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遣唐使が伝え紫式部も読んだエロ小説は主と朝寝がしてみたいの元ネタだった [心に残る1コマ]


遊仙窟 (岩波文庫)

遊仙窟 (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1990/01/16
  • メディア: 文庫

テレビの歴史番組で紹介していた「遊仙窟(ゆうせんくつ)」が気になった。
忘れないうちにブログに書いておこうと思う。

TVを見た直後、ネットで検索してあれこれ調べたのに、
3時間ほど経ったら書名をすっかり忘れて、
しかも履歴を探してもなぜか見つからない。

遣唐使、エロ小説、源氏物語で検索してやっと見つけ出した。

遊仙窟は遣唐使が持ち帰ったエロ小説。
中国ではその後忘れられたが日本では大ブームを巻き起こし、貴族の一般教養とまでされたという。紫式部もこれの影響を受けて源氏物語を書いたんだと。

お話は、仙人にあらゆる接待を受けた男が、
最後に人妻と一戦臨もうとしたところカラスに邪魔されてオチがつく。…というものらしい。

「三千世界のカラスを殺し、主と朝寝がしてみたい」
高杉晋作の持ち歌として有名なこの歌詞も、なるほど遊仙窟から来てるわけですな。
勉強になった。
せっかくだから俺の三千世界のカラスフォルダに火を吹かせてみたいと思う。

あかね色の風/車田正美
「つまりモーニングセックスじゃ」という晋作のセリフが印象的。
時代考証的にはおかしいのだけれども、読者的にわかりやすい。
カラス1.png

お〜い!竜馬/小山ゆう
晋作は竜馬の江戸遊学の時からちょくちょく登場しているが、歌うのは16巻、薩長同盟締結のために竜馬が奔走しているところで。余命幾許も無いことを悟り晋作を看護する愛人おうの。切ないシーンによく歌がマッチしている。
カラス2.png

と、ここまで書いてあまり弾がなかったと気づく。
せっかくなのでこれ以降は印象的な漫画版晋作を紹介する。
 

るろうに剣心/和月伸宏
19巻の追憶編に登場。やっぱり血を吐く。歌いそうだが歌わない。少年誌じゃダメなのか?
カラス3.png

アサギロ/ヒラマツミノル
新選組漫画で京都に到着した一行を出迎える謎の男として登場。単行本10巻。ずいぶん不思議な顔の造形である。歌うシーンは今のとこ無いような気がする。
カラス5.png

学研まんが伝記シリーズ坂本龍馬/安田タツ夫とダイナミックプロ
この漫画で高杉晋作を知ったような気がする。馬面の気のいいあんちゃんとして描かれていて印象的なのだけれども、そのあと見た晋作像はどれも破天荒な危険人物として描かれてるので戸惑った。
カラス4.png

 
この項は発見があり次第、追記していく予定。
 


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