マイクタイソンに勝った直後にセガが契約を結んだボクサー、次の試合で負けてその後どうなったのか? [ゲーム]
ブレイクJハリスの「セガvs任天堂」を読んでいる。
ちょっと面白い箇所があったので紹介する。
戦前の圧倒的不利を覆し、あのマイク・タイソンを初めて負かして話題になったボクサー、ジェームス・ダグラス。すぐにセガは彼と契約を結ぶ。任天堂のヒットゲーム、「マイクタイソン・パンチアウト」の二番煎じをやるためだ。ゲーム製作には時間がかかるが、旬を逃せばキャラゲーは売れない。そこでセガはすでに出来上がったボクシングゲームを探し、キャラだけ変える手段をとる。
そこで選ばれたのが何とタイトーの「ファイナルブロー」であった。
当時のアーケード&メガドライブファンなら、ここだけでもクスッと笑える話だと思う。特にゲーム内容がどうだということはない。のちのスト2の様な、横視点の格ゲーである。キャラがでかくて迫力あるが、ゲームをやっていて何が勝因で敗因なのか、いまいち分かりにくいのが欠点だった。
急ピッチでキャラゲーを一本でっち上げるセガだったが、ダグラスはゲームが発売する前に行われた初防衛戦であっさり3RKO負け、引退してしまったのだった。「セガvs任天堂」によると、当時の米セガの社長は結果に愕然としつつも、あるCMからインスピレーションを与えられ、開き直る態度を選んだ。失敗を隠すのではなく、あえて晒すことが良い企業イメージを生むと考えたのである。この辺、後年ブームを巻き起こした湯川専務のCM戦略とかぶってくる。
ゲームは「ジェームス・バスター・ダグラス・ノックアウト・ボクシング」として発売され、大ヒットを飛ばしたそうだ。
ところで、その後のダグラスはどうなったのだろう。
ウィキで調べてみた。世紀の大番狂わせだったタイソン戦の勝利もあれこれケチをつけられていたダグラス。防衛戦で負けてバッシングはさらに加熱。一試合で30億円を稼ぎ、戦うモチベーションを失い引退を表明。悠々自適な生活をするはずだったが、過食症にうつ病、糖尿病にアル中を患い体重は倍近くになり死にかける。
ダグラスは健康のためにボクシングを再開。
カムバックを果たし6連勝。マイナー団体のタイトルマッチに挑むも負け、その後二試合は二連続1RKO勝利し引退。現在は59歳。コーチをやりながら充実した晩年を過ごしているという。ええ話や。
タイソンというと、にわのまことのプロレス漫画「ザ・モモタロウ」で度々ネタにされていたことを思い出す。下の画像、トニー・タップスなんかも印象強いのだが、今回流れで読んだ西島洋介山のインタビューにて「強かった」と書かれていてた。
ちょっと面白い箇所があったので紹介する。
戦前の圧倒的不利を覆し、あのマイク・タイソンを初めて負かして話題になったボクサー、ジェームス・ダグラス。すぐにセガは彼と契約を結ぶ。任天堂のヒットゲーム、「マイクタイソン・パンチアウト」の二番煎じをやるためだ。ゲーム製作には時間がかかるが、旬を逃せばキャラゲーは売れない。そこでセガはすでに出来上がったボクシングゲームを探し、キャラだけ変える手段をとる。
そこで選ばれたのが何とタイトーの「ファイナルブロー」であった。
当時のアーケード&メガドライブファンなら、ここだけでもクスッと笑える話だと思う。特にゲーム内容がどうだということはない。のちのスト2の様な、横視点の格ゲーである。キャラがでかくて迫力あるが、ゲームをやっていて何が勝因で敗因なのか、いまいち分かりにくいのが欠点だった。
急ピッチでキャラゲーを一本でっち上げるセガだったが、ダグラスはゲームが発売する前に行われた初防衛戦であっさり3RKO負け、引退してしまったのだった。「セガvs任天堂」によると、当時の米セガの社長は結果に愕然としつつも、あるCMからインスピレーションを与えられ、開き直る態度を選んだ。失敗を隠すのではなく、あえて晒すことが良い企業イメージを生むと考えたのである。この辺、後年ブームを巻き起こした湯川専務のCM戦略とかぶってくる。
ゲームは「ジェームス・バスター・ダグラス・ノックアウト・ボクシング」として発売され、大ヒットを飛ばしたそうだ。
ところで、その後のダグラスはどうなったのだろう。
ウィキで調べてみた。世紀の大番狂わせだったタイソン戦の勝利もあれこれケチをつけられていたダグラス。防衛戦で負けてバッシングはさらに加熱。一試合で30億円を稼ぎ、戦うモチベーションを失い引退を表明。悠々自適な生活をするはずだったが、過食症にうつ病、糖尿病にアル中を患い体重は倍近くになり死にかける。
ダグラスは健康のためにボクシングを再開。
カムバックを果たし6連勝。マイナー団体のタイトルマッチに挑むも負け、その後二試合は二連続1RKO勝利し引退。現在は59歳。コーチをやりながら充実した晩年を過ごしているという。ええ話や。
タイソンというと、にわのまことのプロレス漫画「ザ・モモタロウ」で度々ネタにされていたことを思い出す。下の画像、トニー・タップスなんかも印象強いのだが、今回流れで読んだ西島洋介山のインタビューにて「強かった」と書かれていてた。
ザ・モモタロウ 全5巻完結(文庫版)(ホーム社漫画文庫) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: にわの まこと
- 出版社/メーカー: ホーム社
- メディア: コミック
2017-08-25 00:59
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0