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名声を極めたアンデルセンが手に入れられなかったコミュニケーションの第3段階 [モテる漫画]

相変わらずな毎日だが、なんか中学生の子を持つようなお母さんたちからモテている。「娘をもらってくれ。」と言われたり、別の主婦から手作りクッキーをもらった後、さらに別の主婦からちゃんとフォローするようにと耳打ちされたり。まあ生涯独身を貫きそうではあるが、人間関係良好で結構なことである。

生涯独身といえば、10年以上前だろうか、古本屋で「学研伝記まんがシリーズ アンデルセン」を読んだ時、若い頃のエピソードを見てこの人生涯独身なんじゃなかろうかと思ったら、やっぱりなんども振られまくり、生涯独身で終わってしまっていたので戦慄した。
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そのエピソードというのは、アンデルセンが自分を売り込むために有名なバレリーナの前でオペラを披露したところ、きちがいだと思われて追い出されてしまったという話。
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アンデルセンは夢見がちな少年で学校も不登校になり、勤めもうまくいかず、洗濯で日銭を稼ぐ母を頼って生きるニートだった。女性の恋愛対象外になってしまう言語化できない欠点というのはあると思うが、そもそも社会で生きる所作も、女心をくすぐる勘も身についてなかったのだろう。

1家族、2社会、3恋愛。
それぞれコミュニケーションのやり方を切り替えていかなければならないと思う。「いじめ」とか「非モテ」とか、それぞれ前段階からうまく切り替えられてないからこそ起こるのではなかろうかと思う。前段階の実績と混同して、「お前は悪くない」とか周囲は言いがちだ。コミュ障だったアンデルセンに純粋さを感じたのだろう。不器用ではあったが多くの人に慕われ協力され「2」に進めた。アンデルセンは成功者のまま晩年を終えた。ただ「3」段階には進めなかった。

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(画像は井雲くす「ぼくは愛を証明しようと思う。」)

ところで、この「学研伝記まんがシリーズ アンデルセン」は冒頭、マッチ売りの少女のエピソードが紹介される。ふと、マッチ売りの少女は売春婦だったという話が頭に浮かんだ。伝記を一通り読んで見て、とてもアンデルセンがそういう話を描く人には思えなかったので調べてみた。デマだった。

 

アンデルセン―童話の王様 (学研まんが 伝記シリーズ)

アンデルセン―童話の王様 (学研まんが 伝記シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 1982/12
  • メディア: 単行本



ぼくは愛を証明しようと思う。(3): アフタヌーン

ぼくは愛を証明しようと思う。(3): アフタヌーン

  • 作者: 藤沢数希 井雲くす
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/04/23
  • メディア: コミック

タグ:学研 偉人伝
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