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サムライカアサンで思い出す楠本まき先生のジェンダーバイアス問題 [あの人は今]

「TOKIOの城島リーダー主演ドラマがなんと!」という見出しをクリックすると、「サムライカアサン」という漫画のドラマ化で、コテコテの昔ながらの「オカン」を演じるということだった。

サムライカアサン 1 (クイーンズコミックスDIGITAL)

サムライカアサン 1 (クイーンズコミックスDIGITAL)

  • 作者: 板羽皆
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/07/06
  • メディア: Kindle版


真っ先に思い出したのが、楠本まき先生の「ジェンダーバイアス」問題。
挑発的なカットの引用が大きな話題を呼んだ、と思う。

その中で、女性が生き辛くなる漫画表現の象徴として取り上げられたのが、エプロンにおたま持った記号的な女性の表現。まさに今回のサムライカアサンのような表現だと思った。

もっとも自分は楠本まき先生の主張には首を傾げざるをえない。
2年前ぐらいか、何度かに分けて記事を書いた。

要約して再掲すると、
・そもそも漫画は先入観(バイアス)なしに表現はできない。
・説明を省略するために使う。
・先入観を裏切るからこそ支持を集める(「ユカを呼ぶ海」の例)

楠本先生の主張を代弁するコマも、
「顔の整った人物が正しい主張をする」という先入観を利用して描かれている。

そのことに楠本先生が無自覚に見えるのは憤りを感じるのだが、
もっと度し難いのは作家であるのに作品の力に頼るのではなく、
編集者や出版社に働きかけることでシステムによって自主規制を推し進めようとしたことである。

と、まあTwitterで少し吠えようかなと思ったけども、
変な論争も多いし、万が一にもドラマ化のお祝いムードに水をさすのもなんなので、ブログで静かに当時を振り返った次第である。
アレから何か変わったのだろうか。

調べてみると、「サムライカアサン」の連載していたメディア、「ココハナ」は楠本先生も論争当時連載していたメディアである。当時の記事を読み返すと

『ココハナ』は、まあ、どちらかというと保守的な考え方の掲載作品の多い漫画雑誌です。

と楠本先生が分析していて、また味わい深いものがある。

 
少女漫画といえば、最近「一度きりの大泉の話」を読んだんですけど、面白かったので「少年の名はジルベール」も読んだんですよ。これも面白かった。萩尾先生のことを抜きにしてもエンタメしていて面白いです。もっともこれが面白かったからこそ、萩尾先生は書きたくもない本を描かざるをえなかったんですけど。

「少年の名はジルベール」の中で、竹宮先生が少女漫画革命を起こそうと奮闘してます。
楠本先生にインタビューをしたメディアはこう書いている。
少女漫画の中の世界はあまり変わっていないように感じます。

あれから2年。




サムライカアサン コミック 全8巻完結セット (クイーンズコミックス)

サムライカアサン コミック 全8巻完結セット (クイーンズコミックス)

  • 作者: 板羽 皆
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/11/18
  • メディア: コミック



タグ:自主規制
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思い出深いゲームクリエイターコンテスト。開催したソフトウエア興業のその後。 [あの人は今]

古いLOGiNを電子化していたら、思い出深い広告ページを見つけた。
広告ページを使って、あるソフト会社がコンテストの結果発表をしている。

ソフトウェア興業.png

当時から、なんかいろいろ微妙な気持ちになるコンテスト結果発表だった。
とくにイラスト部門。
初期の少年ガンガンの新連載って感じだ。
ソフトウェア興業2.png
感じ方は人それぞれで、30年前の絵を取り出してあげつらうように論評するのも失礼極まりない話だけども、ものすごい印象的だった絵なのであえて紹介したい。マンガならわかるけど、イラストコンテストの大賞100万円かなあ…という気はする。冠が「ゲームクリエイターコンテスト」なので、ゲーム的という文脈で評価されたのだろうか。

審査員は誰だったのだろう。
会社の人たちか。
大賞作品の絵(右上)に記事をかぶせてしまうあたり、
自身らが決めた大賞作品に対してリスペクトが無い気がする。

賞を開催した「ソフトウエア興業株式会社」
ロゴはどこかでみたことあるような気がするんだけども知らない会社だ。
堀井雄二や中村光一を見出したエニックスにあやかりたいという思惑があってのコンテストなのだと思うんだけども、そんなゲームメーカーの名前は知らない。

調べてみると、コンテストの翌年にファミコンゲームを発売する計画だったようだ。
ネットを検索すると広告とゲーム画面が出てきた。
ソフトウェア興業3.png
引きとなるキービジュアルが全くなく、タイトルも「スペースオペラ 大いなる神々」と、
超ボンヤリしている。
ゲーム画面もヒットゲームをそのまま踏襲した感じだ。

ファミコン通信1990年10月26日号には91年の3月発売の記述がある。
ソフトウェア興業1.png
この辺のファミ通は電子書籍化が終わってないので資料が飛ぶが、
1991年7月12日号では発売日未定となっている。

ちなみにイラストコンテストの大賞者の名前を検索してみると、1994年発売のナクザットのシューティングゲーム、ネクスザールに同姓同名のクレジットがある。サブデザイナーだそうだ。

 
ソフトウエア興業は設立が1974年。
いわゆるソフトウェア開発をする会社として始まったそうだが、プログラマーを派遣する業態に特化して2000年ごろからITバブルで社員数を急激に伸ばし2008年には3000人を超す大所帯となったそう。その社員寮をあちこちに建てる際に脱税をして2011年ごろに社長らが逮捕されると業績が悪化して数年後に倒産。

検索すると、とにかくブラックだと評判が悪い。
しかし業態はどうあれ、古き良きゲーム会社がバタバタと潰れていく中で、こんな名も知らない会社が人材派遣という鉱脈を見つけて30年も会社を存続させたのは夢があるなあとも思う。

 

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タイガーマスクの正体を暴露して腕を折られた太陽仮面ソラールの見た本当の地獄 [あの人は今]

前回からの続き。
大ブームを巻き起こしたプロレスラー、タイガーマスク。
「プロレススーパースター列伝」では正体佐山サトル説を一生懸命否定していたが、当時の学研の「アイドルコミックス」では割とガバガバな書き方。

タイガーマスクの正体はそれほど厳重に隠されていなかった?ということを引き続き検証する。

所有している文庫版「列伝」6巻の巻末で、記者から佐山サトル説を追及され、
猪木新間コンビは余裕の表情で「そう単純かどうか」と発言するコマがじわじわくる。
実録ターガーマスク1.png
これはいわゆる「効いてないアピール」に他ならない。単純も単純だったのだ。

文庫版8巻から、正体は佐山サトルじゃないよーんキャンペーンが始まる。
その口火を切るのがメキシカンマスクマン、太陽仮面エル・ソラール。
「フッフッフ…タイガーマスクの正体はサヤマ・サトルなんて日本人じゃないが 同じ東洋人さ!」
太陽仮面1.png
そして、「国籍は香港!名は…ミスター・カンフー!!」
記者は何言ってんのって感じで珍しく正しいリアクションをとるが、ソラールは証拠写真を見せて、とりあえず佐山サトルとは別人という理解を得ようとする。

記者は「佐山サトルはこんな不気味につりあがった目じゃなくやさしい目つきをしていた。あ、あきらかにこれは別人の目だ!」と納得する。
太陽仮面2.png
このコマがいまひとつ意図がよくわからない。
原作の梶原一騎と、作画の原田久仁信の間で意思疎通がよく出来ていなかったのだろうか。

「不気味につりあがった目」というのはメイクであることは明らかだ。
そういう原作が上がってきても、メイクじゃないようにごまかす作画は可能なのに、原田久仁信はそうしてない。そもそも目つきが違うから別人なのだとしたら、タイガーマスクの正体がミスターカンフーだとする論拠も成り立たないのでは。非常に苦しい弁明だ。

ちなみにこの後、列伝でのタイガーは、カンフーというリングネームを過去に名乗ったことを認めるも、そのまま記事にすれば恥をかくと記者を脅かし、制裁とばかりに試合ではソラールの右腕をへし折ってボコボにしてしまう!このタイガーのテンションに記者も記事を書くことを躊躇してしまうという展開になる。
太陽仮面3.png
かるがるしく覆面レスラーの秘密をしゃべることは、われわれレスラー仲間では、タブー(厳禁)とされている!うっかりおしゃべりして、仲間からフクロダタキにされた実例もあるほどで…その怒りがタイガーマスクに太陽仮面の腕をブチ折らせたのか?なにしろタイガーはケンカ殺法にかけても悪役養成機関(トラの穴)出身のアニメタイガーそのままメッポー強い!!アントニオ猪木(談)

と、解説が入る。

しかしこの試合を実際に見てみると、
タイガーが故意に折りにいったわけではなく、技の攻防中にソラールが脱臼してしまうという、明らかに不慮の事故だった。ソラールは脱臼して激痛に苦しみながらも、なんとか試合を続行させようと頑張っているのだ。

動画の6分あたりからソラールの挙動がおかしくなる。その後グダグダになり9分頃にタイガーが見せ場を作って試合を終わらせようとラッシュを仕掛ける。これが列伝のソラールボコボコシーンに採用される。が、小鉄はフィニッシュを認めない。。。

タイガーもなんとか試合をエンタメとして早く終わらせようと奮闘するのだが、レフリーの小鉄さんがなかなか諦めようとしない!漫画では小鉄さんが必死に止めたことになっているが。。。
太陽仮面4.png

この辺の小鉄さんの挙動は列伝のマイク・コステロ戦のエキサイトしてる姿とダブる。
太陽仮面5.png

健気に頑張ったソラールは、漫画では
「この野郎、なんて弱いんだッ!!太陽仮面なんてえらそーな名前つけやがってー!」と、エライ言われよう。日本の少年少女の中に、屈辱的なイメージを残して帰国したことになる。
この記事を書くまで、自分の認識も同じだった。

そもそも列伝にある、タイガーを激怒させた記者会見はあったのだろうか?
…まあ、無いだろう。
アクシデントがあった試合を使って、都合のいいように脚色したのだ。
役割とは言え、ちょっとソラールには気の毒すぎるが。

2010年にベースボールマガジン社から発売された「初代タイガーマスク30years1981-1983」では、見開きを使ってソラールの事故に触れ、健闘が称えられている。
太陽仮面6.png
その記事によると、
この初来日はいいところのなかったソラールだが、その後、現在に至るまでずっと現役で戦っているということに驚かされる。02年には総合格闘技にもチャレンジし、10年7月には同じく大ベテランのネグロ・ナバーロといぶし銀の攻防を繰り広げた。タイガーとも02年にリングで再会。あれから30年の月日が流れ、あともう一度だけ見てみたいと思わせるカードである。
と結ばれている。

知らない人も多いだろうが、一応名誉の回復はなされたのだ。

 
続く。

 

初代タイガーマスク30years 上巻(1981ー1983)―永久保存版 新日本プロレス時代 (B・B MOOK 682 スポーツシリーズ NO. 554)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2010/08/02
  • メディア: ムック



初代タイガーマスク30years 下巻(1984ー2010)―永久保存版 UWFからリアルジャパンまで (B・B MOOK 683 スポーツシリーズ NO. 555)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2010/08/02
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ジャンプ600万部時代のバブリーな一冊、「ホップ★ステップ賞selection」8巻。 [あの人は今]

「ホップ★ステップ賞selection」8巻を購入。
ジャンプの新人漫画賞受賞作品の一部を一冊にまとめたものだ。
1992年4月15日発行。

今や徳弘正也クラスですら紙の単行本を出してもらえない出版不況なのに、
新人の短編集めて一冊出せるってのは、よく考えたらとんでもなくバブリーな話ですな。
ちなみに1992年の少年ジャンプの発行部数は618万部で、最高記録を出す3年前の上り調子の時期。
その618万部の読者の中から1000人に一人が買ったとしても6000部。すげえええ。

この本を購入した理由は松本大治の「鋼鉄のマングース」が読みたかったから。
松本大治は4年後の1996年、少年マガジンでバンド漫画「デスペラード」全4巻を執筆。死ぬほど繰り返し読んだ漫画だったが、その後、作品を発表した記録は見つからない。デスペラードは傑作だったが、色々と迷走もしていた漫画だった。

「鋼鉄のマングース」を読んでみたが、めちゃくちゃ絵が上手い。
マングース3.png
なんと自転車レース漫画だ。
自転車を使った複雑な構図を、緻密に描き上げている。
マングース2.png
リアルタイムで読んでいたら、驚異の新人現ると思ったことだろう。
マングース4.png
デスペラードを読んだときは、あまり画力が売りという風には見えなかった。
むしろ後半に行くほど作画の荒れが顕著で、見るに耐えないレベルだった。
やはり週刊&プロの厳しさで、かなり疲弊があったのだろう。
そういう過酷な状況で出来上がったものが「実力」と見られるのだから厳しい世界だ。
松本大治が消えていった理由も、なんとなく分かった気がする。

 
「ホップステップセレクション」8巻を読んでいて、もう一人気になる作家がいた。
名前はきりきけんいち。
マングース1.png
選評には「どこかで見たような絵とストーリー」と描かれていて、
まあそれっぽいのだが、驚くことに当時なんと16歳!
すごいセンスあるなあ。。。天才か!

いま何やってんのかなと調べてみたら、調べても出てこない。
本名も載っていたので桐木憲一で調べてみたら、
2017年に手塚るみ子と結婚したというので驚いた!
いったい何があったんだよ。。。
(つうか手塚るみ子って結構若いのね)

このホップステップ賞の後、きりきけんいちは8年かかって2002年にジャンプで連載を獲得。
霧木凡ケン名義で始めた「地上最速青春卓球少年ぷーやん」は13週で打ち切られたようである。

その後、青年誌に活動を移し、その中には映画化されたものもあるそうだ。
イラストレーターとして大河ドラマに関わる仕事に関わる仕事もしている(微妙な言い回し)。

 
…もうひとつ、この「きりきけんいち」氏の作品に目が止まった理由がある。
高校生ぐらいの頃?、あるエロ雑誌に載っていた漫画に似ているのだ。

病弱で保健室の常連な男子学生が、
サバサバした保健室の先生とエロいことになるのだが、
サバサバ先生はプライベートでいろいろあったらしく、最後に自殺してしまう。
自殺に抗議する意味で、マラソン大会を頑張る、、、みたいな話だったと思う。

エロ雑誌の漫画なのにちゃんとストーリーがあって今でも強く印象に残っている。
自分も病弱な生徒だったので、頑張った先にある達成感は素晴らしいというメッセージをいまだに思い出す。サバサバ保健室先生の笑顔もよかった。

…まったく見当違いのこと言ってるような気もするんですよね。
現物もないし。年代的にもちょっと矛盾がある話。
だから本人のツイッターもあるけど、怖くて聞けませーん。
でも、あの漫画また読みたいなあ。

 
この「ホップ★ステップ賞selection」8巻には他に、
「元気やでっ!」の山本純二の他、織田秀則、松元おさむ、おおた文彦などの作品が収録されている。

【おまけ】
総評ページから

にわのまこと「わたしたち!」
冨樫義博「いれかわってる〜?」
マングース5.png





ホップ★ステップ賞selection 8 (ジャンプコミックス)

ホップ★ステップ賞selection 8 (ジャンプコミックス)

  • 作者: ジャンプ編集部
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1992/04
  • メディア: 新書



DESPERADO 全4巻完結(少年マガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]

DESPERADO 全4巻完結(少年マガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]

  • 作者: 松本 大治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: コミック



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安倍政権を打倒するRPGではありません!「ラサール石井のチャイルズクエスト」 [あの人は今]



「検察は政権に飼いならされている」ってことは政権シンパの人間は何をしても罪にならない、って事だけじゃない、逆らっている人間は小さな事でも罪になるってこと。不倫や薬物はもちろん、酔ってグラス割っても器物破損、外で酒も飲めない。事故や違反でも捕まるから車乗れない。

ラサール石井のツイートが最近アレで話題になっている。
ラサールさんは外で酒も飲まないし、車の運転も薬物も不倫も控えてるらしい。
他にも沢尻エリカが逮捕されたのは安倍政権の陰謀というツイートが物議を醸した。

 
ラサール石井って知っているけど、お笑い芸人としてはなんの実績があるのかよく思い出せない人。
ひょうきん族とか出てたっけ?

今の人たちにはなんと言っても「こちら葛飾区亀有公園前派出所」での両津勘吉の声を当てた人という印象が強いのではなかろうか。俺世代ではなんと言ってもファミコンのRPG「ラサール石井のチャイルズクエスト」だ。
チャイルズ2.png
(今回の画像はすべて「ファミコン通信」掲載のもの)

ラサール石井のチャイルズクエストのジャンルはパロディRPGというべきか。
1989年6月23日にナムコから発売。
お客さんをよいしょしてファンにし、お小遣いをもらい装備を整え、芸能界でのし上がっていくゲームだ。

ナムコはPCエンジンで発売した「ワールドコート」というテニスゲームで、ドラクエ風のゲームモードを追加して旋風を巻き起こした。それと明石家さんまら吉本芸人を起用したパロディアドベンチャーゲーム「さんまの名探偵」をヒットさせた流れでチャイルズクエストは作られたのだと思う。
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ラサール石井とチャイルズ磯野貴理子と他二人)というアイドルの起用は今見ても微妙だけれども、ファミ通の初週の売上ランキング6位とけっこう売れている。クロスレビューは6・7・7・5といまひとつ。プレイしたことはあるが、レベル上げがキツくて途中で投げた。。。
チャイルズ4.png

 
安倍総理嫌いというか、総理大臣嫌いというか、結局のところ反権力思考がいきすぎて、かえって周りからひかれてしまう人たち。最近思うのだけど、生まれ持った思考回路のクセなんじゃないかなと思う。ネトウヨと呼ばれる人はあまり安倍総理の失態が気にならない。反対にアベガーの人たちは香港やチベットなどの外国のことが気にならない。

時々、きっことかラサール石井のツイートをザーッと眺めてみるんだけど、香港やチベットのことへの発言は見当たらない。どこかで書いてるんだとは思うけども、割合から言ってせいぜい99:1ぐらいと思って間違いないんではないだろうか。香港であんなにひどいことが行われているのに、やれ安倍総理が豪華な食事をしただの、芸能人逮捕は自分の失態を隠すためだの、重箱の隅を突き破るような偏り方だ。

この極端さはやはり脳の癖なんじゃないかなーと思う。
たぶん香港やチベットでギロチン処刑がTV放送されたとしても、安倍総理の贅沢な食事の方が気になると思う。国内のことにしか目がいかないので海外で何が起こってもほとんど気にならない。ネトウヨはその逆ということになるのだろう。そう考えると、右と左の政治論争も、もう少し冷静に生暖かく見えてくるのではなかろうか。
チャイルズ1.png

 







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手塚治虫と並ぶ人気があっても、50年経つと忘れ去られる? [あの人は今]

「手塚治虫とトキワ荘」読んでいたらば、
サンデーとマガジン創刊時のくだりで気になったことがある。
少年マガジン創刊号に起用した漫画家に、高野よしてるという人がいたと書かれている。

当時は手塚治虫と並ぶ人気漫画家だったそうだ。
知ってる?俺は全然知らなかった。
手塚治虫と並ぶ人気の漫画家なのに。

今の感覚で言ったら、将来ワンピースのことをみんな覚えているのに、ナルトやブリーチを誰も覚えてないみたいなことじゃないすか。

ちょっと気になって調べて見た。
高野よしてるが少年マガジン創刊号から始めた漫画のタイトルは「13号発進せよ」
巨大ロボット漫画である。逃げも隠れもしない、鉄人28号インスパイア漫画である。

本を取り寄せてみたが、説明文にも堂々「鉄人28号に対抗して描かれた」とある。
13号の体はブルーで鉄人と同じ。頭だけ赤い。ゴーグルタイプのジム系のご尊顔である。
鉄人と同じく誰でもリモコンで操縦でき、主人公の名前は正太郎ならぬ京太郎であった。
この漫画については次回細かく紹介する予定。
高野1.png
作画がいいなと思った。
それが購入に至った理由の一つ。
確かなデッサン力がウリの一つだったらしい。

調べてみると、雑誌編集長だったこともあるらしく、いい意味で商売人目線でニーズを取り入れられるフットワークの軽い人だったのだろうと想像している。最大で月に15本も連載を抱えるほどの売れっ子だったが、20年続けて体を壊すと思ったのか1970年に断筆して写真館を始めたそうだ。

 
手塚治虫と並ぶ人気でも、おそらく俺世代になるとほとんど知らない。

手塚治虫が多作だった理由の一つに忘れられないようにという強迫観念があったという人もいる。「忘れられるわけないじゃん、もっとのんびり仕事すりゃいいのに」と思ってしまうが、やはり手塚の心配は半分正しいのかなとも今思う。

手塚治虫は石ノ森章太郎に「漫画は残りませんよ」と言ったそうである。
残りません.png
「…マンガは残りませんよ。」
「…そうかなァ… そうでしょうか。」
「作者と一緒に時代と共に、風のように吹き過ぎていくんです。ーそれでいいんです。」

ワンピースは長く人の記憶に残ると思うが、ナルトやブリーチはどうか。
いや、今と市場規模も全然違うし、当然同じレベルで語ることはできないが、意外と残らないこともあるかもしれない。忘れてはいけないのが、忘れ去られる訳が無いと当時思われていた漫画が、現在あっさり忘れ去られそうになっているという事実である。

 
高野よしてるについて驚いたのは「13号発進せよ」以前にも巨大ロボット漫画を描いていて、タイトルが「赤ん坊帝国」。高い知能を持った赤ん坊たちが団結して宇宙人と戦う話だそうだが、この漫画に出てくるロボットはなんと大仏なのだそうだ。シュール!

やはり当時の感覚では巨大で戦うものというと大仏という認識がスムーズだったのだろうか。
ちなみに途中で大仏が奪われて敵になり、もう一つの大仏を味方にして戦う。
奈良の大仏vs鎌倉の大仏みたいなことになるのだそうだ。ガンダム0083を先取りしている!

検索してよく出てくるのは、泉ゆき雄によるリメイク版。

ゲームセンターあらしにも同じタイトルの話があるが、影響があるのかもしれない。
あの高須クリニックの院長も「赤ん坊帝国」を愛読していたという。

読んでみたいが、復刻版的なものはなさそう。
いまアニメ化なんかしたら意外とヒットするのではなかろうか。

 

13号発進せよ [完全版]  コミック 全2巻  完結セット

13号発進せよ [完全版] コミック 全2巻 完結セット

  • 作者:
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: コミック



手塚治虫とトキワ荘

手塚治虫とトキワ荘

  • 作者: 中川 右介
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/05/24
  • メディア: 単行本






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「ワシにジャリ向け小説を書けというのかあッ!」名編集者加藤謙一を怒鳴りつけた大作家佐藤紅緑を知る [あの人は今]

「手塚治虫とトキワ荘」という本を読んだ。
裏取りを徹底してトキワ荘神話の真実を追求するというコンセプトの本。

その中で加藤謙一について多く項が割かれている。
トキワ荘の面々が最も親しむ、学童社の「漫画少年」の編集長だ。
「まんが道」では学童社が倒産する瞬間も描かれていて衝撃的だった。
佐藤紅緑1.png
(画像は「まんが道」に登場する加藤謙一)

「手塚治虫とトキワ荘」では「漫画少年」の不振の理由として、
健全な漫画に拘った加藤謙一の編集方針を挙げている。
同じく自らが思う健全な漫画にこだわり破滅していく寺田ヒロオが、
「漫画少年」のデータをまとめあげた本を出版するのは皮肉というほかない。

「まんが道」では親しみやすいお兄さん的に描かれている加藤謙一編集長だが、学童社を設立する前は講談社で取締役まで登り詰めた、ウルトラ出来る編集者だったと「手塚治虫とトキワ荘」には書かれている。

そんな加藤謙一が講談社で少年雑誌を切り盛りしている時期、コネのある大作家に原稿を頼みに行って「鼻垂れ小僧のための小説を書けというのか!」と激怒されたことがあったという。大作家と言っても俺が名前も聞いたことがないような作家である。

また手塚治虫の時の島田啓三パターンかと思った。
手塚3.png
(画像は矢口高雄「ボクの手塚治虫」) ちなみに「手塚治虫とトキワ荘」によると、島田はこの直後身内には手塚を認める発言をしていたという。

激怒した大作家の名前は佐藤紅緑(1874〜1949)
ウィキペディアを読むと、作品がずらりと並ぶが何一つ聞いたことがない。
息子で詩人のサトウハチローの名前は聞いたことがあるぐらい。

激怒した佐藤紅緑だが加藤謙一の説得に考え直し、
『あゝ玉杯に花うけて』という小説を執筆。
これが佐藤紅緑最大のヒットとなり、雑誌の売り上げも上がってしまうのだから佐藤も加藤もすごい。

佐藤紅緑はその後、加藤謙一に「漫画をもっと載せたらどうか」とアドバイスし、そこで抜擢されて生まれたのが田河水泡(たがわすいほう)の「のらくろ」だというから世の中わからない。ちなみに
田河水泡というペンネームは本名の「たかみざわ」の当て字なんだと。

読んでいる途中で梶原一騎のドキュメンタリーを見ていたら、少年マガジンの編集長から原稿依頼された時の口説き文句が「マガジンの佐藤紅緑になってほしい」というものだったというから驚いた(このエピソードは「手塚治虫とトキワ荘」にも書かれていた)。梶原一騎も佐藤紅緑のファンで、大ヒット作品の一つ「巨人の星」も『あゝ玉杯に花うけて』に強く影響を受けた作品だったという。
佐藤紅緑2.png
(画像は梶原一騎原作、原田久仁信作画「男の星座」

もちろん文芸に詳しい人は知っているのだろうが、俺世代で漫画に詳しい人が佐藤紅緑をどれだけ知っているのだろうか。ちなみにウィキペディアで巨人の星の項目を検索しても、佐藤紅緑の名前は出てこない(2019年11月現在)。
 

佐藤紅緑がそうかどうかは置いといて、
ヒット作も意外と後の世に残らないということがあり、我々はそれをつい忘れがちではないかと思う。

今の世の中に巨人の星の知名度がどれほどあるか分からないが、パチンコ&パチスロもあったし少年マガジンでリメイクも連載されていた(それも10年前だ)。巨人の星を語る際に、『あゝ玉杯に花うけて』にまで話が及ぶ人がどれくらいいるのか。ほとんどの人は佐藤紅緑の成分をないものとして、よりオリジナリティーの純度が高いものとして巨人の星を見ているはずだ。

まさかそこまでの大ヒット作に影響されていて、
それが忘れ去られているなんて誰も思いもしないだろう。

今で言えば、
将来ワンピースを語る際に、
ドラゴンボールの記憶がなくなっているようなものである。


手塚治虫以前に大ヒット漫画もあったし、大ヒット漫画家もいた。
同時代に手塚治虫と人気で肩を並べ、さらに忘れ去られていった漫画家もいたのである。

次回はそんな漫画家を一人紹介したいと思う。

続く。

 

手塚治虫とトキワ荘

手塚治虫とトキワ荘

  • 作者: 中川 右介
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/05/24
  • メディア: 単行本



手塚治虫とトキワ荘 (集英社学芸単行本)

手塚治虫とトキワ荘 (集英社学芸単行本)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/05/29
  • メディア: Kindle版



ああ玉杯に花うけて

ああ玉杯に花うけて

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/10/03
  • メディア: Kindle版



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大炎上!あいちトリエンナーレ芸術監督、津田大介を見て自戒する!手塚治虫「ブッダ」 [あの人は今]

津田大介が芸術監督を務めたあいちトリエンナーレが盛大に炎上した。
内容については散々語られていると思うので、あえて触れない。
炎上三国志26.png

津田大介のビジュアルがメディアに露出するたびに思うのは、なんでこんなに太っちゃったんだろうということ。
津田大介3.png
すごいイケメンだったイメージがあるのだが。あれは幻だったのかと思う。君、写真と違わない?って感じだ。
津田大介7.jpg

10年ぐらい前、ある雑誌のツイッター特集でその存在を初めて知った。
読み返してみるとtwitterは炎上しにくいとか解説されていて笑える。
当時、本も一冊買って読んで見たのだが、よくわからなかった。
津田大介4.png

先日、積ん読になっていたノルマの「OZmagazine 2019年 8月号No.568 夏のアート旅」OZマガジンを読んでいたら、あいちトリエンナーレで特集を組んでいた。もちろん炎上前に出た雑誌だ。そしたらそこの津田大介の写真は痩せた時のものが使われていた!
津田大介2.jpg
そっかー、やっぱ女性誌的にはこっちが正解なのか。雑誌と本人と、どっちが選んだのかわからないけども。

 
手塚治虫の「ブッダ」の終盤で、ブッダが暗殺未遂をキッカケにすごい老け込んで、従来のイメージにビジュアルチェンジする。
津田大介6.png
津田大介からはそんなことを連想してしまう。
津田大介5.png

若者顔がオッサン顔になる瞬間ってのがあると思う。
津田大介は過食でそこを超えてしまったのだろうか。
自分はまだ若者顔なので、頑張って運動して維持しないとなあと思う。

 

ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)

ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)

  • 作者: 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 潮出版社
  • 発売日: 2000/04/01
  • メディア: 文庫


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四半世紀で失った477万人はどこに行った?「少年ジャンプ暗黒50年史」 [あの人は今]

コンビニで見かけてなんとなく買ってみた
「少年ジャンプ暗黒50年史」がなかなか使える。
時々引っ張り出してきてパラパラ読んでいる。

 
暗黒50年史には創刊からの年ごとの発行部数を書いてあるページがある。
同時に始まった連載、終わった連載が記録されている(こち亀やスラムダンクなど見落としがチラホラあるけど。。。)。

ギネス記録になった95年の653万部から下がり続けているのは誰もが知るところなのだが、改めて数字としてみるとクラクラする。

95年 653万部 ドラゴンボール終了

【解説】ドラゴンボールが終わった年がジャンプの頂点であることを考えると、商売的にはナメック星以降の引き伸ばしは非常に真っ当だったと思える。ドラゴンボールはただの漫画では無かった。あの雑誌の、あの紙に印刷された鳥山明の絵に不思議と惹きつけられた部分も大きいと思う。時々昼休みに学校抜け出してまで立ち読みしに行ったぐらいである。

96年 588万部 スラムダンク終了 遊戯王連載開始
97年 405万部 ワンピース連載開始 
98年 360万部 ハンターハンター連載開始

【解説】ドラゴンボールが終わって70万部減。スラムダンク終わって190万部減である。編集部が勝手にスラムダンク最終回に「第一部完」と写植を打ったのもうなづける。

二大タイトルの跡を継いで看板作品になった「るろ剣」は、やや役者不足な印象を受けた。ドラゴンボールに匹敵する作品など10年は現れないと思ったが、翌年にワンピースが登場。しかし全盛期から減った250万部を取り戻すことは出来なかった。

99年 363万部 ナルト、ヒカルの碁、テニスの王子様開始 るろ剣終了
00年 363万部
01年 340万部 ブリーチ連載開始

【解説】次世代ジャンプを象徴する作品が揃った時期。98年から3年連続で360万部を維持し、ここが底だと思わせるが、そこからさらにじわじわと下がっていく。

02年 320万部 いちご100%、アイシールド21連載開始
03年 300万部
04年 300万部 デスノート、銀魂連載開始 ジョジョ移籍

【解説】デスノートが連載開始。ブームを巻き起こし、いまだに伝説的な作品として語られる漫画だが、部数は微減していく。

05年 295万部
06年 295万部 ToLOVEる連載開始 デスノート終了
07年 277万部

08年 277万部 バクマン。連載開始
09年 287万部 黒子のバスケ連載開始 ToLOVEる、アイシールド21終了
10年 293万部

11年 296万部
12年 283万部 暗殺教室連載開始 バクマン修了。
13年 283万部

14年 271万部 ヒロアカ、火ノ丸相撲連載開始 ナルト、黒子のバスケ終了
15年 242万部
16年 223万部 暗殺教室、こち亀、ブリーチ終了

17年 191万部
18年 176万部

【解説】色々いい漫画があったのだろうけども、俺にとってはジョジョが移籍した後のジャンプはもうあまり手に取ることすら無くなってしまった。小畑健と鳥山明が載ると読んでましたけどね。バクマンは単行本も買ったけども、それ以降は。。。

それにしても653万部あったものが23年で176万部にまで落ちているのは、改めてみると泡吹いて失神してしまいそうな数字だ。こうして一覧にしてみると、炎上して不買運動が起こっているようにすら見える。その年どしで、編集者や作家が死に物狂いになってもこの結果なのだ。

失った477万部の中に俺はいなかったりする。俺がジャンプを購入していたのはおそらく85〜87年あたり。450万部ぐらいの頃だが、「北斗の拳」「キャプテン翼」「聖闘士星矢」「キン肉マン」「奇面組」「シティーハンター」「男塾」「オレンジロード」など、連載陣のメンツ的にはジャンプ黄金世代といって間違いない。

97年ごろの「ワンピース」「ナルト」「ブリーチ」「遊戯王」「テニスの王子さま」「ヒカルの碁」「るろうに剣心」の時代も、それらのほとんどを読んでない俺でも黄金時代に迫るぐらいの充実したラインナップだと思う。それなのに450万部時代に比べ150万部ほど取り返せてないのは興味深い。

今は何かとスマホのせいにされがちだが、当時はスマホもない。ゲームのせいという意見もあるかもしれないが、650万部はファミコンブームの後の話である。

よく言われる少子化というのは、もちろん結論の一つだとは思う。
ウィキペディアによると、日本の生産年齢人口も1995年をピークに減少し続けているという。95年はジャンプの頂点である653万部の年である。

果たしてジャンプが653万部になることはないにしても200万部、300万部に返り咲くことはできるのだろうか。ワンピースを超える、ジャンプを買ってまで読みたいという漫画は今後現れるのだろうか。夢物語なのかもしれないが、個人的には期待している。

 

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少年ジャンプ 暗黒50年史 (マイウェイムック)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マイウェイ出版
  • 発売日: 2018/10/18
  • メディア: ムック



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画集を出すならこのタイミング?佐々木晃(東京省 TONG KING SHOW)は今どこに [あの人は今]

前回、最後に触れたイラストレーターの佐々木晃(東京省 TONG KING SHOW)
久しぶりに見たが、本当に良い絵だと思う。
ハリス他3.png

浅瀬のグラビア風のイラストは若干水紋で隠れているが、よく見ると乳首が描かれていてかなりギリギリを攻めている。
佐々木晃5.jpeg

これで思い出したのがタイトーが1988年から人気シリーズとして発売していたファミコンゲーム、「究極ハリキリスタジアム」。広告イラストだったのではないかと思う。

応援団が勝敗の行方を見守り固唾を飲んでいる一瞬を表現した一枚だ。そのメンツはバリエーションに富んだもので、中にはイチャついているカップルもいる。その隣にはカップルを盗み見て鼻血を出している男もいる。まあ、子供ながらにベタな構図だなーと思った。
ハリス他1.jpeg
ところが、このイラストをもっとよく見ると、カップルの男は女性のシャツに手を入れ、豊満な胸をまさぐっているのである!これを子供向けの媒体でやるかと驚いた。
ハリス他2.png
確かファミマガの読者投稿で、このイラストにマーカーで印をつけて、「ここまでするなよ!」とツッコミを入れたものがあったような気がする。このイラストは攻め過ぎていて、その投稿があるまで胸をまさぐっているとこまで気がつかなかったような気もする。

ざっと調べてみたが、佐々木晃のイラストはマルカツPCエンジン時代のものがポップで好みだ。
今現在の活動はよくわからない。
検索すると2015年にフェイスブックで個展のお知らせをしているが、わずかな投稿しかしておらず、今現在2018年の投稿が最後。

2020年の3月に発売されるPCエンジンminiに合わせて、雑誌電撃PCエンジンも復刻号が出版されるという。まだ予約も始まっていないが、告知のイメージショットでは佐々木晃の過去絵が流用されている。電撃やマルカツ自体に思い入れはないのだが、なんか楽しみで買ってしまうかもしれない。

画集を出すならこのタイミングしかないなあ。。。

 

PCエンジン mini

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PCエンジン コアグラフィックス mini (輸入版:欧州)

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