「ルパン三世」「アニメ三銃士」のモンキーパンチ亡くなる。この謎の漫画家に詳しい吉本浩二「ルーザーズ」を紹介 [時事ネタ]
モンキーパンチが亡くなった。
漫画を一冊も持っていないけども、子供の頃はアニメ「ルパン三世」の再放送をTVにかじりつくようにして見ていた。
同時期、親戚の家に遊びに行ったら「ルパン小僧」の単行本があったのでワクワクしながら読んだのだけど、なんか根本的に期待していたものと違うのである。もっとイメージ通りのルパン三世が漫画で読めたらなあー、と思っていたら、作画がモンキーパンチでないルパン三世の漫画が始まって、「やったぜ!」と思ったものだけれど、それすらも俺はお気に召さなかったのである。
アニメ第三弾が始まった時も、「なんか違う!」と思って受け付けなかった。それ以後、TVスペシャルも映画もロクに見なくなった。「カリオストロの城」ですら、長年受け付けなかったのである。この記事を書くにあたって自分が熱狂したルパンは何期だったのか調べて見たが、第二期、ジャケットの赤いルパンだったみたいだ。
別にルパンはこうだ!という熱論をふるいたい訳ではない。見返したこともないし、見返して検証するつもりも特にない。U-NEXTの会員特典で見られるようだが。現在広く浸透しているルパンのイメージは二期が作ったとする説がある。原作はもっとアダルトで、大人になった今では作者の狙いがよくわかるが、3期以降全てに拒否反応を起こすぐらい、マイルドな2期が理想のルパン三世像として刷り込まれてしまったのだ。すごく作者が遠いところにいるような気がする。
そもそもモンキーパンチという名前が謎だ。
週刊漫画アクションの創刊時のエピソードを漫画にした吉本浩二の「ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~」という作品があるが、その辺に詳しく載っている。漫画アクションはモンキーパンチを柱に創刊した漫画誌で、その命名も編集長がほぼ強制的に行ったのだという。
海外の風刺漫画に影響されたというモンキーパンチの作風は当時新鮮だったらしく、名前もそれっぽくした方が良いという判断だったらしい。いわば、一人の漫画家のデビューをプロデュースした訳である。バロン吉元、ケン月影も同じ編集長の命名だという。
土田世紀の「編集王」にマンボ好塚とかプラム佐和子とか、変な名前の漫画家がいっぱい出てくるが、この辺に影響を受けているのかなと思うと腑に落ちる。そんなアントニオ猪木的な芸名をつける慣習ないだろとか、長らく謎だったが。。。
ルーザーズに描かれている文学くずれが漫画編集者になるというのも編集王であったネタ。カラオケボックスが無いので歌声喫茶でトロイカを熱唱するサラリーマン。ルパン三世創成期はそんな時代だったのだ。。。
あまりモンキーパンチに憧れている作家というのも聞いたことがない。
ネームバリューがあるので神輿にされてる人というイメージがある。
亡くなられた直後に書くのも不遜だが、
一度自分の中の正直なモンキーパンチ観を整理したかったので書いて見た。
ルーザーズも期待しているので、一度紹介したかった。
子供の頃、友達の家に遊びに行くと、ルパンのおもちゃが置いてあることが多かった。中に針金が仕込まれており、アニメのようなプロポーションで、アニメのようなコミカルなポーズをとらせることができる優れものだ。ネットで写真を探して見て見たが、今見てもとてもよく出来ていると思うのである。
翻案としてクレジットされてる「アニメ三銃士」も好きだったよ。
酒井法子は主題歌を歌って大人気になったが、パンプキン(そんな名前だったんだ)の歌うエンディングテーマも好きだった。音源が欲しい!
漫画を一冊も持っていないけども、子供の頃はアニメ「ルパン三世」の再放送をTVにかじりつくようにして見ていた。
同時期、親戚の家に遊びに行ったら「ルパン小僧」の単行本があったのでワクワクしながら読んだのだけど、なんか根本的に期待していたものと違うのである。もっとイメージ通りのルパン三世が漫画で読めたらなあー、と思っていたら、作画がモンキーパンチでないルパン三世の漫画が始まって、「やったぜ!」と思ったものだけれど、それすらも俺はお気に召さなかったのである。
アニメ第三弾が始まった時も、「なんか違う!」と思って受け付けなかった。それ以後、TVスペシャルも映画もロクに見なくなった。「カリオストロの城」ですら、長年受け付けなかったのである。この記事を書くにあたって自分が熱狂したルパンは何期だったのか調べて見たが、第二期、ジャケットの赤いルパンだったみたいだ。
別にルパンはこうだ!という熱論をふるいたい訳ではない。見返したこともないし、見返して検証するつもりも特にない。U-NEXTの会員特典で見られるようだが。現在広く浸透しているルパンのイメージは二期が作ったとする説がある。原作はもっとアダルトで、大人になった今では作者の狙いがよくわかるが、3期以降全てに拒否反応を起こすぐらい、マイルドな2期が理想のルパン三世像として刷り込まれてしまったのだ。すごく作者が遠いところにいるような気がする。
そもそもモンキーパンチという名前が謎だ。
週刊漫画アクションの創刊時のエピソードを漫画にした吉本浩二の「ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~」という作品があるが、その辺に詳しく載っている。漫画アクションはモンキーパンチを柱に創刊した漫画誌で、その命名も編集長がほぼ強制的に行ったのだという。
海外の風刺漫画に影響されたというモンキーパンチの作風は当時新鮮だったらしく、名前もそれっぽくした方が良いという判断だったらしい。いわば、一人の漫画家のデビューをプロデュースした訳である。バロン吉元、ケン月影も同じ編集長の命名だという。
土田世紀の「編集王」にマンボ好塚とかプラム佐和子とか、変な名前の漫画家がいっぱい出てくるが、この辺に影響を受けているのかなと思うと腑に落ちる。そんなアントニオ猪木的な芸名をつける慣習ないだろとか、長らく謎だったが。。。
ルーザーズに描かれている文学くずれが漫画編集者になるというのも編集王であったネタ。カラオケボックスが無いので歌声喫茶でトロイカを熱唱するサラリーマン。ルパン三世創成期はそんな時代だったのだ。。。
あまりモンキーパンチに憧れている作家というのも聞いたことがない。
ネームバリューがあるので神輿にされてる人というイメージがある。
亡くなられた直後に書くのも不遜だが、
一度自分の中の正直なモンキーパンチ観を整理したかったので書いて見た。
ルーザーズも期待しているので、一度紹介したかった。
子供の頃、友達の家に遊びに行くと、ルパンのおもちゃが置いてあることが多かった。中に針金が仕込まれており、アニメのようなプロポーションで、アニメのようなコミカルなポーズをとらせることができる優れものだ。ネットで写真を探して見て見たが、今見てもとてもよく出来ていると思うのである。
翻案としてクレジットされてる「アニメ三銃士」も好きだったよ。
酒井法子は主題歌を歌って大人気になったが、パンプキン(そんな名前だったんだ)の歌うエンディングテーマも好きだった。音源が欲しい!
ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(1) (アクションコミックス)
- 作者: 吉本 浩二
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2018/04/28
- メディア: コミック
ルーザーズ~日本初の週刊青年誌の誕生~(2) (アクションコミックス)
- 作者: 吉本 浩二
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2018/12/28
- メディア: コミック
ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~ (3) (アクションコミックス)
- 作者: 吉本 浩二
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2019/06/27
- メディア: コミック
2019-04-18 16:28
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