死んだおばあちゃんを食う!河内和泉/内田 弘樹 「この社会主義グルメがすごい!」 [名作紹介]
グルメ漫画の紹介が続きます。
とある漫画がきっかけなのか、近年とんでもないバリエーションで刊行されまくるグルメ漫画。
2019年の「この社会主義グルメがすごい!」も極まってるなあという作品。
擬人化されたソ連や東ドイツなどが、自国のグルメ普及のために若者の家に居候する内容。
ただし無くなった国のグルメだけあって、とんでもなく不味かったり、ネーミングセンスがひどい。
だから滅びた…。
インパクトがあるのは「死んだおばあちゃん」だ。
見た目が死んだおばあちゃんの様にひどいことから命名されたようだけど、
社会主義のおとしより扱いがどんなだったのか?ちょっと想像してしまう。
タブクリアを連想する人も多い透明なコーラも社会主義の産物だった(異説あり)。
透明にした理由がなかなかしょーもない。
社会主義は悪気があって始めたことじゃないけども、悲惨な結果をあちこちで招いたのは周知の通り。
昔の中国の風刺漫画を読んでいても、結果平等ゆえの労働者同士の足の引っ張り合いネタをよく見かけた。
私腹を肥やすやつも、資本主義よりも社会主義の方がより悪人っぽく、それを追求されないイメージ。
競争が基本ないから、不味いものもあまり工夫されないまま胃のなかに運ばれていく。。。
そりゃあ社会が衰退してきますわな。
もう少しバランスよくマルクス理論をアレンジ出来んのかいと思う。
この漫画、作画も上手くキャラクターも可愛らしい。
同人誌から商業化されたそうで、その辺は第三期グルメ漫画ブームの恩恵っぽい。
シリーズ化を狙っていたようだが、これを書いている現在Amazonを検索しても続刊の情報は無い。
めちゃくちゃ面白くって大爆笑!…ということはないのだが、
妙な専門性に、時々引っ張り出しては読み返している変な漫画である。
面白がり方の伝え方がむずかしい。
ベトナムすげえ!
でも技能実習生とか見かけるから、やっぱりそこそこ貧しいのか?
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