炎上漫画を見て思い出した、男の身体機能におけるバグの話 [時事ネタ]
興味深いまとめがあった。
【炎上】女さん「この漫画、実の娘を酔った勢いで襲いそうって言っててマジキモイ」作者「ぜんぜん違うんだが」
https://matomedane.jp/page/91139
とある漫画を引用して、
こんな「漫画は許したくない」とツイートする女性。
それが注目を集め拡散されて、作者が反応という流れ。
作者によると、件のツイートは
「恣意的にある部分だけを切り取って、この親父が実の娘を犯そうとした」というふうに受け取られかねない反応をされておりますが、前後を読んでいただければぜんぜん違うことがおわかりかと。」とのこと。
超好意的かつ簡単に漫画の内容を要約すると、
大変仲の良い親子がいるのだが、
お父さんは酔うとどうなるか分からないので娘と酒を飲むのだけは自制しているという話。
よく考えると攻めた漫画なのかもしれない。
ちょっと話はズレるのだが、前からどこかで語ろうとしていたことを思い出した。
それは男の日常に、
「欲情してはいけない相手をシャットダウンする戦い」があるということだ。
問題とされた漫画はそういう部分を描いている、と思わなくもない。
基本的に男はいやらしいものに無条件で興奮してしまうものだと思う。
これを弱点だと感じる男も多いだろう。
うっかり興奮すべきでない対象に興奮してしまったということが頻繁に起こりうるからである。
例えば血縁関係にある女性の裸だったり。
あえてヒドイ表現にすると、ブスだったりババアだったりオカマだったり。
例えばネットで、あるセクシーな写真が貼られているのを見て興奮したとする。
「実はこれ男なんだぜ」という注釈が入る。
すると同じものを見ているのに、そのひとことで一転、気分が悪くなってしまう。
欲情してはいけない女性に一瞬でも欲情することは、男性にとってのダメージになりうるのである。
吐き気をもよおし、体の深刻な機能不全に陥る可能性もある。
だから男性は基本、そういったものは避ける。
視界に入らないようにするし、考えないようにする。
だが、どうしても一瞬脳裏を掠めるようなことは起きるし、完璧には防げない。
問題とされた漫画は、そういった男性の生まれ持った業を描いていると思う。
クレーム者の「読んで不快に思う」と言うのは分からなくもないが、許せないと言う反応は少しズレてると思う。お子様向けの漫画では無いし、クレーム者もアラフォーであるという。いい大人だ。理解するべきだと思う。
こういった男性の業を描いた漫画に、「八神くんの家庭の事情」という名作があった。もしも思春期の少年の母親が橋本環奈だったら?みたいな分かりやすい話だ。「八神くん」もクレームをつけられた漫画家も、どちらも女性が描いている。クレーム者も女性であることが興味深い。
(画像は土田世紀「編集王」5巻)
【炎上】女さん「この漫画、実の娘を酔った勢いで襲いそうって言っててマジキモイ」作者「ぜんぜん違うんだが」
https://matomedane.jp/page/91139
とある漫画を引用して、
こんな「漫画は許したくない」とツイートする女性。
それが注目を集め拡散されて、作者が反応という流れ。
作者によると、件のツイートは
「恣意的にある部分だけを切り取って、この親父が実の娘を犯そうとした」というふうに受け取られかねない反応をされておりますが、前後を読んでいただければぜんぜん違うことがおわかりかと。」とのこと。
超好意的かつ簡単に漫画の内容を要約すると、
大変仲の良い親子がいるのだが、
お父さんは酔うとどうなるか分からないので娘と酒を飲むのだけは自制しているという話。
よく考えると攻めた漫画なのかもしれない。
ちょっと話はズレるのだが、前からどこかで語ろうとしていたことを思い出した。
それは男の日常に、
「欲情してはいけない相手をシャットダウンする戦い」があるということだ。
問題とされた漫画はそういう部分を描いている、と思わなくもない。
基本的に男はいやらしいものに無条件で興奮してしまうものだと思う。
これを弱点だと感じる男も多いだろう。
うっかり興奮すべきでない対象に興奮してしまったということが頻繁に起こりうるからである。
例えば血縁関係にある女性の裸だったり。
あえてヒドイ表現にすると、ブスだったりババアだったりオカマだったり。
例えばネットで、あるセクシーな写真が貼られているのを見て興奮したとする。
「実はこれ男なんだぜ」という注釈が入る。
すると同じものを見ているのに、そのひとことで一転、気分が悪くなってしまう。
欲情してはいけない女性に一瞬でも欲情することは、男性にとってのダメージになりうるのである。
吐き気をもよおし、体の深刻な機能不全に陥る可能性もある。
だから男性は基本、そういったものは避ける。
視界に入らないようにするし、考えないようにする。
だが、どうしても一瞬脳裏を掠めるようなことは起きるし、完璧には防げない。
問題とされた漫画は、そういった男性の生まれ持った業を描いていると思う。
クレーム者の「読んで不快に思う」と言うのは分からなくもないが、許せないと言う反応は少しズレてると思う。お子様向けの漫画では無いし、クレーム者もアラフォーであるという。いい大人だ。理解するべきだと思う。
こういった男性の業を描いた漫画に、「八神くんの家庭の事情」という名作があった。もしも思春期の少年の母親が橋本環奈だったら?みたいな分かりやすい話だ。「八神くん」もクレームをつけられた漫画家も、どちらも女性が描いている。クレーム者も女性であることが興味深い。
(画像は土田世紀「編集王」5巻)
TENKAFUBU信長 全9巻完結 (少年マガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: ながて ゆか
- 出版社/メーカー: 講談社
- メディア: コミック
コム斎さん炎上。調べない勢の恐怖 [時事ネタ]
こんなブログや、
ゆっくり解説動画を作っているからか、
「よくこんなことまで調べましたね」と言われることが増えた。
自分では、言われるほど調べた感はない。
検索したり、そこから資料を買ったり、机から離れないで出来ることばかり。
誰でもできる。まとめサイトと言った方が近い。
さらに今は便利な世の中だ。
電子端末で、読書しながら、すぐに気になった箇所について調べることができる。
でもこれですら、そんなことしてるのと驚かれるぐらい一般的なことでないらしいことに驚くのだ。
あるカリスマ作家の作品について動画を作った時に、
いやあなたは間違っている、このように訂正するべきだというコメントを頂いた。
そのカリスマ作家に関する動画の内容は、
デビュー時は苦労したけれど、
その甲斐あって成功したという、
まあ言ってみれば陳腐で平凡な構成ではあったのだけど、
この内容自体に異論はなかろうと思っていた。
ところが批判する人が言うには、
そのカリスマ作家はデビュー時から大人気で、ずっと順風満帆だったというのだ。
ちなみに動画で取り上げた作家の苦労話は、
作家の著作にちゃんと描かれていることである。
そんな人が5、6人現れたのだ。
その動画は10万人ぐらいの人が見て、
コメントしてくれた人の割合でいっても1%弱ではあるのだがインパクトが強かった。
最初は本当にからかわれてると思っていたが、ガチなのだ。
「私は詳しいですけど、あなたみたいなニワカファンは、知らないのでしょうね。」
そんな言われ方までされてしまう。
論拠を提示して論破すればいいじゃないと思うだろうが、これまた恐怖の入り口なのだ。
最善の一手も、思いもよらぬ論法で切り返してくる。グダグダとレスバトルの始まりだ。
あなたの論拠となる資料を教えてくださいと言っても提示してこないことは共通している。
カリスマ作家のファンという変な自負心。
調べる習慣がないし、思い込みが強いのだ。
まったく良い作用が起こってない。
こないだもまた変なコメントを発見した。
また「私は詳しいですけど」系のコメントだ。
しかもタイトルだけ見てコメントしたらしく、動画を一通りでも見た気配がない。
別に動画を全部見る人ばかりじゃなくて当然だけど、
事情通を気取りながら大手出版社が流通させている著作も読んでいないのが問題だ。
ネットでも確認できるし。
講談師のコム斎さんが、もののけ姫の考察で炎上している。
歴史を勉強して詳しくなったという自負心は結構なのだが、創作物に関しては自身の感覚のみで語るというのはバランスが悪いと思う。考え方としていびつだ。原作者の設定を無視しても吹聴したいことは、父親はダースベイダーだった的な、安易な血統主義的な解釈だ。また厄介なことに、そういうわかりやすい話だから大変におバズりになられているのだ。
私はコム斎さんの、調べないことは素晴らしいことだ(意訳)という態度に不快感を覚える。想像力を働かせるとは耳障りがいいが、原作に対する敬意も熱意も足りてないと思う。トトロ死神説をまた繰り返すのか。
調べもせず、聞き入れもしない、
変に高圧的なだけの人たちと、
徒労でしかない未来の論争をする種を蒔いただけである。
ゆっくり解説動画を作っているからか、
「よくこんなことまで調べましたね」と言われることが増えた。
自分では、言われるほど調べた感はない。
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ちなみに動画で取り上げた作家の苦労話は、
作家の著作にちゃんと描かれていることである。
そんな人が5、6人現れたのだ。
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最初は本当にからかわれてると思っていたが、ガチなのだ。
「私は詳しいですけど、あなたみたいなニワカファンは、知らないのでしょうね。」
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最善の一手も、思いもよらぬ論法で切り返してくる。グダグダとレスバトルの始まりだ。
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ネットでも確認できるし。
講談師のコム斎さんが、もののけ姫の考察で炎上している。
歴史を勉強して詳しくなったという自負心は結構なのだが、創作物に関しては自身の感覚のみで語るというのはバランスが悪いと思う。考え方としていびつだ。原作者の設定を無視しても吹聴したいことは、父親はダースベイダーだった的な、安易な血統主義的な解釈だ。また厄介なことに、そういうわかりやすい話だから大変におバズりになられているのだ。
私はコム斎さんの、調べないことは素晴らしいことだ(意訳)という態度に不快感を覚える。想像力を働かせるとは耳障りがいいが、原作に対する敬意も熱意も足りてないと思う。トトロ死神説をまた繰り返すのか。
調べもせず、聞き入れもしない、
変に高圧的なだけの人たちと、
徒労でしかない未来の論争をする種を蒔いただけである。
タグ:炎上
鬼滅の刃は、北斗の拳やジョジョより危険な漫画 [時事ネタ]
たびたび「子供に読ませたくない」と言い出す人がいる「鬼滅の刃」。
まあ、そういう人が現れるのは予測できるのだけど、
コレとか
コレとか
「北斗の拳」とか「ジョジョの奇妙な冒険」の方が安全って見解はどうよ?どんな歴史改変だよ!
鬼滅の刃ってどこまで危険な作品なんだよ!Σ(°Д°;って思う。
まずこのコメントですけど、
>北斗やジョジョの初期もさすがに人喰い描写はなかったよ。さらに惨殺されるのはあくまで極悪人であって、女子供が初回で惨殺されるシーンもない。死ぬのは超悪い悪人男で時代劇状態だったよね。最近のはいきなり子供や女性が惨殺されて漫画でもアニメでももろに出すでしょ。気持ち悪いよ。
>>女子供が初回で惨殺されるシーンもない
ジョジョ第一話1ページ目
北斗の拳第一話6ページ目
どちらも第一話で最初に殺されてるよ!
そんな曖昧な記憶で他の作品断罪するなよ!Σ(°Д°;
で、北斗の拳はもちろん第一話からリンがひどい目に遭わされますし、話が続けば虐待される子供はしょっちゅうで、時には殺されるシーンもあります。ジョジョに至っては第一部で子供が食い殺されてますし。
次のコメント
>ドラゴンボール幽遊白書北斗の拳は、女性が人身売買されるという描写はないですよね。
まず北斗の拳のウルトラ大人気キャラクター、レイの妹、アイリを知らないぐらいの知識ッ!
この後、アイリを守るためにケンシロウvsレイというドリームマッチが始まるというのに!
もちろん、モヒカンに女が拐われて売り買いされるのは北斗の拳の日常。
幽遊白書は、コウノトリを信じている女の子に(以下略)ってセリフがあったり、
ドラゴンボールに至っては亀仙人の愚行の数々は再アニメ化絶対無理!って思うのだが、詳しく説明するとこういう人たちに目をつけられそうで藪蛇になりそうだからジレンマを感じる。
まあアトムやライダーでも問題だと騒がれてた騒いでいた人がいた時代があったわけですから、子供を信用しないお仕着せ好きの大人の発想ってのは、いつの時代も変わらず所詮こんなもんなんでしょうな。いつだって俺たちの世代は健全だった、昔はよかったって過去を美化するわけですよ。
それにしても北斗の拳やジョジョが、アトムやライダーのように有識者気取りの人から安全な作品とお墨付きされる日が来るとは!すげえシビれる!
やっぱりどれだけ学んでも、人類は同じことを繰り返すようにセットされてるのですな!
まさにDNAの操り人形!
喉元過ぎれば熱さを忘れるッ!
人生が終わるまでに、
「鬼滅の刃に比べて、今の作品は…」という人が現れるのを見届けることが出来れれば、私の研究は完成します。
<以下、私のコレクション>
手塚治虫を邪道と評した島田啓三。矢口高雄「ボクの手塚治虫」より
自分が漫画のガイドラインだと錯覚した寺田ヒロオ。藤子不二雄A「まんが道」より。
アトムやライダーを暴力反対の槍玉に挙げた人たちがいた話。島本和彦の「ワンダービット」より。
アトムが健全認定された時代。小林よしのり「ゴーマニズム宣言」より。
当時大バッシングされた作品に、作家なりのガイドラインがあったことを回想するコマ。永井豪「激マン」。ちなみに後の文部科学大臣賞受賞者。
光原伸「アウターゾーン」の87話「禁書」
有害図書によって重罪にまでなってしまう近未来を描いたフィクション。
裁判にかけられた西崎は最後に言う。
「子供は我々が考えているよりずっと大人なんだ。あんた達も昔は子供だったのに何故それがわからない…!!」
まあ、そういう人が現れるのは予測できるのだけど、
コレとか
コレとか
「北斗の拳」とか「ジョジョの奇妙な冒険」の方が安全って見解はどうよ?どんな歴史改変だよ!
鬼滅の刃ってどこまで危険な作品なんだよ!Σ(°Д°;って思う。
まずこのコメントですけど、
>北斗やジョジョの初期もさすがに人喰い描写はなかったよ。さらに惨殺されるのはあくまで極悪人であって、女子供が初回で惨殺されるシーンもない。死ぬのは超悪い悪人男で時代劇状態だったよね。最近のはいきなり子供や女性が惨殺されて漫画でもアニメでももろに出すでしょ。気持ち悪いよ。
>>女子供が初回で惨殺されるシーンもない
ジョジョ第一話1ページ目
北斗の拳第一話6ページ目
どちらも第一話で最初に殺されてるよ!
そんな曖昧な記憶で他の作品断罪するなよ!Σ(°Д°;
で、北斗の拳はもちろん第一話からリンがひどい目に遭わされますし、話が続けば虐待される子供はしょっちゅうで、時には殺されるシーンもあります。ジョジョに至っては第一部で子供が食い殺されてますし。
次のコメント
>ドラゴンボール幽遊白書北斗の拳は、女性が人身売買されるという描写はないですよね。
まず北斗の拳のウルトラ大人気キャラクター、レイの妹、アイリを知らないぐらいの知識ッ!
この後、アイリを守るためにケンシロウvsレイというドリームマッチが始まるというのに!
もちろん、モヒカンに女が拐われて売り買いされるのは北斗の拳の日常。
幽遊白書は、コウノトリを信じている女の子に(以下略)ってセリフがあったり、
ドラゴンボールに至っては亀仙人の愚行の数々は再アニメ化絶対無理!って思うのだが、詳しく説明するとこういう人たちに目をつけられそうで藪蛇になりそうだからジレンマを感じる。
まあアトムやライダーでも問題だと
それにしても北斗の拳やジョジョが、アトムやライダーのように有識者気取りの人から安全な作品とお墨付きされる日が来るとは!すげえシビれる!
やっぱりどれだけ学んでも、人類は同じことを繰り返すようにセットされてるのですな!
まさにDNAの操り人形!
喉元過ぎれば熱さを忘れるッ!
人生が終わるまでに、
「鬼滅の刃に比べて、今の作品は…」という人が現れるのを見届けることが出来れれば、私の研究は完成します。
<以下、私のコレクション>
手塚治虫を邪道と評した島田啓三。矢口高雄「ボクの手塚治虫」より
自分が漫画のガイドラインだと錯覚した寺田ヒロオ。藤子不二雄A「まんが道」より。
アトムやライダーを暴力反対の槍玉に挙げた人たちがいた話。島本和彦の「ワンダービット」より。
アトムが健全認定された時代。小林よしのり「ゴーマニズム宣言」より。
当時大バッシングされた作品に、作家なりのガイドラインがあったことを回想するコマ。永井豪「激マン」。ちなみに後の文部科学大臣賞受賞者。
光原伸「アウターゾーン」の87話「禁書」
有害図書によって重罪にまでなってしまう近未来を描いたフィクション。
裁判にかけられた西崎は最後に言う。
「子供は我々が考えているよりずっと大人なんだ。あんた達も昔は子供だったのに何故それがわからない…!!」
なぜ「仮面ライダーをつくった男たち」はジャイアントロボから始まるのか [時事ネタ]
昭和に主役をはった仮面ライダー俳優の不祥事が話題になっている。
これに対して、「映画会社が特撮俳優を使い捨てにしてるせいだ」なんて言う人もいる。会社員じゃないんだから、その意見はどうかと思う。
それに映画会社だって特撮ヒーローのブランドイメージ壊されていいわけない。近年はVシネとかいっぱい作って再活躍のきっかけ作りしてくれてると思うけど。それすら活かせないならもうしょうがないのではないか。
名作「アウターゾーン」10巻の『英雄』という話の解説で、「特撮俳優のほとんどが大成しないことに対する憤り」みたいなことを作者先生が書いていらっしゃる。
週刊連載の忙しさから多少、筆が滑ったのだと思うのだけど、激しい競争の世界にいるのだから大成する人が少なくて当たり前である。大成すると思っている方が業界を甘く見ているだけだ。
ところで、ふと仮面ライダーZX(ぜクロス)のウィキペディアを読んでいて、興味深いことを知った。仮面ライダーZXは、当時TV業界から戦力外通告された仮面ライダーというブランドを、再びTVの世界に復帰させるためのプロジェクトだったと知られている。結局、正月特番一回切りで終わり、以後3年間、ライダーはTVから干されていたわけである。
村枝賢一先生の名作、「仮面ライダーを作った男たち」では、泣き虫プロデューサーと呼ばれた平山亨氏が苦労して獲得した正月特番の枠を、ZXを演じた菅田俊に報告するシーンがある。
これには漫画に描かれていない裏話があり、ウィキペディアによると最初に主演オファーされたのは実写版「ジャイアントロボ」で主演の草間大作役を演じた金子光伸なのだという。ちなみに村上弘明が演じたスカイライダーも、当初、金子光伸にオファーがいっていたという。
で、よくよく考えてみると、「仮面ライダーをつくった男たち」は実写版ジャイアントロボの最終回で号泣する平山亨氏のシーンから始まっており、村枝賢一先生の隠れた作劇の仕掛けを感じてこれはやられたなと思うわけである。
金子光伸氏は両親の意向で子役を引退。
就職もしており、父親の反対で 、ライダーのオファーを断らざるを得なかったとウィキにある。
この記事の出典は村枝先生の『仮面ライダーSPIRITS公式ファンブック 受け継がれる魂II』が出典だそうで、「つくった男たち」の作劇の意図もそこで明かされているのかもしれない。
ウィキの項目を読んだ直後は、ライダー役を断るなんて勿体無いことしたんじゃないのと思っていたが、冒頭で触れたようなニュースを見たりすると、金子氏の両親の判断の方が正しい気もする。
しかし金子光伸氏は39歳の若さで他界されたそうで、結果論だけどもそれで良かったのかとも思う。複雑だ。
ところで、アウターゾーンの作者の名前は光原伸。
金子光伸と光原伸。
なんか似てないだろうか。
ちょっとアウタゾーンに足を踏み入れてるような錯覚に陥る。
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これに対して、「映画会社が特撮俳優を使い捨てにしてるせいだ」なんて言う人もいる。会社員じゃないんだから、その意見はどうかと思う。
それに映画会社だって特撮ヒーローのブランドイメージ壊されていいわけない。近年はVシネとかいっぱい作って再活躍のきっかけ作りしてくれてると思うけど。それすら活かせないならもうしょうがないのではないか。
名作「アウターゾーン」10巻の『英雄』という話の解説で、「特撮俳優のほとんどが大成しないことに対する憤り」みたいなことを作者先生が書いていらっしゃる。
週刊連載の忙しさから多少、筆が滑ったのだと思うのだけど、激しい競争の世界にいるのだから大成する人が少なくて当たり前である。大成すると思っている方が業界を甘く見ているだけだ。
ところで、ふと仮面ライダーZX(ぜクロス)のウィキペディアを読んでいて、興味深いことを知った。仮面ライダーZXは、当時TV業界から戦力外通告された仮面ライダーというブランドを、再びTVの世界に復帰させるためのプロジェクトだったと知られている。結局、正月特番一回切りで終わり、以後3年間、ライダーはTVから干されていたわけである。
村枝賢一先生の名作、「仮面ライダーを作った男たち」では、泣き虫プロデューサーと呼ばれた平山亨氏が苦労して獲得した正月特番の枠を、ZXを演じた菅田俊に報告するシーンがある。
これには漫画に描かれていない裏話があり、ウィキペディアによると最初に主演オファーされたのは実写版「ジャイアントロボ」で主演の草間大作役を演じた金子光伸なのだという。ちなみに村上弘明が演じたスカイライダーも、当初、金子光伸にオファーがいっていたという。
で、よくよく考えてみると、「仮面ライダーをつくった男たち」は実写版ジャイアントロボの最終回で号泣する平山亨氏のシーンから始まっており、村枝賢一先生の隠れた作劇の仕掛けを感じてこれはやられたなと思うわけである。
金子光伸氏は両親の意向で子役を引退。
就職もしており、父親の反対で 、ライダーのオファーを断らざるを得なかったとウィキにある。
この記事の出典は村枝先生の『仮面ライダーSPIRITS公式ファンブック 受け継がれる魂II』が出典だそうで、「つくった男たち」の作劇の意図もそこで明かされているのかもしれない。
ウィキの項目を読んだ直後は、ライダー役を断るなんて勿体無いことしたんじゃないのと思っていたが、冒頭で触れたようなニュースを見たりすると、金子氏の両親の判断の方が正しい気もする。
しかし金子光伸氏は39歳の若さで他界されたそうで、結果論だけどもそれで良かったのかとも思う。複雑だ。
ところで、アウターゾーンの作者の名前は光原伸。
金子光伸と光原伸。
なんか似てないだろうか。
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S.H.フィギュアーツ (真骨彫製法) 仮面ライダーBLACK 約150mm ABS&PVC 塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2021/04/30
- メディア: おもちゃ&ホビー
B-CLUB創刊35周年記念 仮面ライダーBLACK & 仮面ライダーBLACK RX CHRONICLE
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2020/07/31
- メディア: 大型本
森喜朗。期待を裏切らず20年ぶりに大炎上する寛容なおっさん。 [時事ネタ]
森喜朗元総理の発言が炎上してるらしい。
よーし、俺の森喜朗フォルダが火を吹くぜ!
森元総理の炎上は現在に始まったことではない。
今を遡ること20年前の総理大臣時代、神の国発言などで数々の話題をさらった。
(あの頃の森さん)
2001年、そんな森総理を漫画にした作家がいた。
「魁!!男塾」の宮下あきらである。
漫画のタイトルは「天(そら)より高く」。
現在の魁!!男塾の続編漫画の先駆けとなった作品で、週刊プレイボーイで連載。
非常にバカバカしい漫画で(褒めている)、節操なく時事ネタを放り込んでくる現在の宮下あきらスタイルを確立した作品なのではなかろうかと思う。
森元総理ネタが飛び出すのは単行本21巻と22巻。
原始時代にワープした主人公が立ち寄った、コッカイ族のボス、リーモンとして登場。
後のラグビーになった「ラグべ」というスポーツで主人公と対決する。もちろん、森元総理のラグビー好きを揶揄ったものである。
そして物語が進むと、ゴルフの起源である「ゴルベ」で対決しようとする。
ここで当時俺は笑いが止まらなかった。連載中にまた森総理がやらかした。
潜水艦事故が起こったにもかかわらず、ゴルフを強行したとしてまた大問題になったのだ。
それを早速宮下氏は漫画に取り入れたのである。
ものすごいライブ感があった。
リーモンの最後は、みんなから愛想を尽かされ、
主人公にぶちのめされて命乞いしつつもコッソリ舌を出しているという小物っぷりで終わる。
この漫画を実際、森元総理も読んだようなのだが、
クレームを入れたりもせず、喜んでいたらしい。
ここに載せられないぐらい、えぐい描写もあったりするにも拘らずだ。
ちなみに宮下氏がゴルフネタを放り込んできたのは、
森総理のお墨付きをもらったその後だというから頭がおかしい(褒めている)。
この漫画とはおそらく関係ないが、
小林よしのり氏も当時炎上していた森総理について、悪い印象は持っていなかったらしい。
新ゴーマニズム宣言10巻で、「要するに古き良きおっさんだ」とコメントしていて、なるほどなと思った。
小林氏はおちょくりに寛容な政治家を評価する傾向がある。
古き良きおっさんだから、
絶対またいつかこういう問題を起こすだろうと待ち構えていた。
小さい問題はスルーしていたが、まさかこんなにまた燃える日が来るとは思わなかった。
だいぶ痩せちゃったけど長生きだなと思う。
ドンマイ、古き良きおっさん。
「天より高く」は、読んで笑ってその後すっかり忘れてしまうような、
全く高尚なところのない実に漫画らしい漫画だ。
時事ネタ満載なので再評価される機会が少なそうで残念に思う。
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よーし、俺の森喜朗フォルダが火を吹くぜ!
森元総理の炎上は現在に始まったことではない。
今を遡ること20年前の総理大臣時代、神の国発言などで数々の話題をさらった。
(あの頃の森さん)
2001年、そんな森総理を漫画にした作家がいた。
「魁!!男塾」の宮下あきらである。
漫画のタイトルは「天(そら)より高く」。
現在の魁!!男塾の続編漫画の先駆けとなった作品で、週刊プレイボーイで連載。
非常にバカバカしい漫画で(褒めている)、節操なく時事ネタを放り込んでくる現在の宮下あきらスタイルを確立した作品なのではなかろうかと思う。
森元総理ネタが飛び出すのは単行本21巻と22巻。
原始時代にワープした主人公が立ち寄った、コッカイ族のボス、リーモンとして登場。
後のラグビーになった「ラグべ」というスポーツで主人公と対決する。もちろん、森元総理のラグビー好きを揶揄ったものである。
そして物語が進むと、ゴルフの起源である「ゴルベ」で対決しようとする。
ここで当時俺は笑いが止まらなかった。連載中にまた森総理がやらかした。
潜水艦事故が起こったにもかかわらず、ゴルフを強行したとしてまた大問題になったのだ。
それを早速宮下氏は漫画に取り入れたのである。
ものすごいライブ感があった。
リーモンの最後は、みんなから愛想を尽かされ、
主人公にぶちのめされて命乞いしつつもコッソリ舌を出しているという小物っぷりで終わる。
この漫画を実際、森元総理も読んだようなのだが、
クレームを入れたりもせず、喜んでいたらしい。
ここに載せられないぐらい、えぐい描写もあったりするにも拘らずだ。
ちなみに宮下氏がゴルフネタを放り込んできたのは、
森総理のお墨付きをもらったその後だというから頭がおかしい(褒めている)。
この漫画とはおそらく関係ないが、
小林よしのり氏も当時炎上していた森総理について、悪い印象は持っていなかったらしい。
新ゴーマニズム宣言10巻で、「要するに古き良きおっさんだ」とコメントしていて、なるほどなと思った。
小林氏はおちょくりに寛容な政治家を評価する傾向がある。
古き良きおっさんだから、
絶対またいつかこういう問題を起こすだろうと待ち構えていた。
小さい問題はスルーしていたが、まさかこんなにまた燃える日が来るとは思わなかった。
だいぶ痩せちゃったけど長生きだなと思う。
ドンマイ、古き良きおっさん。
「天より高く」は、読んで笑ってその後すっかり忘れてしまうような、
全く高尚なところのない実に漫画らしい漫画だ。
時事ネタ満載なので再評価される機会が少なそうで残念に思う。
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北朝鮮のドキュメンタリー映画「太陽の下で」を見た。 [時事ネタ]
ジャック・デンプシー関連の著作を調べていると、
北朝鮮のドキュメンタリー映画をアマプラに見つけた。
「太陽の下で」というタイトルが同じなだけなのだが。
(デンプシーのタイトルマッチは屋外で行われた)
どんなんかなとながら見してたのだが、
家庭での食事風景に興味を惹かれた。
家族3人で食事している風景が映るのだが、
カットが切り替わって引の映像になると、
家族3人が食事もせずにボーっとしている。
え?何してんの?と映像を見ていると、
部屋の端からおっさん二人が現れる。
おっさん二人も何をするでもない。ボーっとしている。
また画面が切り替わると楽しい団欒に戻っている。
さらに画面が切り替わると、先ほどのおっさんの一人が子役に演技指導をしてる光景が映る。夫婦が台本を読んでいる光景も映る。それで全て理解した。
どこかの外国人監督が北朝鮮の一般家庭のドキュメンタリーを撮りたいと申し入れた。
許可は降りたが撮影が始まってみればテコ入れが入った。
ありもしない理想の風景の捏造が始まる。
しかもとてもドキュメンタリーには見えない、稚拙な演出だ。
そこで監督は考えた。撮影前にカメラを止め忘れたテイで回しっぱなしにして、それを演出された映像の後に差し込むことで、なんの解説も入れず、北朝鮮の歪んだ社会を表現したのだ。面白い。
ちなみに、ボーッとしている映像は、
外で行軍してる軍隊の「軍靴の音」がうるさいので、通り過ぎるのを待っていたようだ。
映画を見ていて興味深いのは、いい子が多いということだ。
半分ボケが入ったようなおじいちゃん軍人の武勇伝を延々と聞かされても、大人しく、眠気と必死に戦いながら聴いている幼稚園児たち。親や国家の言いつけ通りに進学して、そこで何がしたいと聞かれれば「わからない」と泣き出す。あやそうと、好きな歌を聞かせてと言うと、お決まりの指導者を讃える詩の暗唱を始め、大人の望むいい子を表現する。北朝鮮高官は感涙にむせぶ、なのかもしれないが、うちらはドン引きだ。
親のお仕着せが徹底された社会がこれだ。
じいちゃん軍人が話芸を磨く機会は永遠に訪れない。
我々は綺麗な社会を目指す。
しかしなんの不満のない世の中というのは、逆にいえば不満の言えない、綺麗事しか言えない世の中かもしれないのだ。
シェイクスピアの「綺麗は汚い。汚いは綺麗」ってそういう意味なんかな。
白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼こひしき。
ツイッターなどでよく見かける表現規制の問題。
下品だエロいと抗議の声を上げるのもいいだろう。
だが、それらを全て取っ払えば理想の社会が訪れるなどと本気で思っている人もいる。
そういう人が間違って天下をとってしまうと、こういう社会になってしまうのだろう。
綺麗なものも汚いものもある。
嬉しいことも悲しいこともある。
親の手厚い庇護から抜け出して一人で社会に歩み出た時に子供は何を思うか。
親に対する失望である。
そして襲いかかる現実にあがなう力を蓄えていなかったことを思い知らされるのだ。
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北朝鮮のドキュメンタリー映画をアマプラに見つけた。
「太陽の下で」というタイトルが同じなだけなのだが。
(デンプシーのタイトルマッチは屋外で行われた)
どんなんかなとながら見してたのだが、
家庭での食事風景に興味を惹かれた。
家族3人で食事している風景が映るのだが、
カットが切り替わって引の映像になると、
家族3人が食事もせずにボーっとしている。
え?何してんの?と映像を見ていると、
部屋の端からおっさん二人が現れる。
おっさん二人も何をするでもない。ボーっとしている。
また画面が切り替わると楽しい団欒に戻っている。
さらに画面が切り替わると、先ほどのおっさんの一人が子役に演技指導をしてる光景が映る。夫婦が台本を読んでいる光景も映る。それで全て理解した。
どこかの外国人監督が北朝鮮の一般家庭のドキュメンタリーを撮りたいと申し入れた。
許可は降りたが撮影が始まってみればテコ入れが入った。
ありもしない理想の風景の捏造が始まる。
しかもとてもドキュメンタリーには見えない、稚拙な演出だ。
そこで監督は考えた。撮影前にカメラを止め忘れたテイで回しっぱなしにして、それを演出された映像の後に差し込むことで、なんの解説も入れず、北朝鮮の歪んだ社会を表現したのだ。面白い。
ちなみに、ボーッとしている映像は、
外で行軍してる軍隊の「軍靴の音」がうるさいので、通り過ぎるのを待っていたようだ。
映画を見ていて興味深いのは、いい子が多いということだ。
半分ボケが入ったようなおじいちゃん軍人の武勇伝を延々と聞かされても、大人しく、眠気と必死に戦いながら聴いている幼稚園児たち。親や国家の言いつけ通りに進学して、そこで何がしたいと聞かれれば「わからない」と泣き出す。あやそうと、好きな歌を聞かせてと言うと、お決まりの指導者を讃える詩の暗唱を始め、大人の望むいい子を表現する。北朝鮮高官は感涙にむせぶ、なのかもしれないが、うちらはドン引きだ。
親のお仕着せが徹底された社会がこれだ。
じいちゃん軍人が話芸を磨く機会は永遠に訪れない。
我々は綺麗な社会を目指す。
しかしなんの不満のない世の中というのは、逆にいえば不満の言えない、綺麗事しか言えない世の中かもしれないのだ。
シェイクスピアの「綺麗は汚い。汚いは綺麗」ってそういう意味なんかな。
白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼こひしき。
ツイッターなどでよく見かける表現規制の問題。
下品だエロいと抗議の声を上げるのもいいだろう。
だが、それらを全て取っ払えば理想の社会が訪れるなどと本気で思っている人もいる。
そういう人が間違って天下をとってしまうと、こういう社会になってしまうのだろう。
綺麗なものも汚いものもある。
嬉しいことも悲しいこともある。
親の手厚い庇護から抜け出して一人で社会に歩み出た時に子供は何を思うか。
親に対する失望である。
そして襲いかかる現実にあがなう力を蓄えていなかったことを思い知らされるのだ。
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「#検察庁法改正案に抗議します」事件から連想する、中津賢也「徳川生徒会」 [時事ネタ]
普段あまり政治系の発言をしてない芸能人や漫画家さん有名人たちが
大挙して同じ政治系のハッシュタグ、「#検察庁法改正案に抗議します」をつけてツイート。
それをリアルタイムで目撃。
正直、なにが起こっているんだ、へーそんなことが…という感じだった。
思わず反射的にリツイートしようとしてしまったが、なんとなく止めた。
反対意見も見てなるほどなと思ったが、スルー。
そのあと、いろんな意見が出てきた。
ホリエモンが否定派で驚き。その解説も面白かったが、
好きな経済系のYouTuberの「よく分からん」というツイートが、俺にとっては一番腑に落ちた。
思い出したのは中津賢也の「徳川生徒会」。
徳川幕府の250年を学園コメディにしたような漫画。
クライマックスで主人公の徳川生徒会副会長の島津弥七は、
敵対する叔父の島津茂久と一騎討ちに。
叔父の圧倒的な剣術の前に、弥七は生きるか死ぬかの一か八かの特攻を決意する。
だが正解は「ギャグで切り抜ける」だった。
このエピソード好き。
どんだけ漫画家が例のハッシュタグをつけてツイートしてるのかなと調べてみたが、意外と少なくて、普段鬼のようにツイートしてるあんな作家さんや、こんな作家さんでもそれがなかったのが意外。それがいいことなのか悪いことなのかはコメントすることが出来ないが。
話は変わるが、ニコニコ動画というサービスで時報を鳴らす時、
「ほぼ×時をお知らせします」というアナウンスに衝撃を受けた。
断定しなくたっていいじゃんという発想にはなるほどなと思った。
踏み絵は、踏む踏まない以外の選択肢もあるかもしれないということは常に心しておきたい。
ちなみに、
なぜ普段政治系のツイートをしない有名人が大挙してハッシュタグをツイートしたのかの謎について、にちゃんねる創始者のひろゆき氏は「みんな外出自粛でヒマだったからでしょ」と、身も蓋もないコメントを出していた。。。私もそろそろ仕事復帰です。
大挙して同じ政治系のハッシュタグ、「#検察庁法改正案に抗議します」をつけてツイート。
それをリアルタイムで目撃。
正直、なにが起こっているんだ、へーそんなことが…という感じだった。
思わず反射的にリツイートしようとしてしまったが、なんとなく止めた。
反対意見も見てなるほどなと思ったが、スルー。
そのあと、いろんな意見が出てきた。
ホリエモンが否定派で驚き。その解説も面白かったが、
好きな経済系のYouTuberの「よく分からん」というツイートが、俺にとっては一番腑に落ちた。
思い出したのは中津賢也の「徳川生徒会」。
徳川幕府の250年を学園コメディにしたような漫画。
クライマックスで主人公の徳川生徒会副会長の島津弥七は、
敵対する叔父の島津茂久と一騎討ちに。
叔父の圧倒的な剣術の前に、弥七は生きるか死ぬかの一か八かの特攻を決意する。
だが正解は「ギャグで切り抜ける」だった。
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話は変わるが、ニコニコ動画というサービスで時報を鳴らす時、
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断定しなくたっていいじゃんという発想にはなるほどなと思った。
踏み絵は、踏む踏まない以外の選択肢もあるかもしれないということは常に心しておきたい。
ちなみに、
なぜ普段政治系のツイートをしない有名人が大挙してハッシュタグをツイートしたのかの謎について、にちゃんねる創始者のひろゆき氏は「みんな外出自粛でヒマだったからでしょ」と、身も蓋もないコメントを出していた。。。私もそろそろ仕事復帰です。
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タグ:中津賢也
中国への賠償金10京円で2020年に第三次世界大戦危機?これを予見した漫画、久保ミツロウ「アゲイン!!」 [時事ネタ]
コロナで苦しむ世界各国による中国への制裁金が
10京(じゅっけい)という途方もない単位の金額になるそうだ。
4Kとか8Kでもすごいのに、10京とは!
これキッカケで第三次世界大戦になると予測する人もいる。
ちな調べてみたら、アメリカがイランの重要人物を殺害したとして第三次世界大戦危機だと報じるニュースが、今年1月にあった。けっこう頻繁に大戦危機になってるのね。
有象無象の預言者も、
未来から来たと言い張る人も、
今回のコロナ騒動は予測できなかったとよく言われる。
漫画は「AKIRA」が的中させたと話題になった。さすが世界的名著だ。
映画では「コンテイジョン」が話題だ。めんどくさくてまだ見てない。
このブログでも、こじつけ的に色々と紹介してきた。
●オバケ風邪をやっつけろ!自宅待機の子供に読ませるべき!?鳥山明がドラゴンボールの後に描いた「COWA!」
●四半世紀前にソーシャルディスタンスの現在を予見した漫画?吉田戦車「伝染るんです」
●34年前にコウモリのウイルスに感染する漫画があった!弘兼憲史「ハロー張りネズミ」
そんな中で、これは図らずも第三次世界大戦を予見してしまったのか?という漫画を発見した。
それは久保ミツロウの「アゲイン!!」だ。
この漫画は「モテキ」で大ヒットをかっ飛ばした作者が、満を辞して少年マガジンで始めた学園コメディ。無気力なまま高校生活を終えた主人公、今村が時空を超えて高校生活をやり直すタイムリープものだ。単行本全12巻。TVドラマ化もされた。
連載期間は2011年から2014年。
その最終回近辺では、初めて未来にタイムリープ。
そこは2020年のオリンピックイヤーで仲間たちの未来を見るという展開。
主人公、今村はその時代ではすでに死んだ存在となっており、見聞きは出来ても仲間たちと干渉することはできなかった。
(これが佐村河内ネタだということも、いずれ忘れ去られるのだろうか。。。)
今村は何にも干渉できない存在となって数年を過ごす。
そこはエヴァンゲリオン最終回のような、荒廃した世界だった。。。
はい、第三次世界大戦!
初見では、崩壊した未来は火の鳥みたいな時間の飛び方かと思っていたが、意外と数年単位かもしれない。この後、過去に戻って、仲間に「未来は知らない方がいい」とか言うし、結構近い未来なのだろう。
でも2020年の卒業式を描いちゃってるので、この論理破綻しちゃってるかな。
密ですし、誰もマスクすらしてないしね。
と言うか、先日この漫画の電子化作業を終えたんですけど、最後に2020年と言う今年にワープするのをすっかり忘れており、読み返していてゾクっとしたのでした。まあ、オリンピックイヤーは何かと題材として使われやすいですわな。
自粛延長で休業も延長。
またしばらく電子化作業が捗りそうです。
4月は半ばから休業で、初の100冊超えの147冊。
ちなみにそれまでの過去最高は97冊。
ソネットブログはついに事業を手放してシーサーブログに移譲されるみたいです。
前から苦しいだろうなとは思っていましたが。
移譲後もこのブログが続けられるかはちょっと不安ですね。
一度シーサーに移転しようとして、使いづらくて諦めたので。。。
10京(じゅっけい)という途方もない単位の金額になるそうだ。
4Kとか8Kでもすごいのに、10京とは!
これキッカケで第三次世界大戦になると予測する人もいる。
ちな調べてみたら、アメリカがイランの重要人物を殺害したとして第三次世界大戦危機だと報じるニュースが、今年1月にあった。けっこう頻繁に大戦危機になってるのね。
有象無象の預言者も、
未来から来たと言い張る人も、
今回のコロナ騒動は予測できなかったとよく言われる。
漫画は「AKIRA」が的中させたと話題になった。さすが世界的名著だ。
映画では「コンテイジョン」が話題だ。めんどくさくてまだ見てない。
このブログでも、こじつけ的に色々と紹介してきた。
●オバケ風邪をやっつけろ!自宅待機の子供に読ませるべき!?鳥山明がドラゴンボールの後に描いた「COWA!」
●四半世紀前にソーシャルディスタンスの現在を予見した漫画?吉田戦車「伝染るんです」
●34年前にコウモリのウイルスに感染する漫画があった!弘兼憲史「ハロー張りネズミ」
そんな中で、これは図らずも第三次世界大戦を予見してしまったのか?という漫画を発見した。
それは久保ミツロウの「アゲイン!!」だ。
この漫画は「モテキ」で大ヒットをかっ飛ばした作者が、満を辞して少年マガジンで始めた学園コメディ。無気力なまま高校生活を終えた主人公、今村が時空を超えて高校生活をやり直すタイムリープものだ。単行本全12巻。TVドラマ化もされた。
連載期間は2011年から2014年。
その最終回近辺では、初めて未来にタイムリープ。
そこは2020年のオリンピックイヤーで仲間たちの未来を見るという展開。
主人公、今村はその時代ではすでに死んだ存在となっており、見聞きは出来ても仲間たちと干渉することはできなかった。
(これが佐村河内ネタだということも、いずれ忘れ去られるのだろうか。。。)
今村は何にも干渉できない存在となって数年を過ごす。
そこはエヴァンゲリオン最終回のような、荒廃した世界だった。。。
はい、第三次世界大戦!
初見では、崩壊した未来は火の鳥みたいな時間の飛び方かと思っていたが、意外と数年単位かもしれない。この後、過去に戻って、仲間に「未来は知らない方がいい」とか言うし、結構近い未来なのだろう。
でも2020年の卒業式を描いちゃってるので、この論理破綻しちゃってるかな。
密ですし、誰もマスクすらしてないしね。
と言うか、先日この漫画の電子化作業を終えたんですけど、最後に2020年と言う今年にワープするのをすっかり忘れており、読み返していてゾクっとしたのでした。まあ、オリンピックイヤーは何かと題材として使われやすいですわな。
自粛延長で休業も延長。
またしばらく電子化作業が捗りそうです。
4月は半ばから休業で、初の100冊超えの147冊。
ちなみにそれまでの過去最高は97冊。
ソネットブログはついに事業を手放してシーサーブログに移譲されるみたいです。
前から苦しいだろうなとは思っていましたが。
移譲後もこのブログが続けられるかはちょっと不安ですね。
一度シーサーに移転しようとして、使いづらくて諦めたので。。。
アゲイン!! コミック 全12巻完結セット (KCデラックス)
- 作者: 久保 ミツロウ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/05/16
- メディア: コミック
東京2020オリンピック競技大会記念貨幣(第三次発行分)百円クラッド貨幣 棒金3本
- 出版社/メーカー: ノーブランド品
- メディア:
電車は三密ではなかった?ユーチューバーが語るスウェーデンの今。 [時事ネタ]
小林よしのりことよしりんが初めてコロナに触れたとき、
「単なる風邪!」で始まって「自粛必要なし!どんどん感染しろ!経済を回せ!」というノーガード論調だったので、あれれそう来るの?と思った。今後、単行本収録などで修正されると勿体ないと思い、その後の言動を追いかけてきた。
なかなか炎上せんな。。。と思いながら見ていて、
ついに燃えたのが4月12日。
同じようなことを、吉田豪も思っていたらしい。
…というか、吉田豪のこのツイートが火元だったのね。
それ以後はあまり話題にもならない。
いやいやいや、よしりん先生よ、自粛もする、経済も回す、国民も救う。
全部やらなきゃいかんのが幹部の辛いところだ、
…ってブチャラティのような心意気が日本流でしょと思うんだけど。
それぞれの国がガンダムファイトのように色んなスタイルでコロナ怪獣と戦っている。
その中で異彩を放つのがブラジルとスウェーデンの二国。
どちらもノーガード戦法だとして注目を集めている。
ブラジルは国民の貯蓄率が低いとかなんとかで、長期のロックダウンには耐えられそうもないからノーガード方針なのだという分析がなされている。が、言うこと聞かない州知事もいるそうで、ブラジル国内でそれぞれ独自の戦略を繰り出して戦国時代の様相を呈しているとか。
スウェーデンについては、在住のユーチューバーの動画を見たが、かなり興味深い内容だった。
ノーガード戦法と聞いていたが、確かに外食は営業している。だがレストランが客数9割減だったり、ハンバーガーショップも営業していても店内のテーブルは密を避けて所々座れないようになっているなど、日本とあまり変わらない状態。ユーチューバーの奥さんは電車で都内(ストックホルム)に出勤している。
これがノーガードだとするなら、日本だってノーガードだ。
というか、聞けば聞くほど日本とそっくりな作戦だと俺は思うが、皆さんはどう思うか。
よしりんは5月2日になってようやくスウェーデンに触れ出して、
「スウェーデンが集団免疫策をやっているが、日本ならもっと死亡者数を減らして、あれがやれるはずだった。」と書いているが、散々批判してきた日本が既に同じ政策をとっていたと知ったらどう思うのだろう。ちなみに免疫が獲得できるという保証はないのだが、よしりんはそのことには触れない。
よく言われるスウェーデンの免疫獲得大作戦は、政府がそう宣言しているものではなく、察してね、みたいなノリだそうな。感染して死ぬ率が高い老人を隔離して守って、若者の多くて3%は経済回して死ぬ。まあ声高に宣言できる作戦ではない。宣言しないにしてもスウェーデン国内で政治家や識者へのバッシングや批判はあるし、失業率も高まっているそうだ。
それよりも興味深いのは、(というか、こっから本題)
動画のup主が最近になって抗体検査をしたところ、感染した経歴すらないとのこと。
奥さんが毎日電車で都心まで通っているので、とっくに家族で感染してると思っていたらしい。
up主は疑問を投げかける。
「毎日都心へ通勤してる人が感染していないとなると、ではどこの誰が感染するのかが気になる」
この問いがものすごく興味を惹かれた。
日本でも、電車をなぜ止めないのかというのはよく話題になっていた。
まあ経済が本格的に死ぬから、どんな方便を使ってでも止めさせないんだろうなと、みんな薄々感じていると思う。電車では喋らないから平気なんだという人もいる。それを聞いて、苦しいな。。。と思わずにはいられない。ある時期からよく聞くようになった「感染経路が追えなくなった」は、「感染経路が言えなくなった」という意味だと思っていた。
…が、ここに来て意外と電車は三密ではなかった???という理屈になってしまう。
いや、そんなワケなかろうと思うのだが、、、実際感染してないのだ。ふしぎ。
検査キットの精度が云々という話もあるだろうけども、それにしてもねえ。
↓その動画。
自分は電車通勤ではないが、みんなとっくに感染していてもおかしくないよねという心づもりでいた。が、意外とそうではないかもしれない。
経済がもたんとする時が来ているのだ、ということで、そろそろ日本も規制解除の流れになっていく。それをもってよしりんが自説が正しかったとマウントをとりに来ているが、それもどうかと思う。よしりんの論の問題は「ただの風邪」と言い切ったところがポイントだと思う。
よしりんには未知のウイルスに対する警戒感が全くない。最近は専門家を信用しないとまで言い出していてヤバいと思う。まあ確かにウイルスと経済の両方の専門家はいないだろうから、国家運営という意味での発言のバランスはとれないだろうけども。
アメリカでは死体を積み上げてるような惨状になっているにもかかわらず、よしりんは完全ノーガードを主張。そのくせ医療関係者はリスペクトしてるとフォロー。資金援助してれば万事解決と、想像力がない。医療現場にしてみれば、冗談じゃないって話だ。
最近ちょっとよしりんが思うような理想的な日本人像ってちょっと違うのかなと思い始めている。日本人の良さって、ある意味ずる賢さというか、時々物凄い合理性を発揮するところなのではないかと思う。大阪商人的というか。戦後戦前で生き延びるためにコロッとメンタリティを変えたり、現在もアメリカにゴマスリながらもきっちり利益を享受している。これでアメリカがダメになったとしても、スネ夫のように上手く強国に取り入る、それが理想的日本人なのではなかろうか。あまり漫画になりそうな美しさではないけども。
今回のコロナの件に関しても、ヤバいとこまで行ってその都度危険性を周知したところで納得が得られるように方針を切り替えていく。それは別にずる賢いことじゃないけども、ノーガードでもロックダウンでもなく、その中道を行く。ドラマチックでないが、ある意味合理的だ。いきなりノーガード戦法なんてのは机上の空論なんじゃなかろうか。実際、ブラジルもスウェーデンもやってない。
「単なる風邪!」で始まって「自粛必要なし!どんどん感染しろ!経済を回せ!」というノーガード論調だったので、あれれそう来るの?と思った。今後、単行本収録などで修正されると勿体ないと思い、その後の言動を追いかけてきた。
なかなか炎上せんな。。。と思いながら見ていて、
ついに燃えたのが4月12日。
同じようなことを、吉田豪も思っていたらしい。
あまり話題になっていないのが不思議な小林よしのり先生のコロナ論(『SPA!』連載『ゴーマニズム宣言』より) pic.twitter.com/X2PkVhu7bQ
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) April 11, 2020
…というか、吉田豪のこのツイートが火元だったのね。
それ以後はあまり話題にもならない。
いやいやいや、よしりん先生よ、自粛もする、経済も回す、国民も救う。
全部やらなきゃいかんのが幹部の辛いところだ、
…ってブチャラティのような心意気が日本流でしょと思うんだけど。
それぞれの国がガンダムファイトのように色んなスタイルでコロナ怪獣と戦っている。
その中で異彩を放つのがブラジルとスウェーデンの二国。
どちらもノーガード戦法だとして注目を集めている。
ブラジルは国民の貯蓄率が低いとかなんとかで、長期のロックダウンには耐えられそうもないからノーガード方針なのだという分析がなされている。が、言うこと聞かない州知事もいるそうで、ブラジル国内でそれぞれ独自の戦略を繰り出して戦国時代の様相を呈しているとか。
スウェーデンについては、在住のユーチューバーの動画を見たが、かなり興味深い内容だった。
ノーガード戦法と聞いていたが、確かに外食は営業している。だがレストランが客数9割減だったり、ハンバーガーショップも営業していても店内のテーブルは密を避けて所々座れないようになっているなど、日本とあまり変わらない状態。ユーチューバーの奥さんは電車で都内(ストックホルム)に出勤している。
これがノーガードだとするなら、日本だってノーガードだ。
というか、聞けば聞くほど日本とそっくりな作戦だと俺は思うが、皆さんはどう思うか。
よしりんは5月2日になってようやくスウェーデンに触れ出して、
「スウェーデンが集団免疫策をやっているが、日本ならもっと死亡者数を減らして、あれがやれるはずだった。」と書いているが、散々批判してきた日本が既に同じ政策をとっていたと知ったらどう思うのだろう。ちなみに免疫が獲得できるという保証はないのだが、よしりんはそのことには触れない。
よく言われるスウェーデンの免疫獲得大作戦は、政府がそう宣言しているものではなく、察してね、みたいなノリだそうな。感染して死ぬ率が高い老人を隔離して守って、若者の多くて3%は経済回して死ぬ。まあ声高に宣言できる作戦ではない。宣言しないにしてもスウェーデン国内で政治家や識者へのバッシングや批判はあるし、失業率も高まっているそうだ。
それよりも興味深いのは、(というか、こっから本題)
動画のup主が最近になって抗体検査をしたところ、感染した経歴すらないとのこと。
奥さんが毎日電車で都心まで通っているので、とっくに家族で感染してると思っていたらしい。
up主は疑問を投げかける。
「毎日都心へ通勤してる人が感染していないとなると、ではどこの誰が感染するのかが気になる」
この問いがものすごく興味を惹かれた。
日本でも、電車をなぜ止めないのかというのはよく話題になっていた。
まあ経済が本格的に死ぬから、どんな方便を使ってでも止めさせないんだろうなと、みんな薄々感じていると思う。電車では喋らないから平気なんだという人もいる。それを聞いて、苦しいな。。。と思わずにはいられない。ある時期からよく聞くようになった「感染経路が追えなくなった」は、「感染経路が言えなくなった」という意味だと思っていた。
…が、ここに来て意外と電車は三密ではなかった???という理屈になってしまう。
いや、そんなワケなかろうと思うのだが、、、実際感染してないのだ。ふしぎ。
検査キットの精度が云々という話もあるだろうけども、それにしてもねえ。
↓その動画。
自分は電車通勤ではないが、みんなとっくに感染していてもおかしくないよねという心づもりでいた。が、意外とそうではないかもしれない。
経済がもたんとする時が来ているのだ、ということで、そろそろ日本も規制解除の流れになっていく。それをもってよしりんが自説が正しかったとマウントをとりに来ているが、それもどうかと思う。よしりんの論の問題は「ただの風邪」と言い切ったところがポイントだと思う。
よしりんには未知のウイルスに対する警戒感が全くない。最近は専門家を信用しないとまで言い出していてヤバいと思う。まあ確かにウイルスと経済の両方の専門家はいないだろうから、国家運営という意味での発言のバランスはとれないだろうけども。
アメリカでは死体を積み上げてるような惨状になっているにもかかわらず、よしりんは完全ノーガードを主張。そのくせ医療関係者はリスペクトしてるとフォロー。資金援助してれば万事解決と、想像力がない。医療現場にしてみれば、冗談じゃないって話だ。
最近ちょっとよしりんが思うような理想的な日本人像ってちょっと違うのかなと思い始めている。日本人の良さって、ある意味ずる賢さというか、時々物凄い合理性を発揮するところなのではないかと思う。大阪商人的というか。戦後戦前で生き延びるためにコロッとメンタリティを変えたり、現在もアメリカにゴマスリながらもきっちり利益を享受している。これでアメリカがダメになったとしても、スネ夫のように上手く強国に取り入る、それが理想的日本人なのではなかろうか。あまり漫画になりそうな美しさではないけども。
今回のコロナの件に関しても、ヤバいとこまで行ってその都度危険性を周知したところで納得が得られるように方針を切り替えていく。それは別にずる賢いことじゃないけども、ノーガードでもロックダウンでもなく、その中道を行く。ドラマチックでないが、ある意味合理的だ。いきなりノーガード戦法なんてのは机上の空論なんじゃなかろうか。実際、ブラジルもスウェーデンもやってない。
34年前にコウモリのウイルスに感染する漫画があった!弘兼憲史「ハロー張りネズミ」 [時事ネタ]
コロナウイルスは中国のコウモリが発生源とか言われていますが、
コウモリのウイルスが事件を引き起こす漫画がありました。
それは弘兼憲史の探偵漫画「ハロー張りネズミ」です。
ヤングマガジンで連載され、単行本全24巻。
映画、スペシャルドラマ、アニメ、海外でも映像化されるなど、高い評価を受けている漫画。近年、瑛太や森田剛、深田恭子出演、演出が大根仁という豪華スタッフでTVドラマ化されています。
コウモリのウイルスが絡んでくる話は、
単行本15巻(1986/11/1初刷:文庫版は10巻に収録)に収録された、
「呪われた血脈」というシリーズ。
有名舞台俳優、梓茂丸(あずさしげまる)が依頼者。
50歳を目前にして健康が気になり、父親が50歳で亡くなっていることから人間ドッグを申し込む。ついでに父親の死因がなんだったのか知らないので、主人公の探偵、ハリネズミに調査を依頼。
どちらもとんでもない結果になる。
梓の友人である医者、清原は梓のレントゲン写真を見て驚愕する。
梓の消化器官は、コウモリやヒルのような吸血生物消化器官に変化しつつあった。
一方探偵ハリネズミは、梓の父親の死因が壮絶な自殺であることを突き止める。
さらに、梓の父親の日記から、
曽祖父の代から50歳になると吸血鬼になる家系であることが記されていた。。。
梓はだんだん固形物を受け入れられなくなり、
清原から輸血用の血を都合してもらい飢えを凌ぐ。
ハリネズミが調査を進めていくと、梓の先祖は支倉常長のヨーロッパ遠征から戻ってきた侍だったということがわかる。その侍はメキシコを経由した際に迫害を受け、流浪の果てに特殊なコウモリに噛まれ、ウイルス感染し、一定の年齢になると吸血生物の消化器官に臓器が変化する体質になったと推測する。。。
この後の展開は実際に読んでみていただきたい。
都合、タイトルからしてかなりのネタバレになってしまっているが、非常に凝ったシナリオで唸らさられる。瑛太主演のドラマ化でも映像化はされておらず、しばらく新規の読者も増えないだろうから、この記事をきっかけに読んでくれる人が増えてほしい。
この頃の弘兼憲史は「課長島耕作」も連載中。
同作家の一つの黄金期と言っても過言では無いだろう。
呪われた血脈以外にも傑作エピソードが満載だ。
コウモリのウイルスが事件を引き起こす漫画がありました。
それは弘兼憲史の探偵漫画「ハロー張りネズミ」です。
ヤングマガジンで連載され、単行本全24巻。
映画、スペシャルドラマ、アニメ、海外でも映像化されるなど、高い評価を受けている漫画。近年、瑛太や森田剛、深田恭子出演、演出が大根仁という豪華スタッフでTVドラマ化されています。
コウモリのウイルスが絡んでくる話は、
単行本15巻(1986/11/1初刷:文庫版は10巻に収録)に収録された、
「呪われた血脈」というシリーズ。
有名舞台俳優、梓茂丸(あずさしげまる)が依頼者。
50歳を目前にして健康が気になり、父親が50歳で亡くなっていることから人間ドッグを申し込む。ついでに父親の死因がなんだったのか知らないので、主人公の探偵、ハリネズミに調査を依頼。
どちらもとんでもない結果になる。
梓の友人である医者、清原は梓のレントゲン写真を見て驚愕する。
梓の消化器官は、コウモリやヒルのような吸血生物消化器官に変化しつつあった。
一方探偵ハリネズミは、梓の父親の死因が壮絶な自殺であることを突き止める。
さらに、梓の父親の日記から、
曽祖父の代から50歳になると吸血鬼になる家系であることが記されていた。。。
梓はだんだん固形物を受け入れられなくなり、
清原から輸血用の血を都合してもらい飢えを凌ぐ。
ハリネズミが調査を進めていくと、梓の先祖は支倉常長のヨーロッパ遠征から戻ってきた侍だったということがわかる。その侍はメキシコを経由した際に迫害を受け、流浪の果てに特殊なコウモリに噛まれ、ウイルス感染し、一定の年齢になると吸血生物の消化器官に臓器が変化する体質になったと推測する。。。
この後の展開は実際に読んでみていただきたい。
都合、タイトルからしてかなりのネタバレになってしまっているが、非常に凝ったシナリオで唸らさられる。瑛太主演のドラマ化でも映像化はされておらず、しばらく新規の読者も増えないだろうから、この記事をきっかけに読んでくれる人が増えてほしい。
この頃の弘兼憲史は「課長島耕作」も連載中。
同作家の一つの黄金期と言っても過言では無いだろう。
呪われた血脈以外にも傑作エピソードが満載だ。
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