みなもと太郎の弟子、大塚英志の責任編集「comic新現実」で風雲児たちアニメ化の逸話 [あの人は今]
オークションを見ていたら、みなもと太郎の特集をした雑誌?があったので落札してみた。
タイトルは「comic新現実」。2004年発行で、「多重人格探偵サイコ」の大塚英志が編集長を務める雑誌なのだそうだ。
読んで、まず目についたのがアニメ「Mr.味っ子」「Gガンダム」「ジャイアントロボ」の今川泰宏監督インタビュー。みなもと太郎ファンなら今川監督が「風雲児たち」をアニメ化してくれればいいのにと思いながら読んでいたら、なんと今川監督は解体新書編の頃に「風雲児たち」のアニメ化を打診していたという!
なななななんだってー!
しかもみなもと太郎はそれを断ったという!
「まだ本筋に入ってないから」と言う理由で!
なななななんて勿体無いことを!
しかもあんた本筋に入ったの、それから何十年年後よ?
結局40年連載を続けた「風雲児たち」は完結しないまま、品質に見合った人気を得られないまま、みなもと先生は亡くなられてしまった。結局、解体新書編は三谷幸喜によって2018年にNHKドラマになった。
解体新書編の前野良沢は、作者本人の性格が表れているのでは無いかと思った。
懲りずに今川監督は、その後も「レ・ミゼラブル」のアニメ化を何度も企画していたんだと。
さらに衝撃の事実。
手塚治虫の「ブラックジャック」の元ネタはみなもと太郎かもしれないという。
BS漫画夜話で「ブラックジャック」の回が放送された時に、「ある本で手塚治虫がブラックジャックキャラクターはみなもと太郎からいただいたと言っていましたが本当でしょうか?」と言う書き込みがあったという。
この話の時点で「ある本」は発見されておらず、現在においても発見されてるか不明。文章もよく読むと、手塚治虫本人が言ってるのを本当でしょうかと問うのは変で、書き込んだ本人がソースを見たわけではないのかもしれないという考え方もできる。
しかしブラックジャックの3年前に描いた「さすらいのむこうきず」の主人公デザインは確かにブラックジャックそっくりのキャラクターだ。スポーンのハンバーガーヘッドのようでもある。
ブラックジャック本編にも、みなもと太郎のパロディがある。
(ブラックジャック秋田文庫版3巻「赤ちゃんのバラード」)
手塚治虫は「ルードヴィッヒB」の中でも、みなもと太郎を天才の一人だと紹介している。ここは素直にブラックジャックの元ネタはみなもと太郎として良いと思うのだが、みなさんはどう思われるか。
非常にマニアックなムック、comic新現実は6号で終了。(当初の予定通りと強調してる)
毎号、みなもと太郎と大塚英志のディープな漫画対談があるので、全号購入してしまった。
なんと大塚英志はみなもと太郎の元アシスタントだというから驚きだ。
comic新現実は他に、かがみあきら、吾妻ひでお、あすなひろしなどを特集している。
5号は貞本義行特集。単行本未収録の漫画2本「DIRTY WORK」「System of Romance」を再掲載している。
タイトルは「comic新現実」。2004年発行で、「多重人格探偵サイコ」の大塚英志が編集長を務める雑誌なのだそうだ。
Comic新現実 v.2―大塚英志プロデュース (単行本コミックス)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2023/07/06
- メディア: コミック
読んで、まず目についたのがアニメ「Mr.味っ子」「Gガンダム」「ジャイアントロボ」の今川泰宏監督インタビュー。みなもと太郎ファンなら今川監督が「風雲児たち」をアニメ化してくれればいいのにと思いながら読んでいたら、なんと今川監督は解体新書編の頃に「風雲児たち」のアニメ化を打診していたという!
なななななんだってー!
しかもみなもと太郎はそれを断ったという!
「まだ本筋に入ってないから」と言う理由で!
なななななんて勿体無いことを!
しかもあんた本筋に入ったの、それから何十年年後よ?
結局40年連載を続けた「風雲児たち」は完結しないまま、品質に見合った人気を得られないまま、みなもと先生は亡くなられてしまった。結局、解体新書編は三谷幸喜によって2018年にNHKドラマになった。
解体新書編の前野良沢は、作者本人の性格が表れているのでは無いかと思った。
懲りずに今川監督は、その後も「レ・ミゼラブル」のアニメ化を何度も企画していたんだと。
さらに衝撃の事実。
手塚治虫の「ブラックジャック」の元ネタはみなもと太郎かもしれないという。
BS漫画夜話で「ブラックジャック」の回が放送された時に、「ある本で手塚治虫がブラックジャックキャラクターはみなもと太郎からいただいたと言っていましたが本当でしょうか?」と言う書き込みがあったという。
この話の時点で「ある本」は発見されておらず、現在においても発見されてるか不明。文章もよく読むと、手塚治虫本人が言ってるのを本当でしょうかと問うのは変で、書き込んだ本人がソースを見たわけではないのかもしれないという考え方もできる。
しかしブラックジャックの3年前に描いた「さすらいのむこうきず」の主人公デザインは確かにブラックジャックそっくりのキャラクターだ。スポーンのハンバーガーヘッドのようでもある。
ブラックジャック本編にも、みなもと太郎のパロディがある。
(ブラックジャック秋田文庫版3巻「赤ちゃんのバラード」)
手塚治虫は「ルードヴィッヒB」の中でも、みなもと太郎を天才の一人だと紹介している。ここは素直にブラックジャックの元ネタはみなもと太郎として良いと思うのだが、みなさんはどう思われるか。
非常にマニアックなムック、comic新現実は6号で終了。(当初の予定通りと強調してる)
毎号、みなもと太郎と大塚英志のディープな漫画対談があるので、全号購入してしまった。
なんと大塚英志はみなもと太郎の元アシスタントだというから驚きだ。
comic新現実は他に、かがみあきら、吾妻ひでお、あすなひろしなどを特集している。
5号は貞本義行特集。単行本未収録の漫画2本「DIRTY WORK」「System of Romance」を再掲載している。
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