大人気「鬼滅の刃」を読んで思い出した、鬼を日本刀で斬るアクションものあれこれ。 [この人気漫画が面白くない]
コミックスが爆売れ中だという「鬼滅の刃」(きめつのやいば)の単行本1巻を立ち読む。
単行本が1200万部。
こないだ本屋で全巻大人買いしてる人を見た。
勉強のために続きをアニメ(Amazonプライム)で見る。
舞台は大正時代の寒村から始まる。
えらいマニアックな舞台設定だなと思った。
主人公は炭売りで家族を支える心優しい少年。
頭にあざなのか、キズなのかヤケドなのか、いわゆるシンボルマークがあるんだけど、それに加えてお洒落な耳飾りなんかしてらっしゃって違和感がある。わざわざ大正時代の炭売りの少年みたいなマニアックなキャラ付けにしておいて、変なとこでリアリティを失っている。
まあ、そういう世界観なのだろうと納得して読み続ける。
お笑い芸人の椿鬼奴(つばきおにやっこ)が、タモリ倶楽部出演の際に同じ耳飾りをしていて最近話題になっていた。愛読者なんだそうである。
炭売りから帰ると一家が何者かに斬殺されており、唯一助かった妹は吸血鬼になってしまっていた!ジャンプ王道バトル漫画だと思って読んでいたので、「そっち?」と慌てて気持ちをそちらにシフトする。しかし妹はまだ人間性を残しており、吸血鬼のお約束の身体能力で、敵吸血鬼を圧倒したりする「戦力」になる。
これではまるで花沢健吾のゾンビ漫画、「アイアムアヒーロー」のひろみちゃんである。ひろみちゃんは主人公とともにゾンビが増殖する世間から逃亡するヒロイン。物語の途中で、中途半端にゾンビに噛まれたせいか、怪力で主人公をサポートする変なゾンビになる。実写映画では有村架純が演じた。
ゾンビ映画は奥が深いので、こういうパターンが「アイアムアヒーロー」が初なのかは分からない。念のために言うと、「アイアムアヒーロー」はゾンビヒロインを前面に打ち出した漫画でも無い。連載期間は2009年から2017年。鬼滅の刃の連載開始は2016年からだが、前身となった読み切りは2013年なんだそう。あまりアイアムアヒーローに詳しく無いので、どちらが先という話は興味があるが、とりあえず置いておく。
で、「鬼」を日本刀で退治する組織に助けられた主人公は、弟子入りして修行の日々というバトル漫画らしい展開になる。ジャンプ漫画は友情努力勝利だと謳いつつ、努力を描くと人気が落ちると言われているが、しっかり努力の日々を描いている。試験に合格して化け物を倒したところまでをアニメで見た。後は寝てしまった。
まあ予想してた通りだが、やっぱり面白さがよく分からない。
主人公がバトル脳でなく、ちょっと乙女な感じが現代的だなと思った。
チャンバラ組織漫画というのは「ブリーチ」とかぶんないのかなと思う。
ブリーチもちゃんと読んで無いので分からないのだが、同じジャンプで人気があるということは、かぶってないのだろう。
日本刀で鬼退治といえば、楠圭の「鬼切丸」を思い出す。
鬼切丸の連載は1992年から2001年。
こちらは現代を舞台にしたもの。
通してちゃんと読んでないのだが、現代人の病理を鬼に喩えて描写したようなホラー漫画だったと記憶している。主人公は一匹狼の学生服の少年で、ライバル剣士や組織のような物はなかった。。。ような気がする(自信ない)。
日本刀で鬼退治アニメといえば、
2005年から2006年に放送された「BLOOD+」は知っている人も多いのではなかろうか。
こちらはセーラー服の少女が日本刀を振り回す活劇だ。
俺は見てなかったから「BLOOD+」は語れないけども、前身となった2000年のアニメ映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」はたくさん見返したので印象深い。こちらもセーラー服の女子高生が日本刀を振り回して吸血鬼を退治する。BLOOD+は現代が舞台だが、後者は敗戦直後の日本が舞台。
実写版もあったのをすっかり忘れていた。
そうして考えると、学生服が日本刀を振り回して鬼退治するジャンルは
「鬼切丸」と「BLOOD+」が昭和と平成を。「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は終戦直後を。ちなみに鬼切丸の続編である「鬼切丸伝」は平安時代から江戸時代を舞台にしているという。
鬼滅の刃が大将時代を選んだのは、その辺のイメージ被りを避けるためと考えるのが一番納得できる。最も、一番被りを恐れたのは「ブリーチ」だったかもしれないが。
しかし鬼滅の刃の前身となった読み切りの時代設定が、調べたけどもよく分からなかった。これで大正時代が舞台のままだったら、作者の趣味ということになるな。
アニメを見ているとあまり感じないが、漫画の方の怪奇描写を見ると、高橋葉介と嗜好が似ているのかなと思った。高橋葉介といえば夢幻紳士。舞台は昭和初期と、大正に近い。
作風的に大正が合うのかなーという気がだんだんしてきた。
取り止めのないことを書いている気もしてきた。
やはり、分からないと思う物について書くのはあまり良くないと思う。
しかしイチ社会人としては、今後若い衆から鬼滅の刃の話を聞かれたら、
「あーあれ、面白いよねー!」と答えなければならない。
鬼切丸がどうとか言い出したら、「あれ?この人、なんか普通と違う…キモっ」と言われてしまうだけである。
だから私はブログに穴を掘って、今日も一人、悲しい本音を叫ぶのである。
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単行本が1200万部。
こないだ本屋で全巻大人買いしてる人を見た。
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舞台は大正時代の寒村から始まる。
えらいマニアックな舞台設定だなと思った。
主人公は炭売りで家族を支える心優しい少年。
頭にあざなのか、キズなのかヤケドなのか、いわゆるシンボルマークがあるんだけど、それに加えてお洒落な耳飾りなんかしてらっしゃって違和感がある。わざわざ大正時代の炭売りの少年みたいなマニアックなキャラ付けにしておいて、変なとこでリアリティを失っている。
まあ、そういう世界観なのだろうと納得して読み続ける。
お笑い芸人の椿鬼奴(つばきおにやっこ)が、タモリ倶楽部出演の際に同じ耳飾りをしていて最近話題になっていた。愛読者なんだそうである。
炭売りから帰ると一家が何者かに斬殺されており、唯一助かった妹は吸血鬼になってしまっていた!ジャンプ王道バトル漫画だと思って読んでいたので、「そっち?」と慌てて気持ちをそちらにシフトする。しかし妹はまだ人間性を残しており、吸血鬼のお約束の身体能力で、敵吸血鬼を圧倒したりする「戦力」になる。
これではまるで花沢健吾のゾンビ漫画、「アイアムアヒーロー」のひろみちゃんである。ひろみちゃんは主人公とともにゾンビが増殖する世間から逃亡するヒロイン。物語の途中で、中途半端にゾンビに噛まれたせいか、怪力で主人公をサポートする変なゾンビになる。実写映画では有村架純が演じた。
ゾンビ映画は奥が深いので、こういうパターンが「アイアムアヒーロー」が初なのかは分からない。念のために言うと、「アイアムアヒーロー」はゾンビヒロインを前面に打ち出した漫画でも無い。連載期間は2009年から2017年。鬼滅の刃の連載開始は2016年からだが、前身となった読み切りは2013年なんだそう。あまりアイアムアヒーローに詳しく無いので、どちらが先という話は興味があるが、とりあえず置いておく。
で、「鬼」を日本刀で退治する組織に助けられた主人公は、弟子入りして修行の日々というバトル漫画らしい展開になる。ジャンプ漫画は友情努力勝利だと謳いつつ、努力を描くと人気が落ちると言われているが、しっかり努力の日々を描いている。試験に合格して化け物を倒したところまでをアニメで見た。後は寝てしまった。
まあ予想してた通りだが、やっぱり面白さがよく分からない。
主人公がバトル脳でなく、ちょっと乙女な感じが現代的だなと思った。
チャンバラ組織漫画というのは「ブリーチ」とかぶんないのかなと思う。
ブリーチもちゃんと読んで無いので分からないのだが、同じジャンプで人気があるということは、かぶってないのだろう。
日本刀で鬼退治といえば、楠圭の「鬼切丸」を思い出す。
鬼切丸の連載は1992年から2001年。
こちらは現代を舞台にしたもの。
通してちゃんと読んでないのだが、現代人の病理を鬼に喩えて描写したようなホラー漫画だったと記憶している。主人公は一匹狼の学生服の少年で、ライバル剣士や組織のような物はなかった。。。ような気がする(自信ない)。
日本刀で鬼退治アニメといえば、
2005年から2006年に放送された「BLOOD+」は知っている人も多いのではなかろうか。
こちらはセーラー服の少女が日本刀を振り回す活劇だ。
俺は見てなかったから「BLOOD+」は語れないけども、前身となった2000年のアニメ映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」はたくさん見返したので印象深い。こちらもセーラー服の女子高生が日本刀を振り回して吸血鬼を退治する。BLOOD+は現代が舞台だが、後者は敗戦直後の日本が舞台。
実写版もあったのをすっかり忘れていた。
そうして考えると、学生服が日本刀を振り回して鬼退治するジャンルは
「鬼切丸」と「BLOOD+」が昭和と平成を。「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は終戦直後を。ちなみに鬼切丸の続編である「鬼切丸伝」は平安時代から江戸時代を舞台にしているという。
鬼滅の刃が大将時代を選んだのは、その辺のイメージ被りを避けるためと考えるのが一番納得できる。最も、一番被りを恐れたのは「ブリーチ」だったかもしれないが。
しかし鬼滅の刃の前身となった読み切りの時代設定が、調べたけどもよく分からなかった。これで大正時代が舞台のままだったら、作者の趣味ということになるな。
アニメを見ているとあまり感じないが、漫画の方の怪奇描写を見ると、高橋葉介と嗜好が似ているのかなと思った。高橋葉介といえば夢幻紳士。舞台は昭和初期と、大正に近い。
作風的に大正が合うのかなーという気がだんだんしてきた。
取り止めのないことを書いている気もしてきた。
やはり、分からないと思う物について書くのはあまり良くないと思う。
しかしイチ社会人としては、今後若い衆から鬼滅の刃の話を聞かれたら、
「あーあれ、面白いよねー!」と答えなければならない。
鬼切丸がどうとか言い出したら、「あれ?この人、なんか普通と違う…キモっ」と言われてしまうだけである。
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アイアムアヒーロー コミック 1-22巻セット (ビッグコミックス)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 小学館
- メディア: コミック
タグ:少年ジャンプ
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