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腐女子の系譜、アニパロコミックスは発売できなくなりました2 [シリーズ]

前回の創刊号から飛んで、アニパロコミックス9号にて初めて「キャプテン翼」が登場する。書き文字だと「C翼」とされるのが多いが、ここでは発音通り「キャプつば」と略させてもらう。説明は不要だろうが、世界の一流サッカー選手にも影響を与えたサッカー漫画だ。
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アニパロコミックス創刊号が昭和57年7月。9号は昭和60年6月5日とあるので、ここに来るまで3年の月日が過ぎたことになる。ちなみに「キャプつば」のアニメが始まったのが昭和58年の10月だそうなので、ネタにされるまでに約1年半かかっている計算だ。意外と長い。9号が発売された頃のアニメの内容は、中学生編のクライマックス。日向小次郎との再戦に向けて盛り上がりは最高潮。作品の一つのピークと言っても過言ではない。

「キャプつば」をネタにしたのは巣田祐里子と浪花愛の2人。あと投稿作品の中にも2つ、「キャプてば」が見られる。

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アニパコミックス黄金時代の初代看板作家という(あくまでも俺の)印象の巣田祐里子。ちなみにこの号では顔写真も掲載されている。一緒に写っているアニパロ作家と比べると、あまり腐女子というキャラクターは感じない。巣田祐里子といえば「ゆりこみっくす」だが、Amazonの検索にもひっかからなくなっていて寂しい。傑作選「Yuriko blend」ならまだ手に入るようだ。

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「灰皿猫」のオリジナル漫画でも人気だった、浪花愛。のちに始まる育児漫画、「来訪者」は現在も同人誌で続けられているらしい。ちなみに今回の漫画は、若島津健がどういう経緯で交通事故にあったのかという内容(若島津は原作では秘密兵器的な扱いで遅れて登場する敵キャラ。遅れる理由が交通事故なのだが、特に内容は説明されない)。
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(灰皿猫)

他にも「ロリコン三国志」なる小説を掲載しているのに時代を感じさせる。当時ロリコンとは、今でいう「美少女アニメ」とか「ギャルゲー」的なニュアンスで使われていたらしい。アニメーターを主人公にした業界モノのようだが、正直あまり読みたくないので読んでもいない。一つここから分かるのは、まだこの頃のアニパロコミックスが男性読者を想定して作られていたという事だ。
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Yuriko blend 1 (OUT COMICS)

Yuriko blend 1 (OUT COMICS)

  • 作者: 巣田 祐里子
  • 出版社/メーカー: みのり書房
  • 発売日: 1992/10
  • メディア: コミック



Yuriko blend 2 (OUT COMICS)

Yuriko blend 2 (OUT COMICS)

  • 作者: 巣田 祐里子
  • 出版社/メーカー: みのり書房
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 単行本

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