第二回「もう年も変わりますが去年読んだこの漫画がすごい!賞」受賞作発表。 [名作紹介]
その年のマイ漫画賞をやるにしても、年の後半に読んだものが印象強くなって不公平なので、去年読んだ中から大賞を選ぶという権威ある賞の第二回。
ちなみに去年の大賞は、おりもとみまな「ばくおん!!」でした。
さて今年の去年の大賞はこれ、
大賞:「建安マエストロ!」中島三千恒
軍靴のバルツァーが大人気連載中の中島氏の打ち切り漫画。
三国志の曹操孟徳の二世タレントである曹丕と曹植、そしてそのそれぞれのブレーンの司馬懿と楊修を巻き込んだ後継者争いバトル漫画になるはずだった。読んだ当時、それほど心揺さぶられたという感じではなかったが、その後じわじわと自分の中で評価を獲得。遺産相続争いに「芸術」という要素が加わってくるのが面白い。続くべき、評価されるべき意義のある漫画だと今だに思う。
作家賞:水谷緑
お医者さん系のエッセイコミックを描くのを生業とする漫画家らしい。動物漫画の方は読んでいないのだが、医療系はいずれも良かった。単純に笑えるだけでなく、何気に深く刺してくる。天才の仕事だと思う。アナウンサーの吉田尚記と組んだコミュ障克服漫画もすごく良かった。
歴史漫画賞:「歴史系倉庫 世界史の問題児(クズ)たち」亀
歴史漫画でヒット作が多数。いかにわかりやすく、現代的な視点を持ち込んでアレンジ表現をするかというところに注目しているが、亀の「歴史系倉庫 世界史の問題児(クズ)たち」は最も最新で優れた現代語訳をしていると思う。次点として純粋に漫画ではないが、ゆげ塾の「ゆげ塾の構造がわかる世界史」、武学清の「マンガでわかる地政学」も良かった。
恋愛漫画賞:「シェアバディ」吉田貴司/高良百
同作者の「やれたかも委員会」や、藤沢数希/井雲くすの「ぼくは愛を証明しようと思う。」と甲乙付け難いのだが、なんかホッコリする作風ということで気まぐれで大賞に。オッサンの精神がイケメンの体をシェアし、それでも恋愛がうまくいかないという、俺自身のコンプレックスをそのまま漫画にしたような内容。作画も非常に良いのだが打ち切りになったらしい。続きが読みたかったなあ。「ぼくは愛を証明しようと思う。」は恋愛がセクハラにつながっている真理も描いていて素晴らしい。
王道漫画賞:「ゴールデンカムイ」野田サトル
次々にヒット作を排出するも、いずれも自分には刺さらないヤングジャンプ連載作品の中において、唯一すごいと思った漫画。明治版ジャイアントロボともいうべき、エージェント達の争奪戦を描いたアクション巨編。超絶作画能力でいて、アイヌのグルメ漫画を展開させる取材力。これを週刊でやっているというのだから、理解不能なほどに優れた実務能力を持つ作者の技量に圧倒される。
さて去年は「アクセス数を1000倍にしてアフィで食う」を目標にしましたけども、大した成果はありませんでしたね。協力してくれている方、ありがとうございます。来年もあまり過分な夢は見ずに、コツコツと暇な時間を見つけて更新していこうと思います。
恋愛の方はどうでしょうか。今年はアイドル並みに可愛い女の子からデートを申し込まれるという衝撃的な出来事、そしてその後は実力を発揮しての平常運転という悲しみに引きずられた一年でした。お金を出してプロに査定してもらうなんてことも二度ほどやりましたが、衝撃の2回目についてまだ詳細を書いていませんでした。そのうち書きたいです。女の子もいよいよ年齢的に来年が最後のチャンスでしょうか。もうとっくに終わってるのかもしれないですけど。
ちなみに去年の大賞は、おりもとみまな「ばくおん!!」でした。
さて今年の去年の大賞はこれ、
大賞:「建安マエストロ!」中島三千恒
魏志 文帝紀 建安マエストロ! 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 中島 三千恒
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/02/23
- メディア: コミック
軍靴のバルツァーが大人気連載中の中島氏の打ち切り漫画。
三国志の曹操孟徳の二世タレントである曹丕と曹植、そしてそのそれぞれのブレーンの司馬懿と楊修を巻き込んだ後継者争いバトル漫画になるはずだった。読んだ当時、それほど心揺さぶられたという感じではなかったが、その後じわじわと自分の中で評価を獲得。遺産相続争いに「芸術」という要素が加わってくるのが面白い。続くべき、評価されるべき意義のある漫画だと今だに思う。
作家賞:水谷緑
じたばたナース 4年目看護師の奮闘日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: 水谷緑
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/08/25
- メディア: 単行本
お医者さん系のエッセイコミックを描くのを生業とする漫画家らしい。動物漫画の方は読んでいないのだが、医療系はいずれも良かった。単純に笑えるだけでなく、何気に深く刺してくる。天才の仕事だと思う。アナウンサーの吉田尚記と組んだコミュ障克服漫画もすごく良かった。
歴史漫画賞:「歴史系倉庫 世界史の問題児(クズ)たち」亀
歴史漫画でヒット作が多数。いかにわかりやすく、現代的な視点を持ち込んでアレンジ表現をするかというところに注目しているが、亀の「歴史系倉庫 世界史の問題児(クズ)たち」は最も最新で優れた現代語訳をしていると思う。次点として純粋に漫画ではないが、ゆげ塾の「ゆげ塾の構造がわかる世界史」、武学清の「マンガでわかる地政学」も良かった。
恋愛漫画賞:「シェアバディ」吉田貴司/高良百
同作者の「やれたかも委員会」や、藤沢数希/井雲くすの「ぼくは愛を証明しようと思う。」と甲乙付け難いのだが、なんかホッコリする作風ということで気まぐれで大賞に。オッサンの精神がイケメンの体をシェアし、それでも恋愛がうまくいかないという、俺自身のコンプレックスをそのまま漫画にしたような内容。作画も非常に良いのだが打ち切りになったらしい。続きが読みたかったなあ。「ぼくは愛を証明しようと思う。」は恋愛がセクハラにつながっている真理も描いていて素晴らしい。
王道漫画賞:「ゴールデンカムイ」野田サトル
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/01/19
- メディア: Kindle版
次々にヒット作を排出するも、いずれも自分には刺さらないヤングジャンプ連載作品の中において、唯一すごいと思った漫画。明治版ジャイアントロボともいうべき、エージェント達の争奪戦を描いたアクション巨編。超絶作画能力でいて、アイヌのグルメ漫画を展開させる取材力。これを週刊でやっているというのだから、理解不能なほどに優れた実務能力を持つ作者の技量に圧倒される。
さて去年は「アクセス数を1000倍にしてアフィで食う」を目標にしましたけども、大した成果はありませんでしたね。協力してくれている方、ありがとうございます。来年もあまり過分な夢は見ずに、コツコツと暇な時間を見つけて更新していこうと思います。
恋愛の方はどうでしょうか。今年はアイドル並みに可愛い女の子からデートを申し込まれるという衝撃的な出来事、そしてその後は実力を発揮しての平常運転という悲しみに引きずられた一年でした。お金を出してプロに査定してもらうなんてことも二度ほどやりましたが、衝撃の2回目についてまだ詳細を書いていませんでした。そのうち書きたいです。女の子もいよいよ年齢的に来年が最後のチャンスでしょうか。もうとっくに終わってるのかもしれないですけど。
2018-12-30 08:19
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