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久しぶりに前売り券買って見た映画、北村龍平最新作「天間荘の三姉妹」 [注目作品]

のん大島優子門脇麦が出演する
映画「天間荘の三姉妹」を見てきました。

監督・北村龍平の「ヴァーサス」を見て以来のファン。
DVDは8枚、関連本は6冊持っている。
あと配信で映画1本、ゲームも1枚。

この監督の喋りを聞いたり読んだりすると元気が出るのだ。

が、今回は予告編を見てかなり不安になった。
新興宗教が作ったスピリチュアル映画といった印象をもった。
(とうぜん見てみたら全然違ったけど。)

「スカイハイ」で組んだ高橋ツトム原作と知って少し安心する。
というかスカイハイ外伝だと知ったのはだいぶ後。

しかし監督が得意とするアクション映画ではなさそう。
監督がよく「俺はアクション以外も撮れる」と豪語していたのが思い返される。
大言壮語だが行動力もハンパでない人なのは知っているが、餅は餅屋である。
観客を喜ばせるハードルはとてつもなく高い。

上映時間も2時間半。
短くカットすることを嫌う監督の性格も知っている。
その辺も併せて、我慢の時間になるだろうなと思っていた。

しかしファンが興行収入の下支えしなくてどうすると、
ムビチケというシステムに悪戦苦闘しながら前払いして映画見に行ってきました。
(ちなみにスケジュール的に見に行けるのがサービス料金の日になってしまい、前売り券買った意味なかったり)

地方の映画館の平日17時前上映という、
普通の勤めの人があまり見に来れない時間帯の回。
少ないだろうなとは思っていたが、お客さんはなんと俺含めて三人。

映画は眠くなるところが何箇所かあったのだけど、
内容がけっこう良かったせいかすぐ覚醒できた。
ちょっと泣けた。
かなりデリケートなテーマを扱った作品でもある。

 
舞台は女家族で経営する地方旅館、天間荘。
天涯孤独になった腹違いの末妹が天間荘に泊まりにくる。

天真爛漫な彼女だったが実は意識不明の重体で、
天間荘は現世と天国の狭間にあるモラトリアム人たちが過ごす旅館ということが明かされる。

彼女は旅館で働きながら、
同じような境遇のお客さんに関わりつつ、
生きるのか死ぬのかの選択を迫られる。

生きる選択をすることが再び彼女を孤独にするという葛藤。
そして天間荘の家族がなぜ皆亡くなっているのかという謎。

…素晴らしいプロットである。
予告編からは伝わってこないのが惜しすぎる。

スカイハイの外伝ということが伏せられているのはセンスあると思う。
イズコ役の柴咲コウが良すぎる。控え目な役どころで、よく出演OKしたものだと感心する。
あまりに良すぎたものだから、以前作られたTVドラマ版や映画版も柴咲コウがイズコ役だったと勘違いしていた。釈由美子だったじゃないか!

おそらく監督のツテなのだろう。
お友達価格で有名俳優がバンバン出てくる。
というか有名俳優しか出てない。
藤原紀香がずいぶん華の無い役で出てくるのでびっくりした。

 
天間荘の三姉妹 スカイハイ コミック 1-4巻セット (ヤングジャンプコミックス)

天間荘の三姉妹 スカイハイ コミック 1-4巻セット (ヤングジャンプコミックス)

  • 作者: 高橋 ツトム
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/10/17
  • メディア: コミック






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