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剣を振ったらビーム!この漫画表現の起源は何か?石垣環の「ウィザードリィ」はどうだ? [心に残る1コマ]

刃牙の武蔵編の決着、大変残念な結末だった。

グダグダになった最強死刑囚編もそうだが、結局主人公が素手側の人である以上、素手が最強という無理のある結末にならざるを得ない。素手の人間はいかにして武器攻撃を食らわず、武器を取り上げて勝つかという展開にするべきで、武蔵自ら刀を捨てさせ、エア真剣で斬られまくったんでは、試合に勝ったが勝負に負けたという感じでスッキリしない。
帯ギュ14.png
 

ところで、漫画の表現の起源をそれぞれ探るスレッドがありまして。その中に剣を振ったらビームみたいのが出るという、いわゆる刀かめはめ波の起源は何かというのがあった。例えに「ダイの大冒険」が出ていたが、ついたレスは「YAIBA」。コナンの青山剛昌による1988年の作品。

それだったら石垣環の方が早かろうと思う。剣圧1.png
雑誌「ファミコン必勝本」で1985年ごろから(1988年でした)ウィザードリィをコミカライズしていた。
剣圧2.png
初期の頃から「剣圧」という表現をしている。ゲームにない、石垣環オリジナルの脚色であった。
剣圧3.png

そもそもこういう表現はゲームが自然にやっていたある意味陳腐な表現で、漫画でどれが初めかどうこういうのも馬鹿らしい話かもしれない。パッと思いつくとこではヴァリスゼルダなんかもビームを飛ばしていた。いくらでもありそうだ。

<2023.7.27追記>
光栄の「完訳封神演義」上巻に剣の先から光が出て相手にダメージを与える描写がある。(剣圧というより魔法の杖に近い?)
1995年初版の本だが、ご存知の通り封神演義は中国明代に成立したお話であり、昔から似たような表現があることが推測される。

コミックビーム.png

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