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伝説のオレよりトーンを使った漫画、悠宇樹「マジカルトワイライト」 [あの人は今]

「探してる漫画があるんですけど…。」

「どんな漫画ですか?」

「読んだことないのでタイトルも内容も分からないんですけど。」

「内容も分からない?」

「はい。ただ、ある漫画家の絵にそっくりらしいんです。
 そして、その人よりもスクリーントーンを使ってるらしいんです。」

「ははあ、アレかな。」

悠宇樹(ゆうき)
「マジカルトワイライト」


マジカルトワイライト

マジカルトワイライト

  • 作者: 悠宇樹
  • 出版社/メーカー: 茜新社
  • 発売日: 1992/07/01
  • メディア: 単行本

伝説のエロ漫画である。
麻宮騎亜が「サイレントメビウス」3巻のオマケ漫画で触れて、知る人ぞ知る作品となった。

ゆうきりんりん3.png

 
当時、中高生に大人気だった麻宮騎亜だが、
悠宇樹の絵はそれにそっくりで、しかもエロ漫画なのである!
中高生はときめくしかない。

どちらが麻宮騎亜で悠宇樹かお分かりだろうか。正解は記事の一番下。
ゆうきりんりん.png

ただし当時はインターネットもない時代。
地方の書店のエロ漫画の流通量などたかが知れている。
作者のペンネームも、タイトルすら分からないのだ。

人に聞くのもはばかる内容だし。
麻宮騎亜そっくりのエロ漫画があるらしいと、半ば伝説と化していた。

本物を見たのは、高校の同級生が学校に持ってきていたのを見た時。
グループが違ったので、チラッとしか見ることができなかった。

ネット全盛の時代になってから、
時々思い出してはちょくちょく調べてはいたのだが、なかなか芯をくった情報に辿り着けず。
(ちなみに冒頭の会話はフィクションです)
最近、ツイッターで情報が流れてきたので検索してみたら、

問題の作品がAmazonで紙の本と電子書籍で販売されていることがわかった。
紙の本も、絶版だがそれほど高騰はしていない。
オンデマンド印刷のペーパーバック版も、エピソード単位から購入できるようだ。

ただ、いくつか単行本がある中で、
どれに問題の漫画が載っているのか分からなかったので、
思い切ってそれらしいのを三冊購入してみた。

「マジカルトワイライト」
「スウィートパーティー」
「トロピカルアイズ」

読んでみた結果、
マジカルトワイライトが正解だったようだ。

奥付を見るとマジカルトワイライトは1ヶ月経たずに3刷になっている。
他二冊も全て重版。いずれも1992年の刊行。超売れっ子だ。

ちなみに悠宇樹原作のビデオアニメ作品に「マジカルトワイライト」があるが、
そのアニメの原作本ではない。

購入した三冊はいずれもエロ漫画の短編集で、
探していたサイレントメビウスそっくりの作品はマジカルトワイライト収録の「待ってよダーリン!」。
犯人を捜索するサイバーポリスの婦警が、逆に手篭めにされてしまうという内容。
それにしても絵がそっくりだ。勿論見比べると画力の差は圧倒的なんだけど。

ゆうきりんりん1.png

麻宮騎亜だけでなく、
電影少女」を大ヒットさせていた桂正和の影響を感じる作品もある。
こちらの再現度はそれほどでもない。

エロ漫画としては、
当時の主要ターゲットをお値段以上満足させるものだったと想像が出来るが、
この年になって読むと陳腐に感じてしまうのはしょうがない。

ゆうきりんりん2.png
(画像は「スウィートパーティー」

中高生の性への憧れがふんだんに描写されていて、読んでいて微笑ましくもある。
作者だって当時の俺たちとあまり年齢が変わらなかったのだろう。

若者が妄想を膨らませて描いたリアリティの無いエロを、
大人はあまりめくじら立てて取り締まらなくてもいいんじゃ無いかと思った。

 
<クイズの答え>左が麻宮騎亜、右が悠宇樹
ゆうきりんりん.png

 
サイレントメビウス(1)

サイレントメビウス(1)

  • 作者: 麻宮騎亜
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/12/24
  • メディア: Kindle版



サイレントメビウスQD(1) (ヤングマガジンコミックス)

サイレントメビウスQD(1) (ヤングマガジンコミックス)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/11/06
  • メディア: Kindle版



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