パンチラについて考える。サイトウ零央「パンツ専門ポーズ集 パンツが大好きだから、大至急パンツを描きたい! 」 [名作紹介]
「パンツ専門ポーズ集 パンツが大好きだから、大至急パンツを描きたい! 」を購入。
存在自体は前から知っていたけども、こないだ本屋で実物を発見。
立ち読みしてみてそのクオリティに驚いた!
デッサン用のヌード写真集は昔から色々でている。
近年だと観賞用の需要を多く取り入れ、見栄えを良くするためにモデルに若いタレントの卵を使ったり、漫画家需要を見込んでコスプレをさせたり、エロ方面の需要を満たすために(?)AV女優をモデルに使ったりなど、長い時間をかけて地道な進化してきた。
そこにきてこの「パンツ専門ポーズ集」のクオリティがすごい。
モデル選択、撮影技術、ポーズなど、全てにおいてこだわりが半端ない。
パネルにして飾りたいぐらいである。
ヌードデッサン写真集の世界に、桂正和が誕生したぐらいのインパクトだ。
リアル本屋さんではなかなか買いづらいので、アマゾンで購入。
(2018年4月7日初版、2019年10月15日8刷)
どれぐらいすごいのかというと、
スキャンスナップでは完全再現できないぐらい、ビジュアルとして圧倒的なのである。
版もでかいので、少しずづページの端を切り落としながら手間隙かけて裁断、スーパーファインでスキャンしたが、どうしても印刷されたものよりも画質が落ちてしまう。(エクセレントモードならどうか?そのうち試したい)
ところで、本の副題に「パンツが好きだから」とある。
なぜ日本人男はパンツが好きなのか。
日本人が〜とするのは、ベンジャミン・ボアズという漫画通のアメリカ人が、「日本のことは、マンガとゲームで学びました。」というエッセイコミックの中で、パンチラ好き文化だけは理解できない、禁止するべきだ!と漫画に描いていたからだ。
海外では、あまりメジャーな性癖ではないらしい。ある程度真実だと思うが、どこまで本当なのだろう。セクシーな下着の需要は、欧米はもちろん、ブルカに身を包んだイスラム教の世界にもある。
(画像は「イスラム夫と共存中」)
ボアズさんも自身が日本人から直接聴いたとして、見たら元気になるからみたいな意見を紹介していた。
割とよくわかる。これは新最強伝説黒沢にも描かれていた理論だ。ここで強調したいのはエロだけではないということだ。何か純粋な幸福感をもたらすのだ。パンチラが生殖衝動を連想させ、体が本能的に生命エネルギーを活性化させるので元気になるという理屈にするとよくわかる。自然な流れに思える。
しかしそれは生命不変の原理ではない。
ボアズさんのように意味がわからないとする男もいる。
だから日本人のパンチラ好きは、どこかで刷り込みを受けた歴史があって、そこから始まっていると考えられる。
こないだ鬼滅の刃に登場する巨乳キャラが女性差別だと騒いだ女性が話題になった。
女性が身長高い男性に惹かれるのも、男性が胸が大きい女性に惹かれるのも本能だ。
言いがかりもいいとこだと思う。
しかし、日本には古くから混浴文化があり、
女性の裸を見ても男性が興奮しない時代があったのである。
(画像は「おかしな猫がご案内ニャンと明治時代はこうだった」)
これもどこまで本当かなあと思うけども。江戸時代はかなり男が余ってたというし。まあでも実際そういう分析が定説になっている。ある程度、真実ではあるのだろう。(おしろいとかに興奮してたのかなあと思う)なにはともあれ、パンチラと同様に、何かキッカケがあって、日本の男性は女性の裸、おっぱいを見て興奮するようになったのだ。それはなんなのだろうか。
ボアズさんは西洋にはパンチラ文化がないとする。
フレンチカンカンはパンチラではないのか?
マリリンモンローの七年目の浮気の有名なシーンはパンチラ的な文脈ではないのか?
そう考えると、小沢ローサの「オーモーレツ」(1969年)から日本独自のパンチラ文化が始まっているようにも思える。
一番最初に捕まった下着泥棒は、何時代の誰なのだろうか。
海外だと洗濯物を外に干せない国も多いというし、その辺も関係してるのだろうか。
【追記】
女性用下着が普及したのは1933年の白木屋デパート火災がキッカケという説がある。異説もあり、その10年後だという意見もあるようだ。エロ漫画の開祖とも言われる永井豪「ハレンチ学園」は1968年で、オーモーレツよりも1年早い。
★Amazon欲しいものリストで支援する
(クリックするだけでも応援になります)
パンツ専門ポーズ集 パンツが大好きだから、大至急パンツを描きたい!
- 出版社/メーカー: 玄光社
- 発売日: 2018/04/07
- メディア: 単行本
存在自体は前から知っていたけども、こないだ本屋で実物を発見。
立ち読みしてみてそのクオリティに驚いた!
デッサン用のヌード写真集は昔から色々でている。
近年だと観賞用の需要を多く取り入れ、見栄えを良くするためにモデルに若いタレントの卵を使ったり、漫画家需要を見込んでコスプレをさせたり、エロ方面の需要を満たすために(?)AV女優をモデルに使ったりなど、長い時間をかけて地道な進化してきた。
そこにきてこの「パンツ専門ポーズ集」のクオリティがすごい。
モデル選択、撮影技術、ポーズなど、全てにおいてこだわりが半端ない。
パネルにして飾りたいぐらいである。
ヌードデッサン写真集の世界に、桂正和が誕生したぐらいのインパクトだ。
リアル本屋さんではなかなか買いづらいので、アマゾンで購入。
(2018年4月7日初版、2019年10月15日8刷)
どれぐらいすごいのかというと、
スキャンスナップでは完全再現できないぐらい、ビジュアルとして圧倒的なのである。
版もでかいので、少しずづページの端を切り落としながら手間隙かけて裁断、スーパーファインでスキャンしたが、どうしても印刷されたものよりも画質が落ちてしまう。(エクセレントモードならどうか?そのうち試したい)
ところで、本の副題に「パンツが好きだから」とある。
なぜ日本人男はパンツが好きなのか。
日本人が〜とするのは、ベンジャミン・ボアズという漫画通のアメリカ人が、「日本のことは、マンガとゲームで学びました。」というエッセイコミックの中で、パンチラ好き文化だけは理解できない、禁止するべきだ!と漫画に描いていたからだ。
海外では、あまりメジャーな性癖ではないらしい。ある程度真実だと思うが、どこまで本当なのだろう。セクシーな下着の需要は、欧米はもちろん、ブルカに身を包んだイスラム教の世界にもある。
(画像は「イスラム夫と共存中」)
ボアズさんも自身が日本人から直接聴いたとして、見たら元気になるからみたいな意見を紹介していた。
割とよくわかる。これは新最強伝説黒沢にも描かれていた理論だ。ここで強調したいのはエロだけではないということだ。何か純粋な幸福感をもたらすのだ。パンチラが生殖衝動を連想させ、体が本能的に生命エネルギーを活性化させるので元気になるという理屈にするとよくわかる。自然な流れに思える。
しかしそれは生命不変の原理ではない。
ボアズさんのように意味がわからないとする男もいる。
だから日本人のパンチラ好きは、どこかで刷り込みを受けた歴史があって、そこから始まっていると考えられる。
こないだ鬼滅の刃に登場する巨乳キャラが女性差別だと騒いだ女性が話題になった。
女性が身長高い男性に惹かれるのも、男性が胸が大きい女性に惹かれるのも本能だ。
言いがかりもいいとこだと思う。
しかし、日本には古くから混浴文化があり、
女性の裸を見ても男性が興奮しない時代があったのである。
(画像は「おかしな猫がご案内ニャンと明治時代はこうだった」)
これもどこまで本当かなあと思うけども。江戸時代はかなり男が余ってたというし。まあでも実際そういう分析が定説になっている。ある程度、真実ではあるのだろう。(おしろいとかに興奮してたのかなあと思う)なにはともあれ、パンチラと同様に、何かキッカケがあって、日本の男性は女性の裸、おっぱいを見て興奮するようになったのだ。それはなんなのだろうか。
ボアズさんは西洋にはパンチラ文化がないとする。
フレンチカンカンはパンチラではないのか?
マリリンモンローの七年目の浮気の有名なシーンはパンチラ的な文脈ではないのか?
そう考えると、小沢ローサの「オーモーレツ」(1969年)から日本独自のパンチラ文化が始まっているようにも思える。
一番最初に捕まった下着泥棒は、何時代の誰なのだろうか。
海外だと洗濯物を外に干せない国も多いというし、その辺も関係してるのだろうか。
【追記】
女性用下着が普及したのは1933年の白木屋デパート火災がキッカケという説がある。異説もあり、その10年後だという意見もあるようだ。エロ漫画の開祖とも言われる永井豪「ハレンチ学園」は1968年で、オーモーレツよりも1年早い。
住民のあいだでも賛否が分かれている。 pic.twitter.com/blpQQHkvPg
— ロイター (@ReutersJapan) June 26, 2021
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パンツ専門ポーズ集 パンツが大好きだから、大至急パンツを描きたい!
- 出版社/メーカー: 玄光社
- 発売日: 2018/04/07
- メディア: 単行本
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