SSブログ

恋は盲目は差別!ところで漫画は盲目をちゃんと表現してきたのか?小林よしのりの「目の玉日記」があった! [名作紹介]

CSでのウルトラマンAの再放送時のテロップが衝撃を呼んでいる。
目の玉1.jpeg
>この番組には一部に不適切な言葉やせりふが含まれています。番組中に「恋は盲目」というせりふがありますが、この言葉は視覚障害者に対する不適切な表現と考えています。

…なのですが、当時の何ちゃらがありますのでそのまま放送します」と続くらしい。エースギロチンより強烈だ。「俺らはそんなに恋してない!」と目の不自由な人たちが声をあげたというのだろうか。恋は難聴、恋は吃音だったら差別かなあ。うーむ言われてみればとも思うが、とんでもない難癖のような気がしなくもない。先日、「夫」や「妻」、「お父さん」や「お母さん」も差別になるというニュースもあったばかり。

 
さて、漫画では盲目をちゃんと描いてきたのだろうか。
昔から少年漫画では「目が見えなければ、心の目でみればイイじゃない」と良くわからない理論で描写されるのが常。ゲブ神のスタンド使いンドュール、南斗白鷺拳のシュウ、盲剣の宇水など、ロクな描写がない。

そこで気がついたのだが、一つちゃんとした漫画を所有していた。
小林よしのりの「目の玉日記」は、氏が白内障で失明寸前の状態に陥り、手術するエピソードを回想した漫画だ。
目の玉4.png
ちょうど最近、知人が手術を受けたので、読み返して見てこんな感じだったのかと勉強になった。
目の玉2.png
氏の代表作である「ゴーマニズム宣言」について、今更解説の必要もないと思う。しかしよくもまあ、こんな状態であんな濃い漫画を書いていたものだと感心する。秘書から、おじいちゃんと呼ばれながら階段を誘導されるコマなど衝撃的だ。こんな状態で資料を読み、一日中机に向かって作画し、部下を養っているのだ。やはり並みの体力、胆力ではない。
目の玉3.png

 

小林よしのり 目の玉日記

小林よしのり 目の玉日記

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/03/07
  • メディア: 単行本



ウルトラマンA(エース) コンプリート DVD BOX【初回限定生産】

ウルトラマンA(エース) コンプリート DVD BOX【初回限定生産】

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。