またまた峰なゆかのヒット作「わが子ちゃん」：ムゲンホンダナ（本棚持ち歩き隊!!）：SSブログ

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庵野秀明は「シン・ドラゴンクエストファン..｜700年前からあるキラキラネーム問題。ブログトップ

またまた峰なゆかのヒット作「わが子ちゃん」　[新刊] [編集]

【Amazon.co.jp限定特典付】わが子ちゃん１～育児は産む前から始まっている！～

作者: 峰なゆか
出版社/メーカー: 扶桑社
発売日: 2022/04/23
メディア: Kindle版

峰なゆかの「わが子ちゃん」面白い。
「アラサーちゃん」、「AV女優ちゃん」ときて、
またまたヒットだ（俺の中で）。
やはりこの人は天才の類だなと思う。

ちと勧める人を選ぶ作風というのが難点だけども、
睡眠薬代わりに俺のオススメ漫画を与えてる70過ぎの母にも、「わが子ちゃん」の内容であれば読めるのではないかと思った。

ちなみに70過ぎの母がお気に入りの作家は桜玉吉だ。
鬱っぽい漫画は引きずられるから嫌いとよく言っているが、
なぜか「しあわせのかたち」以後の玉吉作品を頻繁に読んで、玉吉のことを心配している。

峰なゆか作品では他に、
「女くどき飯」が無難な内容なので母に勧めてみたのだが、
読んだ結果、「バカみたい」と、なんか怒っていた。お気に召さなかったようだ。

なので「わが子ちゃん」も読まないかなーと思ってそこらに放置しておいたのだが、いつの間にか読んでいた。好感触だったので、ちょっと話題を振ってみた。

俺が「わが子ちゃん」の中で印象的だったシーンは、
チャラひげ（旦那）が峰なゆかの姓に変えると宣言して、チャラひげの父と揉める話。
…姓を変えるって大ごとだけど、よくよく考えたらそこまで不都合ないかなと俺は思う。

しかしチャラヒゲの父は大激怒。
屈辱的とまで言い出し、今後敷居は跨がせないみたいな絶縁状態になる。

70過ぎの玉吉好きの母は言う。
「こういうのは揉めるから根回ししとかないと。」
なるほど。
そういえば女兄弟が結婚して性が変わった時、若干さみしさもあったんだよな。
帰ってくる時も「お邪魔します」とか言うし。まあ別にいいんだけど。

「しかし、このエピソードをわざわざ漫画に書いちゃうわけだから、相当仲悪いよね。」
「そうだね。」
そんな話をした。
これで旦那の父は孫に会えないわけだ。かわいそう。
でも孫って基本的に嫁さんの家のもんだよね。
旦那の実家だと嫁さんリラックスできないし。

　
あと気になったのは峰なゆかの作風に少し変化が出てきているとこ。
終了した「アラサーちゃん」はフィクションだったが、
「AV女優ちゃん」「わが子ちゃん」と作者自身が主人公になり、
訴えるメッセージが直球成分が増して読んでいて戸惑うことが多くなった。

そういう記事を書こうかなとも思うのだが、
ご時世的に生半可な気持ちでは意見できない話題のようにも思う。
だんだん彼女はアンタッチャブルな存在になっていくのかなあとなんとなく思った。