日本の借金はいいのか悪いのか?「キミのお金はどこに消えるのか」のMMT理論に真っ向から反論する浜矩子「サンデー毎日」の記事 [時事ネタ]
れいわ新選組の議員と、室井佑月が、菅官房長官が3000円のパンケーキを食べたことについて「庶民感覚がない」と非難している。
お酒の飲めないおじいちゃんがパンケーキで贅沢してるって微笑ましいと思うんだけども。。。うちの60過ぎの母も「量はいいから上質なものを少し食べたい」とよく言ってる。
みんな菅官房長官可愛いって言ってて嬉しい
— きょんP (@kyonkun_sos) April 1, 2019
この人本当すごい人で農家育ち→高卒→段ボール工場→大学という経歴から
世襲なしの叩き上げで官房長官までなって
激務で1年やるだけでクソキツいと言われる官房長官を7年務めて休日すら一切休んでない
23時就寝5時起き
元号発表するのがこの人で良かった pic.twitter.com/nK43mYKjIX
そもそも、お金持ち&老人がバンバンお金を使わなきゃ経済回らない!…と、かなり口酸っぱく言われ、やっかみやめないといつまでも不景気、ということがようやく世間にも浸透してきたと思える昨今ですが、この女性お二方は悪い意味での庶民感覚をいつまでも引きずっているというのがよくわかる出来事だった。
経済漫画、井上純一の「キミのお金はどこに消えるのか」に描かれている、
「日本の借金は良い借金」って理論も、アップデートしなければいけない庶民感覚のひとつになるかもしれない。
学術的には「現代貨幣理論」
英語でモダン・マネー・セオリー(Modern Money Theory)というそうだ。
MMTと略すとかっこいいらしい。
そのMMTに対する反論が、なんとなくdマガジンで読んでいたサンデー毎日に載っていた。
浜矩子(はまのりこ)という経済学者が語っている。
見出しは「新経済理論MMTに騙されるな!」というもの。
まあよく分かった気はしないが、自分なりに意訳してみると、アメリカが破綻したら巻き添え食うよ!という様なことを言っている。…アメリカが破綻しても巻き添えを食わない国家運営って、そんなものありゃしないと思うんですけどね。
もうひとつ、借金しまくっても大丈夫なんて思いながら仕事させてたら、どんな雑な仕事されるか分かったもんじゃないわよ!…とまあ、こういうことが言いたいらしい。それはそうかもしれないけども、理論が正しいかどうかは別問題。包丁は大根も人も切れるみたいなことで。理屈に合わない倹約をすることで、しなくていい貧窮に耐える生活があるのか?と思う。
で、しまいには国家権力が増大し、ファシズムがどうのとか、文末がどんどんおかしくなっていく。
ので、そもそもこれを書いている浜矩子という人はなんなのかと疑問になったので調べてみた。
銀行の頭取やら総裁やら教授やら都知事やら、頭がクラクラするような親族がおり、その辺は筋金入りの人であるらしい。
しかし、2011年に1ドル50円になるとぶち上げてみたり、2014年1月には日経平均株価が10000円を割ると予測して、17702円の全く逆の結果に終わったりやらかしが多い。
他には
『2010年日本経済―「二番底」不況へ突入する!』
『2011年日本経済-ソブリン恐慌の年になる!』
『2012年資本主義経済大清算の年になる 』
『2013年世界経済総崩れの年になる!』
『2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る!』
『2015年日本経済 景気大失速の年になる!』
『2016年日本経済 複合危機襲来の年になる!』と、
「世界恐慌の予言を毎年行っている。」とウィキには書かれており、
学者というよりはタレント的な人なんかなと思う。
アベノミクスをアホノミクスと悪様に連呼していたりするのも違和感。
これだけ思い込みが強いといくら正しい理論の発見があっても、
自分の考えと違うと間違いを認めることは困難になるだろう。
理論や事象に関してフラットではなく、
結論ありきの学者さんなのではないかという印象を持った。
また、そういう人でも干されずに
サンデー毎日みたいな立派な雑誌に呼ばれ、
御高説を振るう機会があるというのは、いかにも日本的なのかもしれない。
…というか、
サンデー毎日もよく読んだことないけども、
まあそういう雑誌なんだなということだ。
弘兼憲史の「ラストニュース」6巻に、
TV局に請われる通りになんでも反対と唱える激辛評論家というのが登場する。
それを思い出した。役割かね。
このおばあちゃんが「キミのお金はどこに消えるのか」を読んだら、どういう感想を持つのだろう。
興味深い。
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