荒木飛呂彦とホラー枠を競い合い敗れた巻来功士の「連載終了!」 [新刊]
巻来功士(まきこうじ)の「連載終了!」を読んだ。
ジャンプ黄金時代の作家陣だった漫画家の回想書き下ろし漫画である。
巻来功士といえばメタルKだ。
すごい変な、そしてグロい漫画が始まったと思った。あっという間に打ち切り感満載の巻末の掲載順に追いやられ10週終了。デビュー前から同級生の北条司に劣等感を抱き続け、外様作家としてジャンプで疎外感を抱き続け、本来描きたいものを描いたらジャンプ漫画の王道の逆をことごとく行っていた。しかし評判はそこそこ良かったようである。当時小学生だったが、周りにもメタルKを絶賛しているヤツが何人かいた。こう言う作家は次作でヒットを飛ばすものである。
地味目で世間知らずのお嬢様で、悪い奴にやられまくり。そんなのがヒロインだったメタルK。趣味は結構良いと思う。
そして巻来功士は次作「ゴッドサイダー」でやはりヒットを飛ばした。アニメ化もない、そこそこのヒットではあるが、十分にインパクトは残した。たった1年半の連載だったというのが信じられない。
巻来功士から見た、作家が面白い。
ホラー漫画枠を競い合ったという荒木飛呂彦はやはり奇妙な感じ。
のむらしんぼも登場。「コロコロ創刊伝説」の内容と少しかぶる部分もある。
佐藤正の描写が気になった。
なんかヤバイことになってそうな感じ。ちょっと検索したが出てこなかった。燃えるお兄さんの最終回で、終わる漫画を自分で褒めまくって痛々しかったのが脳裏に焼き付いている。
奇面組に出てきた時は普通の好青年だったけどなあ。
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タグ:巻来功士
2016-04-02 07:26
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