次に来る漫画も引用する里見桂/愛英史「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」 [名作紹介]
年を取ると新しい漫画がよく分からなくなって、
最近の漫画はつまらなくなったとか言い出す病がある。
(画像は「ゴーマニズム宣言」4巻。 ここで言う「今」とは1994年の事である)
そりゃあ若い人よりは多くの作品を読んで、
比較するものが多いわけだから、
なかなか新しいものは受け入れられませんわな。
(画像は「チャンピオンズ~週刊少年チャンピオンを創った男たちの物語~」)
(画像は桜玉吉「日々我人間」)
そんなワタクシですが、
「次にくるマンガ大賞2022」というのがあったので、
なんとなく試しにノミネート作品を読んでみました。
ものすごい労力を注ぎ込まれているであろう作品群を、申し訳ないぐらいにパラパラと。
パラパラと読んだせいなのだろう、正直ほとんどの作品がピンと来なかった。
唯一、既に単行本を買ってた作品があったのだけど、単行本を途中で買うのを止めていた。
他にも一作、続きが気になったけども、単行本買うほどでは…?と迷う作品があった。
本屋寄ったついでに探してみたら、仕入れたそばから売り切れの人気なんだと。
結局Amazonで買った。初版だった。
そして読んでみて、やっぱりちょっと続きを買うのは厳しいかなという感想だった。
でぇ、
やはりピンと来なかったのだけども、
気になったノミネート作品がひとつあった。
それが荒井小豆・ジアナズの「異世界ありがとう」というギャグ漫画だ。
一話しか見てないが、異世界に転生した二人が漫才をやる、という構成と認識している。
その中で、里見桂/愛英史の
「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」のパロディをやっているので衝撃を受けた。
パロディ
元ネタ
普通こういうとこに引用するネタは、スラムダンクや北斗の拳みたいなウルトラメジャー作品。
あるいはヒストリエの「ばっかじゃねーの」とか、島耕作のラーメンにコショウかけるシーンのような、ネットミーム化している物をチョイスするのが普通だと思う。
ゼロは単行本78巻という人気作だが、異世界転生好きが読むようなオタク系の作品ではない。
サラリーマンが雑誌で読んで、電車網棚に忘れてく系の漫画だ。
過去に誰かがパロディにしたというのも見たこと無い。
それを「次に来る」と言われている様な若い感性を持つ作家が引用してしまうとは。。。
正直、なんかすげえなと思った。
せっかくなので、「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」について紹介しておこう。
簡単に言うと美術版ゴルゴ13だ。
高額な報酬で美術品の複製品を作り上げる、謎の天才贋作者が主人公。
ただし彼が偽造する美術品は全て本物、というのがポイント。
似たような漫画に「ギャラリーフェイク」があるが、ゼロの方が連載が早い。
1990年から2011年の21年にかけて、ほぼ毎回一話完結連載という偉業を成し遂げている。
ちなみにゼロの原作の愛英史は「アストロ球団」で有名な遠崎史朗である。
ゼロが面白いのは、
高額の報酬を受け取るのに説得力がある仕事描写だ。
えらい手間ひまかけて作品を作り上げて、ちょっと違うと壊してしまう。
そんなゼロ、
少女はなぜ水面に映った自分の顔に涙しているのか?
気になった方は単行本一巻に収録されているので、一度読んでみるのはいかがだろうか。
「異世界ありがとう」も裏サンデーで読めます。
最近の漫画はつまらなくなったとか言い出す病がある。
(画像は「ゴーマニズム宣言」4巻。 ここで言う「今」とは1994年の事である)
そりゃあ若い人よりは多くの作品を読んで、
比較するものが多いわけだから、
なかなか新しいものは受け入れられませんわな。
(画像は「チャンピオンズ~週刊少年チャンピオンを創った男たちの物語~」)
(画像は桜玉吉「日々我人間」)
そんなワタクシですが、
「次にくるマンガ大賞2022」というのがあったので、
なんとなく試しにノミネート作品を読んでみました。
ものすごい労力を注ぎ込まれているであろう作品群を、申し訳ないぐらいにパラパラと。
パラパラと読んだせいなのだろう、正直ほとんどの作品がピンと来なかった。
唯一、既に単行本を買ってた作品があったのだけど、単行本を途中で買うのを止めていた。
他にも一作、続きが気になったけども、単行本買うほどでは…?と迷う作品があった。
本屋寄ったついでに探してみたら、仕入れたそばから売り切れの人気なんだと。
結局Amazonで買った。初版だった。
そして読んでみて、やっぱりちょっと続きを買うのは厳しいかなという感想だった。
でぇ、
やはりピンと来なかったのだけども、
気になったノミネート作品がひとつあった。
それが荒井小豆・ジアナズの「異世界ありがとう」というギャグ漫画だ。
一話しか見てないが、異世界に転生した二人が漫才をやる、という構成と認識している。
その中で、里見桂/愛英史の
「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」のパロディをやっているので衝撃を受けた。
パロディ
元ネタ
普通こういうとこに引用するネタは、スラムダンクや北斗の拳みたいなウルトラメジャー作品。
あるいはヒストリエの「ばっかじゃねーの」とか、島耕作のラーメンにコショウかけるシーンのような、ネットミーム化している物をチョイスするのが普通だと思う。
ゼロは単行本78巻という人気作だが、異世界転生好きが読むようなオタク系の作品ではない。
サラリーマンが雑誌で読んで、電車網棚に忘れてく系の漫画だ。
過去に誰かがパロディにしたというのも見たこと無い。
それを「次に来る」と言われている様な若い感性を持つ作家が引用してしまうとは。。。
正直、なんかすげえなと思った。
せっかくなので、「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」について紹介しておこう。
簡単に言うと美術版ゴルゴ13だ。
高額な報酬で美術品の複製品を作り上げる、謎の天才贋作者が主人公。
ただし彼が偽造する美術品は全て本物、というのがポイント。
似たような漫画に「ギャラリーフェイク」があるが、ゼロの方が連載が早い。
1990年から2011年の21年にかけて、ほぼ毎回一話完結連載という偉業を成し遂げている。
ちなみにゼロの原作の愛英史は「アストロ球団」で有名な遠崎史朗である。
ゼロが面白いのは、
高額の報酬を受け取るのに説得力がある仕事描写だ。
えらい手間ひまかけて作品を作り上げて、ちょっと違うと壊してしまう。
そんなゼロ、
少女はなぜ水面に映った自分の顔に涙しているのか?
気になった方は単行本一巻に収録されているので、一度読んでみるのはいかがだろうか。
「異世界ありがとう」も裏サンデーで読めます。
ゼロ THE MAN OF THE CREATION 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2020/05/01
- メディア: Kindle版
ゼロ コミック 1-78巻セット (ジャンプコミックスデラックス)
- 作者: 里見 桂
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/12/19
- メディア: コミック
スーパーの裏でヤニ吸うふたり 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
- 作者: 地主
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2022/08/25
- メディア: Kindle版
2022-09-10 01:14
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