200時間かけて6000円課金してエルデンリングをクリアーしたよ。 [ゲーム]
ついにエルデンリングをクリアした。
全世界で1200万人が遊んでるという大ヒットを記録したこのゲーム。
最近ゲームから遠ざかってる私ですが、
このゲームを開発したフロムソフトウェアという会社のゲームは、
RPGには珍しく高難易度をウリにして高評価されているので、以前からプレイしたいと思っていました。
時間の止まったゲーマーに超わかりやすくエルデンリングを説明すると、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の超難易度版といった感じ。
どれだけ難しいのかというと、なんとクリアまで200時間もかかってしまった。過去振り返ると自分がクリアまでに一番長く時間がかかったゲームが天外魔境2の80時間ぐらいだったのでそれぐらいを見積もっていたのですが、まさか200時間超えるとは思いませんでした。プレイしてる間、他のことが何もできなかった。。。
難しいのでレベルを上げに上げ、200を超えてしまった。
それでも事故ると序盤のザコに殺されてしまうことがしょっちゅう。
そのぐらいエルデンリングの戦闘はシビアである。
ダンジョンなどで一部屋づつ敵を全滅させながら進んでいくようなゼルダとは根本的に異なるゲームデザインになっている。いかに敵と戦わずにセーブポイントからセーブポイントへ行くか。それが基本スタイルである。このクセが結構抜けずに苦労した。全ての敵を相手にするのは、メタルギアにおける警戒警報を鳴らしてしまう行為だと考えると分かりやすいかもしれない。
そしてレベルアップでは大して強くなれない。
繰り返すがレベル200越えても序盤の敵にやられることがよくある。
逃げ回って、武器や防具、援護アイテムの入手していくことこそが肝心なゲームなのである。
それでも装備入手の際に戦わないといけない中ボスたちがいるわけなのだが。。。
基本、2、3発で死ぬような調整になっている敵の攻撃は、ボタンひとつで完全回避が可能だ。いわゆるローリングで、このゲームのキモである。敵の攻撃のモーションには回避できる瞬間があり、その瞬間を熟知することがエルデンリング上級者の道だ。しかしエルデンリングにおける一体の敵がもつモーションは実に様々で、かなり嫌らしく避けることができるタイミングを外してくる敵ばかり。それらは初見が目で見て動体視力や反射神経でタイミングを測れるようなものでもないのだ。その辺はちょっと理不尽と言える。だからエルデンリングは基本的に覚えゲーで、死にゲーなのである。
何度も死ぬことを前提にしたゲームデザインであるにも関わらず、その辺のフォローがなってないと思うことが多い。
一番のネックはロード時間だ。
これからやるという方はプレステ4ではプレイしない方がいいかもしれない。
自分はプレステ4だった。
プレステ4だと死ぬたびにロード時間が約30秒もかかる。
これがキツい。
自分にとって最初の関門となった中ボスは「満月の女王レナラ」なのだが、喰らうと即死してしまう攻撃を放ってくる最初のボスだった。戦闘が始まってすぐに死んでしまう。そして30秒待つを繰り返す。これがキツい。段々と「同じ場所なのに何をそんなに読み込む必要があるんじゃい!」と憤りを覚えてくる。
その時はマジでエルデンリングをやめようかと思った。
ちなみにプレステ5だとロード時間は約6秒らしい。
買おうかなと思ったが、プレステ5は発売して一年以上経つのに入手困難。
もはや転売価格が定価となりつつある。
そこで外付けSSDの購入である。
アイ・オー・データ ポータブルSSD 250GB 耐衝撃 軽量 PS5 PS4/PS4 Pro/Mac対応 USB3.1(Gen1) 日本メーカー SSPH-UA250N/E
- 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
- 発売日: 2021/03/10
- メディア: Personal Computers
これでロード時間が15秒ほど。半分に!5000円したけどウルトラ快適だ。
8000円もするゲームに5000円の課金とは随分な出費である。
プレステ5が5万円。その転売価格が10万円。そういった価格を見ていたから麻痺してしまったのかもしれない。さらにエルデンリングを快適に遊ぶために楽に経験値稼ぎする場所がゲーム内にあり、その場所に早く行くためには通信対戦をやっておかなければならない。そのためにさらに約1000円ほど課金した。。。
話を戻すがフロムは死にゲーで築いたブランドなのにエルデはそのフォローが甘い。
「戻し」に手間がかかるのは死んだことのペナルティというのもあるだろうが、少し麻痺してるんじゃなかろうかと思う。ムービーもいちいちプレイヤーがスキップさせないといけないのは面倒だ。ラスボス戦なんかは挑戦するたびに2回も飛ばさないといけなくてイライラする。
ボスに関して、これが任天堂だったらトレーニング施設とかをゲーム内に作るだろう。
一度戦った敵の攻撃モーションを再現してくれるNPCが出てきて、ローリングやパリィの練習を延々繰り返せる。ロードは実戦のみ。そんな救済措置を作ってくれそうだ。
濃いファンが多いブランドのせいか、新規へのフォローが足りないように感じることが多い。プレイ100時間を越えても基本的なことについて知らなかったと思えることが多々あった。ちょっとでも詰まったと思ったら検索して情報サイトを頼った方が良いと思う。それでもクリアまで200時間かかったのだ。(実は200時間以上プレイしていてもゲーム内によく出てくるサイン溜まりが何なのかいまいちわかってない。)
もちろんクソゲーであれば200時間も遊んでいられるわけもない。とんでもないボリュームがあり、デティールも凝りに凝りまくっているからこそ200時間も遊んでいられたわけだ。戦闘が苦手な人のために遺灰という戦闘支援アイテムもある。オープンワールドゲームらしく、敵キャラたちはゲーム内にある一定の天地法則に従って行動している。もちろんボスキャラも例外ではない。地形やらアルゴリズムを理解すれば、斬り合って勝てなかったボスも、簡単にやっつけることができる(…こともある)。その辺の戦略を立てるのが楽しい。
例えば、ある敵(宿将オニール)と戦った時は最後瀕死状態になりながらも間欠泉に誘い込んで倒した。ある敵(黒き刃の長アレクトー)は猛烈な連続攻撃を仕掛けてくるが、崖際で戦うと落下死を避けるプログラムが働いて戸惑うような動きをするのでそれを利用して倒せる。宿将ニアールはボスエリアの外から狙撃できる。
世界観はどちらかといえばホラーより。
萌とは程遠い、ハードボイルドなファンタジーで、この辺が人を選ぶかもしれない。
不気味な敵に襲われ、鳥肌を立てることがマジ何度もあった。
特にこのゲームをプレイしてネズミが心底嫌いになった。
漫画「ベルセルク」や米ドラマ「ゲームオブスローンズ」の影響下にあるらしいので、その辺が好きならばよりハマれるのかもしれない。わたしゃどちらも疎いけど。
続く。
タグ:ゲーム
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