二作目のジンクス、ガンブレイズウエストはなぜ打ち切られたのか [心に残る1コマ]
GUN BLAZE WEST 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 和月伸宏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: Kindle版
泣く泣く手放した和月伸宏の「ガンブレイズウエスト」全3巻を買い直したので、電子化して読み返す。二作目のジンクスな打ち切り漫画ではあるが、俺はけっこう好きなのです。終わるべくして終わった漫画だとは思うけど。
何がヤバいって、
冒頭で憧れの兄貴の別れ、と、
ワンピースと同じことやってるだけでもヤバいのに、
ワンピースが1話で終わらせたことを数話かけてやってるんだもん。
しかもワンピのシャンクスは強いけど、
ガンブレイズのマーカスは弱い。
こういうキャラは普通、一見弱く見せて脳あるタカは爪を隠すキャラであるべきだと思うのだが。
マスターキートンみたく。
読み返してみて、
しみじみマーカスいらないよなあと思う。
どうせ死ぬんでしょって、最初から分かるし。
ガンブレイズウエスト単行本に収録されている作者のエッセイを読んで気になったことが。
主人公のビューと、マーカスが特訓でひたすら走るシーンがありますが、
あれは当時よく流れていた「プロバイダーゼロ」のCMが元ネタなんだそうです。
作者曰く、
>にしても、プロバイダーゼロのCMはホント大好きでした。ビデオとっておけばよかった。残念後悔。
これが2001年に出版された2巻でのコメント。
20年経った今ならYouTubeで見れんじゃね?
んで、探してみたらあった。
なるほど、すっかり忘れていたが見た記憶がある。
和月は「プロバイダー0」と書いていたけど実際は「プロバイダーZERO」
なんとマーカスのモデルになったと思われる俳優は名優スティーブ・ブシェミ。
監督は中島哲也。
音楽は菅野よう子。
豪華すぎる。
なるほど、これを漫画化したいという気持ちはわかる。
作風にあってないとも思うけど。
だったらマーカスを相棒にしたバディ物にするべきだったよな。
それで盛り上げに盛り上げて殺す。
マーカスの死が白けるのは予定調和だから。
時間が来たから死にました、でしかないからなんだよな。
特訓シーンも走ってばかりでリアリティがない。
ガンマンっぽさが全くない。
パイナップルアーミーみたいな特訓シーンがあれば、読者も真似したくなって引き込まれたと思うのだが。。。
GUN BLAZE WEST 全3巻完結 (ジャンプ・コミックス) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 和月伸宏
- 出版社/メーカー: 集英社
- メディア: コミック
週刊少年ジャンプ 2001年 2号 No.2 新連載 ガンブレイズウエスト 和月伸宏
- 出版社/メーカー: ノーブランド品
- メディア:
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