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左寄りの町山智浩はなぜ右寄りの「進撃の巨人」の脚本を担当したのか? [時事ネタ]

赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD (4) (ビッグコミックス)

赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD (4) (ビッグコミックス)

  • 作者: 山本 おさむ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/02/28
  • メディア: コミック


山本おさむの「赤狩り」4巻の帯町山智浩だったのはインパクトがあった。
左寄りの人というイメージがあったので、それをさらに強くする出来事だった。
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町山氏のツイートに最近こんなのがあった。


『「ネトウヨ」は、誰かを差別するから「ネトウヨ」と呼ばれているのです。』と町山氏はいう。

いや、それは嘘だと思った。
だったら「差別者」でいいじゃん。やはりそこは「右翼」というフレーズを入れたいし、外せない。

差別反対を錦の御旗にして右翼的な考えを一掃するのが悲願なのだと思う。そしてそれをうしろめたいと感じている。

町山氏の解釈は、こないだブログに書いた外国住まいのオバさんと同じもの。ネトウヨは差別に当たるのではという議論は度々起こっている様で、切り返しのテンプレ的なものになっている様だ。町山氏のこの発言も今回が初めてではない。

ネトウヨという言葉にはずっと興味があった。
いろんな解釈がある様だが、最もニュアンスが近い言葉はネオナチだと思う。一般人が使うのは構わないが、政治的中立であるべきマスコミまで堂々と使ってしまうのは違和感がある。プロ市民と言ってるのと同じだ。
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町山氏は最近、小林よしのりをネトウヨを生み出した張本人だとしてツイッターで謝罪を求めた。俺はこれにも違和感があった。町山氏の著作は何冊も読んでいるが、右寄りな考えがアメリカで商売になっていることを何度も紹介したのが町山氏という印象があったからだ。

もちろん町山氏は批判のために紹介したのだが、俺はこう思っていた。

なるほど、そもそも「俺が生まれた土地大好き!」という素朴な考えの人が多くて当然である。マスコミはいわゆるリベラルでないと食っていけないというイメージがあったが、十分に食えるほどの需要があって当然だ。と。

 
そんな町山智浩だが、2015年に実写版「進撃の巨人」の脚本を担当したというのもずっと疑問だった。

平和すぎ軍隊の有り難みを失う日々の中、突如戦争となり、国家に忠誠を捧げて戦うという漫画である。これが右寄りでなくてなんなのか。
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「心臓を捧げよ!」というフレーズはネットでもてはやされているのをよく見た。俺は進撃の巨人を最初に読んだ時、四半世紀前の漫画「加治隆介の議」で散々やってきた憲法改正運動の流れにある漫画だなと思ったものである。面白いかどうかはともかく、こんな漫画が社会現象になってしまうなんてスゲエなと思ったものだ。

その漫画の映画化で、脚本家でもない町山氏が共同脚本で参加。
小林よしのりをネトウヨの開祖として批判したのに、心臓を捧げる漫画には映画ライター生命を捧げたわけである。どういうことだ???

金のかかった超大作に、実績のない町山氏に声がかかるというありえないオファーである。映画好きの町山氏にとって、これまでの名誉を失うリスクがあると分かっていても映画作りに関わりたかったというのはわかる。わかるのだが、主義信条に背いてまで。。。というのがイマイチ分からない。

もちろん実績のない町山氏に優れた脚本が描けるわけもなく、興行は大爆死する。。。アマゾンプライムで見たのだが、批評する気さえもしなかったというのが正直な感想である。

ポール・バーホーベンが「スターシップトゥルーパーズ」でやった様に、超右翼社会を描いて逆に批判するということがやりたかったのか?そもそも原作者がどういった意図で原作を描いているのか。近年は筋が二転三転してよく分からないことになっているのだが。。。

町山さんは今後どうなっていくのか。今や立派な権威者である。高まる名声とは反比例に、俺個人としては近年の著作はあまり面白くない。昔はもっと人間の業や原罪などのありのままを紹介してくれている様で好きだったのだが。最近はdマガジンでも読まないぐらいだ。文春だったっけ?

 
ガンダムがTVで放送されるたび毎度思う素朴な疑問なんだけど、左翼系の人ってなんでガンダムを放送中止に追い込まないのかね。平和ボケになっていく一方でも、事実上の軍隊が日本に存在し続けることができるのは、ガンダムで戦争を描いていることが大きいと俺個人は思うのだけれども。実物大ガンダムがお台場に建った時、軍靴の音が聞こえると言った人はいるのかいないのか。

暴力描写は年々表現の幅が狭まっている印象だけども、戦争は描いても問題ない。むかし残酷描写が規制されたので戦争漫画を描きましたってホラー漫画家もいた。不思議だ。とりあえずガンダムや進撃の様な戦争漫画やアニメがある限り、日本は「武器がなくなれば平和に!」「降伏しちゃえば攻められない!」みたいな変な思考が占拠することはないかなあと思った。

 




赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD (5) (ビッグコミックス)

赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD (5) (ビッグコミックス)

  • 作者: 山本 おさむ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/05/30
  • メディア: コミック

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