おじいちゃんになった斎藤一に独占インタビュー!ながやす巧「壬生義士伝」8巻は必読だ! [名作紹介]
ながやす巧「壬生義士伝」の8巻、めちゃめちゃよかった。
映画版を最初に見たので、新刊出るたびに「こんな話だったのか?」って感じだった。原作準拠にすると、なるほど、これは2〜3時間では収まらんわと思った。だからTVドラマ版があんなに長かったのかと思う。こっちも見てみたくなった。
『今の時代にわざわざ小説読む理由って「アピール」以外にあるか?』ってまとめを最近読んだが、アホかなと思う。小説はメディア的に書き込める情報量が違う。読むのはTVや映画に比べてしんどい作業かもしれないが。しかし苦労が多ければ、得られる快楽も多い。安易に手にできる快楽は、所詮その程度のものということである。ただ、小説>映画漫画、ということでも無い。ただ名作小説>映画版という公式は成立すると思う。
さて8巻では、謎のインタビュアーが元斎藤一こと、藤田五郎の家にやってくる。
で、主人公の吉村貫一郎の最強っぷりについて語るのだが、
装備をケチりながら無双をしていたという話が最高に面白い。
これまで散々振ってきた吝嗇家キャラが効いている。
※吝薔=ひどく物惜しみすること。 節約、倹約の内、好ましくないもの、または度が過ぎたものを指して言う言葉。
斎藤の生い立ち、新選組加入のエピソードなども面白い。
斎藤ファンには必読の一冊であろう。
アマゾンプライムに映画版があったので久しぶりに見てみた。
なるほど、原作(読んで無いけど)のあんな部分やこんな部分を上手く凝縮して巧みに再構成していると思った。伝わらなかったけど。
ちなみに映画版の斎藤一役は佐藤浩市。
TVドラマ版は竹中直人である。
竹中はコミカルで芸達者ぶりが鼻につく印象だが、壬生義士伝の斎藤はちょっと合いそうで見てみたい。
2018-12-28 09:51
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