5回も映像化された40年前のスタンドバトル小説のコミカライズ!山崎さやかの「NANASE」 [名作紹介]
あまり活字の本を読む方ではない。
筒井康隆の「家族八景」を読んだのは何がきっかけだったかよく覚えていない。人の心を読めるテレパスの超能力を持った家政婦の話だ。特に面白いとは思わなかったが、オチが強烈だった。続編の「七瀬ふたたび」は一転してエンターティメントという印象。ドキドキしながら読んだ。
「NANASE」は「七瀬ふたたび」のコミカライズ。
作画は山崎さやか。この作品の後にモーニングで連載した「はるか17(セブンティーン)」はヒットし、平山あや主演でTVドラマ化された。
内容はいわゆるサイキックバトル。今風な言い方をすればスタンドバトル。そのもっと原始的なやつだ。荒木飛呂彦や横山光輝に匹敵する心理戦が読みどころ。ちなみに原作の単行本が出たのは今から40年前だそう。主人公は人の心が読めるが故に、男のスケべな妄想が分かってしまう。原作小説読んでいて、そこまで男ってスケべな事ばかり考えてるのかなと疑問に思ったりもしたのだが。能力が知られない様に孤独に生きて行くのだが、時々同じ能力を持つものと遭遇する。義憤から、窮地に陥った仲間や一般人を助けることで、徐々に彼女の存在を疎ましく思う大きな力に目をつけられ、じわじわと追い詰められて行く。。。
見たことはないが、5回も映像化されているという人気原作である。面白くないはずがない。全4巻。
NANASE 全4巻完結 (ヤングマガジンコミックス) [マーケットプレイスコミックセット] [?] [?] by [?] by [?] by [−] by
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2016-12-13 07:07
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