服部武雄が主役に抜擢?新選組漫画、NUMBER8 貘九三口造「ABURA」 [注目作品]
本屋で新刊コーナーに平積みされていた漫画の2巻が気になり、手に取って裏表紙を見る。
そこに書かれていたあらすじ、
>二刀流の剣士・服部武雄が三十名を超える新選組隊士を単身迎え撃つ!!
なんと服部武雄漫画だ!
るろうに剣心北海道編で、斎藤一と原田左之助と永倉新八の3人がかりで倒した今もっとも旬な新選組隊士!ついに主役に抜擢か!
これは気になる、どんな漫画だとネットを検索。
裏サンデーというサイトでお試しで読むことができた。
外では通信料が気になって、ほんのサワリしか読まなかったが。
ちょっと絵が古い気がして躊躇する。
テロール教授の石田点にも感じた事だが、意外ともう一周してるのかも。
作画家の名前は貘九三口造。オッサンっぽい名前だが女性っぽいタッチなのも気になる(女性でした)。
ちなみに脚本はNUMBER8。二人とも検索しにくいペンネームである。ていうか読めないから検索できない。
ちょっと迷ったが、思い切って1巻も探してレジへ。
会計中に閃いたのだが1巻の表紙の人物は服部武雄ではない。
頭に傷があることからおそらく藤堂平助。
ひょっとして服部武雄が主役の漫画じゃないのか?早まったのかと思いつつ会計終了。
タイトルの「ABURA」ってのも気になる。
服部武雄が敵を斬りまくって、刀に脂がついて困るとか、そういうタイトルかと推理したが、なんの事はない。バトルの舞台になった油小路からだ。あまりいいタイトルだと思えないが。
で、読んでみたら面白かった。
バトルもるろ剣以上の迫力がある。
服部武雄は主役の一人という感じ。
いきなり油小路の変から始まって、どうやって連載続けるんだと思ったら次の3巻で終わりらしい。
アサギロの新刊も買ったが、こちらにも服部武雄が登場。
こちらはほぼモブ的扱いで、今後どうするんだろと思う。
ABURAではいまいちだった伊藤甲子太郎の描写が良い。
ずんぐりむっくりな藤堂平助無双も爽快だ。
このブログでは過去にこことここで服部武雄漫画を追ってきた。
御陵衛士は新選組の罠と知りつつ油小路に向かったのか否かというテーマも扱ったが、このABURAでは知りつつ向かった説をとっている。
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