「オリビアのミステリー」を作ったアルトロンのミステリー

ゲームセンターCXで課長が「オリビアのミステリー」というゲームに挑戦していた。スーパーファミコンソフトぐらいならまだ知識は豊富なつもりだが、このゲームは知らなかった。アニメーションするパズルということで「きね子」を思い出す。


一枚絵を完成させるパズルなのにグラフィックのクオリティが低い。レイアウトなども含め、同人ゲームの様に見えた。作ったゲーム会社のアルトロンとはなんぞやと検索してみた。HPは結構立派だった。ファミコンのペーパーボーイの移植をした会社だそうだ。近年はゲーム業界のガラパゴス化による衰退を予測し、いち早く海外展開に活路を見出す。ディズニーゲームの下請けなどで業績を伸ばし、順風満帆みたいなことが書いてあった。

さらに調べてみると、求人サイトの口コミ情報見たいのがあったが、公式HPの記述とは真逆の、ブラックなタレコミがわんさかと出てきた。まあ、マイナーなゲームメーカーなんてこんなもんだろうと思うが、この会社が存続しているのか、ちょっと興味が湧いた。HPは2014年で更新が止まっている。

HPにあった家賃８０万の本社の住所で検索してみると、現在は空室。任天堂のHPにサポート先として載っていた電話番号を検索してみると、現在その電話番号は都庁ビル内で使われているようだ。社長の名前で検索してみると、ツイッターで文句を書いている人がいた。どうやら家賃８０万円のビルワンフロアを借りて1年程度で倒産したようだ。去年までは存続していたわけだ。

青春時代を共に過ごしたゲーム会社がどんどん潰れている。そもそも存続していくこと自体、とても困難なことである。アプリ開発で細々と生き残っていることを期待していたが、残念な結果になった。元社員はCXの放送をどのように思いながら見たのだろうか。番組内のコピーライトはアルトロンのまま。どこかに権利が渡ったということも無いようである。

　

オリビアのミステリー

• 出版社/メーカー: アルトロン
• 発売日: 1994/02/04
• メディア: Video Game

タグ：ゲーム会社 ゲームセンターCX

コメント 1

思い出したよ、オリビアのミステリー。確かスーファミ出始めの頃で
ソフトも少なかったからよく店で見かけた。買おうかどうか迷ったん
だけどパッケージのデザインを見てやめといた。
今思えば買わなくて正解だったね。
by アノマロカリス (2016-05-26 19:33)