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34年前にコウモリのウイルスに感染する漫画があった!弘兼憲史「ハロー張りネズミ」 [時事ネタ]

コロナウイルスは中国のコウモリが発生源とか言われていますが、
コウモリのウイルスが事件を引き起こす漫画がありました。
それは弘兼憲史の探偵漫画「ハロー張りネズミ」です。

ヤングマガジンで連載され、単行本全24巻。
映画、スペシャルドラマ、アニメ、海外でも映像化されるなど、高い評価を受けている漫画。近年、瑛太や森田剛、深田恭子出演、演出が大根仁という豪華スタッフでTVドラマ化されています。

コウモリのウイルスが絡んでくる話は、
単行本15巻(1986/11/1初刷:文庫版は10巻に収録)に収録された、
「呪われた血脈」というシリーズ。

有名舞台俳優、梓茂丸(あずさしげまる)が依頼者。
ハローコウモリ3.png
50歳を目前にして健康が気になり、父親が50歳で亡くなっていることから人間ドッグを申し込む。ついでに父親の死因がなんだったのか知らないので、主人公の探偵、ハリネズミに調査を依頼。
どちらもとんでもない結果になる。

梓の友人である医者、清原は梓のレントゲン写真を見て驚愕する。
梓の消化器官は、コウモリやヒルのような吸血生物消化器官に変化しつつあった。
ハローコウモリ5.png

一方探偵ハリネズミは、梓の父親の死因が壮絶な自殺であることを突き止める。
さらに、梓の父親の日記から、
曽祖父の代から50歳になると吸血鬼になる家系であることが記されていた。。。
ハローコウモリ4.png

梓はだんだん固形物を受け入れられなくなり、
清原から輸血用の血を都合してもらい飢えを凌ぐ。

ハリネズミが調査を進めていくと、梓の先祖は支倉常長のヨーロッパ遠征から戻ってきた侍だったということがわかる。その侍はメキシコを経由した際に迫害を受け、流浪の果てに特殊なコウモリに噛まれ、ウイルス感染し、一定の年齢になると吸血生物の消化器官に臓器が変化する体質になったと推測する。。。

ハローコウモリ1.png

この後の展開は実際に読んでみていただきたい。
ハローコウモリ2.png

都合、タイトルからしてかなりのネタバレになってしまっているが、非常に凝ったシナリオで唸らさられる。瑛太主演のドラマ化でも映像化はされておらず、しばらく新規の読者も増えないだろうから、この記事をきっかけに読んでくれる人が増えてほしい。

この頃の弘兼憲史は「課長島耕作」も連載中。
同作家の一つの黄金期と言っても過言では無いだろう。
呪われた血脈以外にも傑作エピソードが満載だ。

 

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