感じになっている。
幽助の制服は3年奇面組っぽい。

批判の多いぼたん役だけど、これはこれで怪しくていいと思う。
シナリオを再構成した結果、雪村と雪菜の距離が近くなり、名前が変に被ってることに気づく。

「VIVANT」


日本も韓国に倣って世界進出を狙おう、
というテーマでTBSが作ったスペシャル連続ドラマなのだそうだ。
ネットフリックスでなくても見ることができる。

堺雅人、二階堂ふみ、阿部寛、役所広司、嵐二宮、林原めぐみなどの豪華キャスト。
お話は要するに「24トゥエンティーフォー」で、衣装と撮影地がスターウォーズ。

ドンデン返しと究極の選択のつるべうちで疲れるし、後に残るものは割と無い。
映像も割とライブ感ある荒い感じで、いかにも日本のTVドラマって感じ。

24と違うのは、主人公が人道的にどうかというような行為をした後、
緊急避難で正当防衛だしで押し切って気にもとめないのがトゥエンティーフォーだったが、
VIVANTは丁寧にフォローを入れており、リアリティーないけどこれは日本ドラマ独自のお家芸だと強みになる可能性も感じる。ある種、職人芸だ。

キーワードとなる「別班」という言葉はこのドラマで初めて知りました。
ちと陰謀論好きそうですけど。

「プルートゥ」


ものすごい作画と動き。
しかし浦沢直樹の解像度の高い作風が、
鉄腕アトムの世界のアラを目立たせる相性の悪さは以前ブログに書いた通り。
強烈な不条理を、感動のドラマが素通りしていく。

どうせなら浦沢直樹はロボットと人権についての外伝を描くべきだと思う。
それは読んでみたい。

「ちひろさん」


ショムニの安田弘之の漫画の映画化&ネトフリ独占配信。
原作者の苦手なところ毒消しされていて、いい塩梅に。

元風俗嬢のヒロインを演じるのが有村架純。
濡れ場はあるが、脱ぎはしない!
台本読んで、「風俗嬢役は面白そうだけど、裸は嫌!」って断ったんだろうか。
それはともかく、やっぱりこの人、芸風がキョンキョンに似てる。

二回泣いた。ナカジが焼きそば食って泣くところ。

 
「トークサバイバー」1&2

2のアンジャッシュ渡部が面白かったので1も見た。
ドラマを演じる流れで笑える話をするという、「笑ってはいけない」の亜流みたいな企画。
とんでもない予算をかけて映像を作っているが、そこは蛇足としか思えずほとんど飛ばしてしまった。
勝ち残りとか脱落の基準もよく分からない。
 
 
【まとめ】
「バスタード!」をワンピースぐらいのお金かけて実写映像化してほしい。

 
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畏怖すべき大槻一翔のスタンド能力「欅姉妹の四季」「ピッコリーナ」 [名作紹介]

初見の印象は、
よくわからん漫画というものであった。
「欅(けやき)姉妹の四季」全4巻/大槻一翔

欅姉妹の四季 1巻 (HARTA COMIX)

欅姉妹の四季 1巻 (HARTA COMIX)

  • 作者: 大槻 一翔
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/01/15
  • メディア: Kindle版

どこでその存在を知ったかは忘れたが、
購入動機は、絵がエロウマかったからなのは間違いない。

とにかくめちゃくちゃ上手い。見せ方も分かってる感じだし、
脱いだ衣類などの小物の描写、ロングショットの背景も完璧。
情報量も、細かいけどうるさすぎない。ちょうど良い塩梅だ。

いちかばちか5.png

ただ話がよく分からない。
ただただ、セクシーな絵をどう見せるかということに終始、徹底した日常系という感じか。
それなのに話が時々男のスケベ目線を嫌悪する感じになる。

ところがである。
末妹の幼女がビキニで男友達と水遊びに行くのを説教する話があったかと思えば、
幼女の足をマッサージしたりするギリギリアウトな気もするエピソードがある。
そこがよく分からなかった。

スケベ目線に厳しいのは、
コンプラ的なエクスキューズなのかもしれないとも思った。
もちろんそういう意味がないこともないのだろうが、本質的なことではないのかもしれない。

作品として非常に重要なのは、作者が女性だということだ。
最初は「かずと」なのかと思っていたが、「いちか」と読むらしい。

 
そんな大槻一翔の新作、
「ピッコリーナ」が発売されたと知ったが、購入は迷った。
あらすじを読むと、バニーガールと焼き鳥屋の恋物語だという。
全然そそられないんですけど。…っていうか意味不明。

しかもヒロインのそっくりさんが4人ついてくる。おそ松くんか?


ピッコリーナ 1 (青騎士コミックス)

ピッコリーナ 1 (青騎士コミックス)

  • 作者: 大槻 一翔
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2023/03/20
  • メディア: Kindle版

で、
ずっと迷ってたんですけど、
いろいろあって先日「ピッコリーナ」の購入に至りました。

そして読んでみて作画に圧倒された。

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これはあれだ、
もちろんスケベを期待する読者に対するサービスでやってるのもあるけども、
女性でも同性に感じる女性の体、仕草の美しさ、
それを追求するのが作者の大槻一翔のまんが道、スタンド能力なんだなって思い至りました。

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(画像は「欅姉妹の四季」)

鍛えられた、磨かれた肉体の美しさ。
それは男でも男に見惚れることがあるので分かる。

自分も昔山本KIDみたいな体に憧れ、鍛えに鍛えたことがある。
最近では実写ワンピースのゾロ役の真剣佑がすごかった。

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(画像は「ピッコリーナ」の焼き鳥調理描写)

磨かれ鍛えられた肉体は純粋に美しいもの。
もちろん異性を見る目にはスケベ心もプリインストールされてるのは逃れられない業だけれども、
それだけじゃない、純粋に美しいと思える部分も必ずあるのだ。

ファッションの基本はその健康的な体の線を出すこと。
ギリシア彫刻だって裸の美しさだ。

いちかばちか2.png
(画像は「欅姉妹の四季」)

それを悪徳だルッキズムだとか批判するバカな考え方がある。
本能が狂っとるよ、と思う。
で、こういうものを描いているのは必ず男性だという固定観点から抜け出せない人もいる。
女性なのに女性が分からない女性が一定数いる。

そんな女性が青木さやかのように、
「なに見てんのよ!」と吠えているのをネットでよく見かけるが、
誰もお前なんか見てねーよ。お呼びじゃないのである。

優れた男性向けエロ漫画を、女性が買うことがあるのを知っている人は少なくない。

いちかばちか6.png
(画像は「欅姉妹の四季」)

そういうスケベ心への嫌悪に対する通過儀礼はあると、
1巻で伏線を貼り、最終巻のとあるエピソードがその説明だったのかもしれない。

大槻一翔「ピッコリーナ」2巻がいつ出るか知らないが、
次回は発売前から予約して購入することにする。

 

欅のまんが棚 (HARTA COMIX)

欅のまんが棚 (HARTA COMIX)

  • 作者: 大槻 一翔
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/11/15
  • メディア: Kindle版



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