少年フェミニズムジャンプ創刊!ともだちんこが封印される少年漫画の明日はどっちだ? [漫画の描き方が書かない漫画の描き方]
少年ジャンプでフェミニスト漫画を!というツイートが話題になっている。
>「それこそ週刊少年ジャンプでフェミニズム漫画やったら激震だよなと思う。青のフラッグが真摯に同性愛や性的マイノリティに向き合ったみたいに、茶化さずギャグで終わらせず丁寧に心理描写したら、マジでジャンプから日本の人権感覚変わっていけると思う。世界を変えれる可能性を持ってると思うんだけどな」
賛同する意見などもちょいちょい見てみたが、
なんかズレてるなと思う。
まず、世の中を良くする目的でジャンプ漫画は描かれないということ。
(もちろん悪くする目的でも描かれていない)
そして、新しいジャンルを切り開くことも第一義でないということ。
上記を主な目的とする漫画は「企画」の漫画である。
これを極端にしたものがウンチク漫画と言われるものだ。
漫画作りの構造で良く言われる「縦糸と横糸」の縦糸にあたる。
ジャンプ漫画は縦糸ではなく横糸、つまりキャラこそが大事。
本宮ひろ志によると、横7縦3がベストな配分だそうである。
(巻来功士「連載終了!」より)
この配分を間違い失敗する漫画家を幼い日に良く見た。
ベテランが歴史漫画を描き始めて打ち切りを喰らうというパターン。
だから企画の新しさだけで編集部も読者も動かない。
大ヒットしたほったゆみの「ヒカルの碁」はジャンプ漫画で初めて囲碁漫画を描いており新しかった。
しかし次回作ではこれまた異例のスピードスケート漫画「ユート」を書いたが打ち切りを食らった。
新しさは決して錦の御旗にはならない。
ジャンプで株式投資漫画が始まったら業界激震だろう。
ドラゴン桜などの超売れっ子漫画家、三田紀房の「インベスターZ」は当初ジャンプに持ち込まれたが、少年漫画要素に欠けると掲載にまで至らなかったそうだ。企画として斬新で、実績があってすら、それを通すのは難しいのである。
ジャンプは単純に企画の面白さだけに飛びつかない。
もっと見極めたい重要なことがジャンプ編集部にはあるのだ。
漫画で世の中が良くなれば良いなと思わないことはないのだろうが、絶対にそこは第一義にはしてない。
ちなみに現在の3倍以上の発行部数、
653万部を売っていた時期に、
いじめ撲滅漫画を少年ジャンプがやったことがある。
次原隆二原作の「元気やでっ」だ。
大反響を巻き起こしたが、その後に続かなかったのはあまり良い結果にはならなかったのだろう。
ちょっと無邪気に騒ぎすぎかなと思う。
というか、本当にジャンプが好きなの?と思う。
今のジャンプ読んでないけど、そんなに編集方針が変わったとは思えない。
だいたいこのフェミニズム云々は作家を萎縮させる流れになって当たり前だ。
こないだ「新・おぼっちゃまくん」の2巻を読んでいて、トランスジェンダーの生徒と知らずにともだちんこをした結果、ともだちんこ封印に追い込まれるという展開に衝撃を受けた。
そもそも漫画に品行方正を求めるものではない。
「少年は清く正しく美しくあるべき!」って、親が子供に読ませたい漫画雑誌を子供が読みたがる訳が無い。うんこちんこおっぱいの、低俗でくだらないけど、心からリラックスできる。それが少年漫画だ。
世の中はどんどん変わっていく。
漫画も変わって行かざるを得ないだろう。
ただちょっと急ぎすぎな気がするのは年のせいだろうか。
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>「それこそ週刊少年ジャンプでフェミニズム漫画やったら激震だよなと思う。青のフラッグが真摯に同性愛や性的マイノリティに向き合ったみたいに、茶化さずギャグで終わらせず丁寧に心理描写したら、マジでジャンプから日本の人権感覚変わっていけると思う。世界を変えれる可能性を持ってると思うんだけどな」
賛同する意見などもちょいちょい見てみたが、
なんかズレてるなと思う。
まず、世の中を良くする目的でジャンプ漫画は描かれないということ。
(もちろん悪くする目的でも描かれていない)
そして、新しいジャンルを切り開くことも第一義でないということ。
上記を主な目的とする漫画は「企画」の漫画である。
これを極端にしたものがウンチク漫画と言われるものだ。
漫画作りの構造で良く言われる「縦糸と横糸」の縦糸にあたる。
ジャンプ漫画は縦糸ではなく横糸、つまりキャラこそが大事。
本宮ひろ志によると、横7縦3がベストな配分だそうである。
(巻来功士「連載終了!」より)
この配分を間違い失敗する漫画家を幼い日に良く見た。
ベテランが歴史漫画を描き始めて打ち切りを喰らうというパターン。
だから企画の新しさだけで編集部も読者も動かない。
大ヒットしたほったゆみの「ヒカルの碁」はジャンプ漫画で初めて囲碁漫画を描いており新しかった。
しかし次回作ではこれまた異例のスピードスケート漫画「ユート」を書いたが打ち切りを食らった。
新しさは決して錦の御旗にはならない。
ジャンプで株式投資漫画が始まったら業界激震だろう。
ドラゴン桜などの超売れっ子漫画家、三田紀房の「インベスターZ」は当初ジャンプに持ち込まれたが、少年漫画要素に欠けると掲載にまで至らなかったそうだ。企画として斬新で、実績があってすら、それを通すのは難しいのである。
ジャンプは単純に企画の面白さだけに飛びつかない。
もっと見極めたい重要なことがジャンプ編集部にはあるのだ。
漫画で世の中が良くなれば良いなと思わないことはないのだろうが、絶対にそこは第一義にはしてない。
ちなみに現在の3倍以上の発行部数、
653万部を売っていた時期に、
いじめ撲滅漫画を少年ジャンプがやったことがある。
次原隆二原作の「元気やでっ」だ。
大反響を巻き起こしたが、その後に続かなかったのはあまり良い結果にはならなかったのだろう。
ちょっと無邪気に騒ぎすぎかなと思う。
というか、本当にジャンプが好きなの?と思う。
今のジャンプ読んでないけど、そんなに編集方針が変わったとは思えない。
だいたいこのフェミニズム云々は作家を萎縮させる流れになって当たり前だ。
こないだ「新・おぼっちゃまくん」の2巻を読んでいて、トランスジェンダーの生徒と知らずにともだちんこをした結果、ともだちんこ封印に追い込まれるという展開に衝撃を受けた。
そもそも漫画に品行方正を求めるものではない。
「少年は清く正しく美しくあるべき!」って、親が子供に読ませたい漫画雑誌を子供が読みたがる訳が無い。うんこちんこおっぱいの、低俗でくだらないけど、心からリラックスできる。それが少年漫画だ。
世の中はどんどん変わっていく。
漫画も変わって行かざるを得ないだろう。
ただちょっと急ぎすぎな気がするのは年のせいだろうか。
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