天皇とは何なのか。小林よしのりの「ゴーマニズム宣言スペシャル・天皇論」 [名作紹介]
生前退位が話題になっている。
天皇について描いた漫画といえば小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」だ。
初期におけるこの漫画の中の、皇族に対するギャグはどこまで許されるか?というチャレンジ、「カバ焼きの日」は作品を大きく認知させるきっかけの一つとなった(ちなみにその漫画は掲載誌に没にされ、他誌に転載された)。
「国民の操り人形」という子供の頃の認識、それなりに敬意を抱くようになってからの93年の「カバ焼きの日」を経て、小林氏が天皇について理解できるようになったのは98年の「戦争論」を描いた頃だというから、この制度は奥が深すぎる。
「ゴーマニズム宣言スペシャル・天皇論」は2009年の作品。このシリーズは文字もページも多くて濃い内容。387ページあって、さらっと読むわけにはいかないが、じっくり繰り返し読む気概のある人にはオススメの一冊だ。ちなみに続刊もあり。
2016-08-08 19:04
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