坂本龍馬暗殺の真犯人は中岡慎太郎だ?弘兼憲史「ハロー張りネズミ」黒鉄ヒロシ「龍馬を斬る」を読む [歴史漫画]
坂本龍馬暗殺という歴史の謎。
自分が好きなのは中岡慎太郎犯人説だ。
好きというかロマン的な話で。
子供の頃から学研漫画がキッカケで坂本龍馬が好きになった。
で、犯人について色々考えますわな。
新選組、見廻組、薩摩藩、紀州藩、etc...。
俺が初めて中岡慎太郎説に触れたのは弘兼憲史「ハロー張りネズミ」。
というか、この説は他ではあまり取り扱っているのを見たことがない。
ハリネズミでも、あくまでもエンタメ優先で、どれだけリアリティが出せるかというコンセプトで話が作られている。
子供の頃、今は亡き父と龍馬暗殺犯は誰かという話になって、ハリネズミの話を持ち出すと父はありえないと笑っていた。ちなみにハリネズミの購入者は父である。
ハリネズミが指摘した龍馬暗殺事件の最も謎な部分。犯人は龍馬を三太刀で絶命させたにもかかわらず、中岡は十一箇所も斬ってさらにトドメを刺ささなかったこと。
目撃者を残してしまった。その上で犯人はミスリードしてくださいよと言わんばかりに物証(新選組、原田左之助の刀のさや)を残していった。なんかチグハグだ。
ハリネズミでは、議論が白熱し過ぎて中岡が龍馬を斬り殺してしまったという推理になっている。二人はあらかじめ刀を遠ざけて議論する習慣があったというのは史実。
(画像は「少年少女人物日本の歴史」坂本龍馬編。暗殺直前まで議論を交わす二人)
その現場に現れたのが龍馬が密偵として使っていた愛人、オイネ(もちろん架空の人物)。オイネは錯乱して、龍馬にために調達してきた原田佐之助の刀を振り回し、中岡を負傷させる。しかし女の剣なのでなかなか即死に至らない。
この推理のガバガバなところは、階下の用心棒を殺したのが、本物の暗殺者たちだったという部分。タッチの差で先を越されたみたいな風にまとめていて、すごいやっつけ感がある。
黒鉄ヒロシの「龍馬を斬る」も再読してみた。
資料をかき集め、数々の容疑者を順に検証していくという構成の漫画。
黒鉄作品はコマ割りにメリハリが少なく読みづらいし、あまり頭に入ってこない。
なんと冒頭から中岡説を扱っていた。
しかし奇説中の奇説と梅雨払い扱いである。
黒鉄説だと、階下の用心棒は中岡と龍馬の喧嘩の仲裁に入って死んだと一応のつじつま合わせをしている。
しかし冒頭の、
まるで内ゲバにあって龍馬らが殺されたかのような描写はゾクっとする。
ここからは妄想と断った上での推理だが、
武力討伐を阻止しようとする龍馬を、仲間からも粛清する動きが出てきた。
中岡はなんとか説得を試みるが叶わぬとみて剣を抜いた。
それを合図に控えていた暗殺チームが近江屋に入り込む。
階下の用心棒も口封じに殺された。。。
中岡の不意打ちに龍馬は致命傷を負うが必死に反撃。
中岡も傷つく。その怪我が元で中岡は死ぬ。
この件について知らされていなかった谷干城は中岡が残した偽証を信じ、新選組に復讐を誓う、、、
そんな話はどうだ。
というか、黒鉄ヒロシ「龍馬を斬る」を読み進めると、このあと土佐藩説になる。
一度読んだのにぜんっぜん覚えてない。
峰吉グル説なんてのも検証している。
そのうち読み返したいけど、繰り返すようだが読みにくいし頭に入ってこないのが黒鉄ヒロシ作品だ。
そのうちなぜ黒鉄作品は読みづらいのかも検証したい。
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自分が好きなのは中岡慎太郎犯人説だ。
好きというかロマン的な話で。
子供の頃から学研漫画がキッカケで坂本龍馬が好きになった。
で、犯人について色々考えますわな。
新選組、見廻組、薩摩藩、紀州藩、etc...。
俺が初めて中岡慎太郎説に触れたのは弘兼憲史「ハロー張りネズミ」。
ハロー張りネズミ [文庫版] コミック 全14巻 完結セット
- 作者: 弘兼 憲史
- 出版社/メーカー: 講談社
- メディア: コミック
というか、この説は他ではあまり取り扱っているのを見たことがない。
ハリネズミでも、あくまでもエンタメ優先で、どれだけリアリティが出せるかというコンセプトで話が作られている。
子供の頃、今は亡き父と龍馬暗殺犯は誰かという話になって、ハリネズミの話を持ち出すと父はありえないと笑っていた。ちなみにハリネズミの購入者は父である。
ハリネズミが指摘した龍馬暗殺事件の最も謎な部分。犯人は龍馬を三太刀で絶命させたにもかかわらず、中岡は十一箇所も斬ってさらにトドメを刺ささなかったこと。
目撃者を残してしまった。その上で犯人はミスリードしてくださいよと言わんばかりに物証(新選組、原田左之助の刀のさや)を残していった。なんかチグハグだ。
ハリネズミでは、議論が白熱し過ぎて中岡が龍馬を斬り殺してしまったという推理になっている。二人はあらかじめ刀を遠ざけて議論する習慣があったというのは史実。
(画像は「少年少女人物日本の歴史」坂本龍馬編。暗殺直前まで議論を交わす二人)
その現場に現れたのが龍馬が密偵として使っていた愛人、オイネ(もちろん架空の人物)。オイネは錯乱して、龍馬にために調達してきた原田佐之助の刀を振り回し、中岡を負傷させる。しかし女の剣なのでなかなか即死に至らない。
この推理のガバガバなところは、階下の用心棒を殺したのが、本物の暗殺者たちだったという部分。タッチの差で先を越されたみたいな風にまとめていて、すごいやっつけ感がある。
黒鉄ヒロシの「龍馬を斬る」も再読してみた。
資料をかき集め、数々の容疑者を順に検証していくという構成の漫画。
黒鉄作品はコマ割りにメリハリが少なく読みづらいし、あまり頭に入ってこない。
なんと冒頭から中岡説を扱っていた。
しかし奇説中の奇説と梅雨払い扱いである。
黒鉄説だと、階下の用心棒は中岡と龍馬の喧嘩の仲裁に入って死んだと一応のつじつま合わせをしている。
しかし冒頭の、
まるで内ゲバにあって龍馬らが殺されたかのような描写はゾクっとする。
ここからは妄想と断った上での推理だが、
武力討伐を阻止しようとする龍馬を、仲間からも粛清する動きが出てきた。
中岡はなんとか説得を試みるが叶わぬとみて剣を抜いた。
それを合図に控えていた暗殺チームが近江屋に入り込む。
階下の用心棒も口封じに殺された。。。
中岡の不意打ちに龍馬は致命傷を負うが必死に反撃。
中岡も傷つく。その怪我が元で中岡は死ぬ。
この件について知らされていなかった谷干城は中岡が残した偽証を信じ、新選組に復讐を誓う、、、
そんな話はどうだ。
というか、黒鉄ヒロシ「龍馬を斬る」を読み進めると、このあと土佐藩説になる。
一度読んだのにぜんっぜん覚えてない。
峰吉グル説なんてのも検証している。
そのうち読み返したいけど、繰り返すようだが読みにくいし頭に入ってこないのが黒鉄ヒロシ作品だ。
そのうちなぜ黒鉄作品は読みづらいのかも検証したい。
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