芸歴21年の売れないお笑い芸人の生活のための仕事が漫画になった。マシンガンズ滝沢の「ゴミ清掃員の日常」

こないだの増税の駆け込みで漫画を50冊ぐらいリアル書店で大人買い。
その光景を書店員にTwitterで呟かれ、多少ショックを受ける。

その際、
なんとなく目について買ったみた漫画が面白かった。

その漫画のタイトルは「ゴミ清掃員の日常」。

『ゴミ清掃員の日常』

・焼却技術の進歩
を「漫画」にしてみました。#ゴミ清掃員の日常 pic.twitter.com/DsqFm08p5M

— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) July 27, 2018

何しろ、お笑い芸人で食えない人がゴミ収集の仕事をして、その日常を漫画にしたというのだから面白くないわけがない。帯にはツイッターで大人気と書かれていたが、全然知らなかった。すでに書籍も出していて、そちらもヒットしているのだという。

作者の芸人さんはマシンガンズの滝沢さんという人らしい。
芸人を20年以上やっていても売れず、子持ちになってバイトを探したものの年齢のせいでロクな働き口がなく、ゴミ収集の仕事に落ち着いて何年か経つという人生だという。

職業に貴賎はないというが、ハードルの低い職種は馬鹿にされがち。
後輩芸人からはゴミ兄さんなんて呼ばれることもあるそう。
しかし実子からは「大人になったらパパみたいなゴミの人になる」と慕われているそうだ。

マシンガンズ滝沢氏によるとゴミ収集業は幼い子供たちに大人気で、幼稚園や保育園の近くを通ると大スターのように声援が飛ぶという。そういえばそんな時期が自分にもあったような気が。。。でも微妙な年頃の子供に疎まれながら働いている作業員もいるとか。

売れない俳優やら、ナンパ好きなおっさん外国人やら、余命いくばくもないお父さんやら、いろんな人がゴミ収集の仕事をしている。漫画からは匂いは出てこないせいか、ちょっと楽しそうにも思えてくる。こういう生き方もいいかもなあという読み方もできると思う。

当然ゴミ出しのコツやルールについても描かれていて勉強になる。
帯には「読むと分別したくなる」と描かれているが、確かにと思う。
自分としては、あまりややこしいゴミは出さないようにしている。

ペットボトルは蓋取って（重要）、水洗いして近所のスーパーへ。
アマゾンのダンボールは古紙回収のスペースへ。
あまり料理しないからあまり出ない生ゴミは匂いや虫が湧かないように回収日まで凍らせたりしている。

　
漫画を描いているのは奥さんらしい。
素朴な漫画だ。
うちの60過ぎの母も喜んで読むと思うので、まだ裁断してない。
もう４刷りだそう。

オススメ

　

ゴミ清掃員の日常

• 作者: 滝沢 秀一
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2019/05/30
• メディア: コミック

ゴミ清掃員の日常【電子版限定特典ゴミ清掃員のつぶやき１７０Ｐ超収録】 (コミックＤＡＹＳコミックス)

• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2019/05/30
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このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景

• 作者: 滝沢 秀一
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• メディア: 単行本（ソフトカバー）

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