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「人騒がせなドラだムニャムニャ」なはるかぜちゃんに読んでほしい横山光輝の「武田信玄」 [時事ネタ]

はるかぜちゃんがまた炎上してるらしい。

俺はまとめサイトで見ただけで、本人は。。。要するに言った言わない、一部分だけ言葉を抜き取られていると言っているみたいなので、ますますあまり検証する気にもならないのだが。

要するに
「戦争になったら偉い奴が前線に行け。」

という、古典的な堕落思考あるあるを言って物議を醸しているらしい。

はるかぜ4.png

はるかぜちゃんは可愛いし、頭の良い子だと思うので好感を持っているが、これはいけない。テンプレすぎる。なのに本人の新鮮な皮肉を思いついた感も痛い。国民の生命財産を預かる者、平たく言えば皆を食わせる家長。体であれば頭脳である。その頭脳を真っ先に危険な前線に送り込めという人が、果たして皆の無事を考える人だろうか。そしてそういう人すらも財産生命を守る気概がなければいけないのが政治家というものである。

皆を食わせる家長としての気概、これがあるならはるかぜちゃんにも政治家になってほしい。今みたいな安全圏から発言する立場から脱してほしい。政治家は辛いぞ。どんな立派な理想を持って志してもはるかぜちゃんみたいな考え方の人たちの言う様に「自らの保身だけ」を考えているものと叩かれるのだから。一部分だけ言葉を抜き取られることも比較にならないぐらい増えるだろう。繰り返すが、それすらも受け入れて「皆を食わせる気概」を持ち続けられるものが本物の政治家なんだろうと思う。

さて、こう言う話を聞くと思い出すのが横山光輝の「武田信玄」9巻。後継者の武田勝頼が自ら先頭になって敵の城に殴り込みをかけるシーンがある。
はるかぜ1.png
戦争には勝ったが、パパ信玄からは大目玉を食らう。
はるかぜ2.png
はるかぜちゃんにも読んでいただきたい。

武田勝頼のことはまた色々書きたい。
結構バトルマニアな人間だったらしい。長篠の合戦で家を滅ぼしたダメな二代目のイメージが一般には強いが、実際はその敗戦後、父から受け継いだ領土をさらに拡大しているのだ。

「素肌の城攻め」と言うエピソードがあって、準備が整わないまま「今行けんじゃね?」と閃くと、ノリで攻城戦を始め、勝ってしまったそうなのである。漫画「センゴク」では、「本当の最高責任者は息子だし」と言う理屈で、自ら危険地帯に侵入し、敵の裏をかくと言うエピソードがある。

北朝鮮がミサイルを撃ちまくるご時世。
軍隊や戦争なんてありえないと言っている方々、平和を愛するといえば聞こえがいいけれど、実際は「人騒がせなドラだムニャムニャ」なんじゃないっすかねえ。
はるかぜ3.png



歴史を学ばないと知らずのうちに軍事独裁政権の再来を願うようになるというパラドックス。

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