SSブログ

自分が何曜日生まれか調べたくなる小林眞理子「タイのひとびと」 [名作紹介]

ツイッターで流れてきて印象に残っていた
小林眞理子の「タイのひとびと」が単行本化していたので購入。

ぷー1.png

女性漫画家による、
のんびりタイ滞在記エッセイで読んでいて和むのだが、
特徴的なのがペン画タッチで特に背景がしっかり書き込まれており、
エッセイ漫画にあるまじき密度なのである。

ぷー4.png

その素晴らしさは、
バットマンブラック&ホワイトを読んでいると錯覚を起こさせるぐらいだ。
ケヴィン・ノーランがエッセイ漫画を描いているかのようなギャップがたまらない。

作画はiPadでおこなっているというから時代だ。
「#離婚して車中泊になりました」の井上いちろうと同じだ。

 
作者はシャーマンキングのまん太のような容貌で描かれている。
彼女が描くタイ人は皆やさしくフレンドリーで可愛らしい。
なんだか西洋人が日本で財布無くしたら無事戻ってきたので驚いた的な話を連想もする。

ぷー2.png

もちろん日本人にもタイ人にも暗黒面はあるのだけども、
著者はそこに興味を持たない。
安心して万人にオススメできる漫画なのではなかろうか。

コロナ禍ですけどタイに行ってみるのも悪くないなと思える。
(そういえばエピソードは全てコロナ禍前のようである)
ちなみに我が家でタイに行ったことがないのは自分だけなのでなんか悔しくなってくる。
格闘技やってたのでタイ人と交流してたことは結構あるのだけど。

そういえばタイでは曜日占いというのが盛んなようで、
周囲の誰が何曜日に生まれたのか把握している人が多いという。
日本の血液型占いのようなノリなのか。

ぷー3.png

最悪な曜日が作者の土曜日生まれで、
タイ人も一様にフォローしにくそうなのが面白い。
ちなみに自分は火曜日生まれでした。

これを読んでいるあなたも一度検索してみて、
タイ人と会った時の話のネタにしてみてはいかがだろうか。

 

タイのひとびと (クランチコミックス)

タイのひとびと (クランチコミックス)

  • 作者: 小林 眞理子
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2022/10/25
  • メディア: Kindle版



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。