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土俵に女性を上げない大相撲を、漫画はどう描写してきたのか [時事ネタ]

大相撲で救命のために土俵に上がった女性に対し、降りるようにアナウンスがあったため避難が殺到している。まあ、時代錯誤なことをやるのを売り物にしているという一面がある。条件反射的なものだし、若干しょうがないかなと俺は思う。これを機会に、考え直した方がいいと思うけど。

ちなみに2000年に女性の大阪府知事が、府知事賞をあげるのに土俵に上がれないのはおかしいと頑張って話題になったが、結局叶わなかったようだ。

このルールを初めて知ったのは1992年からモーニングで連載され、大ヒットを飛ばしたさだやす圭の「ああ播磨灘」の2巻。相撲の伝統をぶち壊す最強の横綱、播磨灘がおばあちゃんを抱えて土俵入りする話がある。視力をなくした上に立て続けに家族を失い、ラジオの前で播磨灘の試合を聞くことだけが生きがいのおばあちゃんが、偶然播磨灘と遭遇。物議をかもすが粋な計らいとして描写されている。ちなみにおばあちゃんの足はついてないので、セーフという見方もできる。若干配慮してのこの描写なのだろうか。興味深い。
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1990年からビッグコミックオリジナルで連載された一丸(いちまる)の「おかみさん」にも、女性を土俵にあげてはいけないという描写がある。イタリア出身の力士、咸臨丸の母が様子を見にくるのだが、ものすごいシゴキにドン引きし、思わず土俵に上がろうとするがそれを制止するのはボコボコにされていた咸臨丸だった。
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親離れしようともがく息子の心意気を感じ、母親は安心して帰国する。
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「お相撲の世界って男を変える何か…、きっと…女には立ち入れない何かがあるんだって思うんです。」とボンヤリまとめている。ちょっと逃げている感じもするが、理路整然と肯定できる訳もないのでまあ仕方ない。

ところでさ、練習で使う土俵もダメってのは厳しいよね。事件があったのも地方巡業でしょ?常設されてる場所とかならわかるんだけど。女相撲ってある訳だから、大相撲に関わる人が使う土俵のみ、女性が上がっちゃいけないってことなんかな。

土俵.jpg

 

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