パタリロ!削除されたタマネギ部隊初登場回のミステリーと、作者すら忘れた真実 [あの人は今]
前回、シャーロック・ホームズの「青いルビー」への指摘で、
「パタリロ!」の魔夜峰央が謝罪した件を調べていた時のこと。
「魔夜峰央」「謝罪」で調べていたら、別件が引っかかった。
なんとパタリロ!の中の一編が、読者が読むことができない封印回になっていたというのだ。
2014年ごろに解決した話だそうだが、全然知らんかった。
既知の人にはしばらく退屈な話が続くが我慢して読んでいただきたい。
その一編は、単行本4巻に収録された「マリネラの吸血鬼」。
心臓の弱い資産家の老婦人の財産を狙った甥っ子が、ラジオ等を使って老婦人を殺してしまう話。
ラジオから「おお…」と死んだはずの人の声が聞こえてくるコマが印象的でよく覚えている。
これは実はアガサ・クリスティーの短編、「ラジオ」が元ネタで、
ある大学のミステリー研究会から、盗作だから原作者にチクると手紙がきて、
以降単行本から削除され、文庫版でも未収録のままだったという。
その後、権利者の許可をもらい2014年にパタリロ!文庫版50巻で復活再掲載。
手持ちの単行本4巻を確認すると「マリネラの吸血鬼」が収録されていた版だった。
びっくりしたのはこれがタマネギ部隊の実質的な初登場回だということ。
これが欠番になってたというのは作品的にかなりのダメージなんじゃなかろうか。
文庫版50巻には当時の回想と、その後の経緯にふれた漫画が掲載されてるというので取り寄せてみた。
ついでにクリスティーの「ラジオ」が収録されているという短編集、「闇の猟犬」も購入。
本が届くのを待ってる間にネットで見つけた、
アガサ・クリスティーの人柄が分かる情報を紹介する。
クリスティーの家に一泊した日本人読者がいたらしい。
その人は数藤康雄さん。
大学時代、テープレコーダーを研究する研究室に所属していた時のこと。
1926年の小説「アクロイド殺し」に録音機を使ったトリックが存在することを知り、
当時にそんなトリックに使える録音機はないだろうとクリスティに手紙を送ったところ、
3週間後に「デクタフォンってのがありましたよ。」と返信が来て感激したという。
その後、文通のようになり、
ロンドンに行くので会えないかと送ったら「別宅なら一泊どうぞ」という話になったらしい。
TBSラジオで紹介された話で、クリスティとの2ショット写真も公開されている。
原作は読んだことないが、
三谷幸喜の「黒井戸殺し」を見てデクタフォンがすごく印象に残っていた。
原作は1926年。初めて邦訳されたのが29年後の1956年だという。
書いた当時が舞台の作品に、時代考証が間違っていると恐らく英文でクレームをつけてしまうとはすごい恥ずかしい話である。にもかかわらずこのアガサ・クリスティーの寛容な態度。
アガサ・クリスティーがそういった人物なのだということはまず心に留めておきたい。
さて、文庫版パタリロ!50巻と死の猟犬が届いたので話の続きを。
当時を回想した書き下ろし漫画はその本の巻頭、マリネラの吸血鬼の冒頭に挿入されていた。
ページ数は2ページ。その次のページに原作者、アガサ・クリスティーのクレジットが入っている。
よく見ると事実関係は割ととあやふやに書かれている。
魔夜峰央は漫画の中で、
「4巻目が発売されてすぐ」、と書いている。
さらに、
「がんばってパタリロコミックス10巻を目指そう」
と、編集長から言葉をもらったと描いている。
なんか引っかかるなと思って手持ちの単行本の奥付を確認すると、
初出が1980年の花とゆめ5号。
単行本4巻の初版が1980年5月25日。
ん?1982年6月25日の10刷???
…「4巻が発売されてすぐ」の話じゃなかったの?
「すぐ」から2年経過しているのに、手持ちの10刷にはマリネラの吸血鬼が掲載されてる!
もちろん削除の決定から実行に移すまである程度、時間はかかるだろう。
それにしたって2年は時間経ちすぎだし、10刷は刷りすぎだ。
おまけに10刷になった1982年はパタリロ!がアニメ化された年で、マリネラの吸血鬼も第12話でしっかりアニメ化されているのだ!
法的に揉めそうとわかって封印を決めた作品を2年後にアニメ化するだろうか。
ありえない。
じゃあ1982年の10刷以降に封印が決まったのでは?と仮定する。
すると今度は編集長にもらった言葉、
「10巻まで出そう」に矛盾が生じる。
1982年5月にはパタリロ!は13巻まで刊行されているからだ。
ひょっとして編集者が削除すると言っておいて削除しなかったのかもしれない。
本当に「マリネラの吸血鬼」未収録のパタリロ!4巻は存在するのだろうか?
何か載ってないかとAmazonの書評を調べると、マリネラの吸血鬼未掲載の4巻を買った人のレビューを発見。
それによるとマリネラの吸血鬼が未収録になったのは15刷からであり、
(※これを書いている現在、ウィキペディアには16刷以降と書かれている)
それ以前のものはコレクター価格になっているという。
自分が現在所有している10刷は中古でまとめて安く買い直したものなのだが、ラッキーだった。
書評は2006年のもので、アニメ版「マリネラの吸血鬼」にも触れられているが当時は事情が明らかにされてなかったのか若干の勘違いが見られる。
>なにが問題だったのかは詳しくは分かりません。放送禁止用語だったり精神病院の描写がまずかったといわれています。(中略)アニメでは第12話「マリネラの吸血鬼」で放送されていますが、内容は差し替えられています。
念の為、アニメ版「マリネラの吸血鬼」を見てみたが基本的に忠実にアニメ化されていると思う。
ただしクライマックスは
「甥っ子はゾンビではなく吸血鬼のマスクを被る」
「パタリロが犯人のトリックを見破る」
「老婦人が死んでない(遺書焼失の後に明らかになる)」
というエンタメ的で、至極真っ当な脚色が加えられている。
(タマネギ部隊のエピソードは無かったが、アニメでは1話からメーキャップした隊員が複数登場する)
10刷(左)と文庫版50巻(右)の修正箇所。
ちなみにアニメでも「入院」に修正されているがハーケンクロイツはそのまま。
さらに「桃井かおりです」はアニメでは「薬師丸ひろ子です」に変更されている。
さて原作の「ラジオ」も読んでみた。
原題は「ワイヤレス」。無線だね。
1971年の版で、翻訳は小倉多加志。
以下、ネタバレありです。
心臓の弱い資産家の老婦人の財産を奪おうと、甥っ子がラジオを使って死んだ夫の声を聞かせてショック死させる。遺言状が焼失してしまい計画がパア、というのは同じ。
原作では「死んだはずの夫がお迎えにやってくるかも?」という恐怖を描いているのだが、
パタリロ!ではそれを吸血鬼に変更している。
しかしこれでは作品のキモである「ラジオを使った殺害」が全く無意味になる。
吸血鬼の声がラジオから聞こえてきても、吸血鬼の声!…とは思わないだろう。
だからパタリロ!では原作通り、ラジオから夫の声が聞こえてくる事にしている。
そのために伏線として「夫の墓から死体が消えた」「きっと吸血鬼に魅入られたのだ」という情報を入れている。
ちなみに「ラジオ」には探偵役が登場しないし、甥っ子は財産は得られなかったものの完全犯罪である。
ただし、二、三ヶ月後までにまとまった金額を工面できなければ甥っ子は刑務所に行くことになっていることが結末で明かされる。老婦人は数年生きると主治医から聞かされていたので、甥っ子は殺害を急いだのだが、主治医から聞かされていた診断は実は気休めで、実際は二ヶ月の命だったことも明らかになり、甥っ子は絶望するというオチ。
何か引用をはっきり示す痕跡みたいなもの(例えば固有名詞が同じだとか)が見つかれば「マリネラの吸血鬼」はオマージュと言い切れたのだろうけど、残念ながらそういったものを見つけることが出来なかった。
さて今回の話のまとめ。
こうなると逆に15刷以降のパタリロ!4巻を手に入れたくなってきた。
単純にページ数が少なくなった単行本なのだろうか。それとも何か他の話を入れたとか?
※15刷以降にしか掲載されてない短編が代わりに収録されているそうです。
Amazonの中古では何刷かまでは確認できない。
かといって、それを確かめるためだけに新品買うほどの物好きではない。
新品には「マリネラの吸血鬼」が再録されてる可能性もあるし。
近所のブックオフでチェックしてみたのだが、パタリロ!の取り扱いはとても少なかった。
80巻以降が数点あるぐらいだった。まあ今後コツコツと探していくことにする。
魔夜峰央がクレームが入った時期を勘違いしているのは間違いない。
あと単行本が発売して2年も経ってクレームが入るというのもなんか妙じゃなかろうか。
俺は漫画ではなく、2年経って始まったアニメ化が原因なのではないかと推測する。
アニメは関東では視聴率8%だが、関西では20%もあったという。
関東の視聴率1%で38万人というから、8%でも304万人が見ていた計算だ。
漫画の読者数など軽く吹き飛ぶ影響力だ。
だからこそクレームを入れた大学のミステリー研究会の目にとまるまでになったのではないか!?
封印回になったせいでアニメの内容も変わったとAmazonの書評に書いていた人がいたが、
実際はアニメになったからこそ封印回になったという仮説。
なんとも面白い。
Twitterを見て、娘さんの漫画も読みたくなってきたので購入したよ!
<2023年4月5日追記>
パタリロ!35巻収録の151話にアガサ・クリスティーの血を引くキャラクターを発見。
初出は騒動から5年経過した1987年。どういう心理が働いているのだろう。。。
「パタリロ!」の魔夜峰央が謝罪した件を調べていた時のこと。
「魔夜峰央」「謝罪」で調べていたら、別件が引っかかった。
なんとパタリロ!の中の一編が、読者が読むことができない封印回になっていたというのだ。
2014年ごろに解決した話だそうだが、全然知らんかった。
既知の人にはしばらく退屈な話が続くが我慢して読んでいただきたい。
その一編は、単行本4巻に収録された「マリネラの吸血鬼」。
心臓の弱い資産家の老婦人の財産を狙った甥っ子が、ラジオ等を使って老婦人を殺してしまう話。
ラジオから「おお…」と死んだはずの人の声が聞こえてくるコマが印象的でよく覚えている。
これは実はアガサ・クリスティーの短編、「ラジオ」が元ネタで、
ある大学のミステリー研究会から、盗作だから原作者にチクると手紙がきて、
以降単行本から削除され、文庫版でも未収録のままだったという。
その後、権利者の許可をもらい2014年にパタリロ!文庫版50巻で復活再掲載。
手持ちの単行本4巻を確認すると「マリネラの吸血鬼」が収録されていた版だった。
びっくりしたのはこれがタマネギ部隊の実質的な初登場回だということ。
これが欠番になってたというのは作品的にかなりのダメージなんじゃなかろうか。
文庫版50巻には当時の回想と、その後の経緯にふれた漫画が掲載されてるというので取り寄せてみた。
ついでにクリスティーの「ラジオ」が収録されているという短編集、「闇の猟犬」も購入。
本が届くのを待ってる間にネットで見つけた、
アガサ・クリスティーの人柄が分かる情報を紹介する。
クリスティーの家に一泊した日本人読者がいたらしい。
その人は数藤康雄さん。
大学時代、テープレコーダーを研究する研究室に所属していた時のこと。
1926年の小説「アクロイド殺し」に録音機を使ったトリックが存在することを知り、
当時にそんなトリックに使える録音機はないだろうとクリスティに手紙を送ったところ、
3週間後に「デクタフォンってのがありましたよ。」と返信が来て感激したという。
その後、文通のようになり、
ロンドンに行くので会えないかと送ったら「別宅なら一泊どうぞ」という話になったらしい。
TBSラジオで紹介された話で、クリスティとの2ショット写真も公開されている。
原作は読んだことないが、
三谷幸喜の「黒井戸殺し」を見てデクタフォンがすごく印象に残っていた。
原作は1926年。初めて邦訳されたのが29年後の1956年だという。
書いた当時が舞台の作品に、時代考証が間違っていると恐らく英文でクレームをつけてしまうとはすごい恥ずかしい話である。にもかかわらずこのアガサ・クリスティーの寛容な態度。
アガサ・クリスティーがそういった人物なのだということはまず心に留めておきたい。
さて、文庫版パタリロ!50巻と死の猟犬が届いたので話の続きを。
当時を回想した書き下ろし漫画はその本の巻頭、マリネラの吸血鬼の冒頭に挿入されていた。
ページ数は2ページ。その次のページに原作者、アガサ・クリスティーのクレジットが入っている。
よく見ると事実関係は割ととあやふやに書かれている。
魔夜峰央は漫画の中で、
「4巻目が発売されてすぐ」、と書いている。
さらに、
「がんばってパタリロコミックス10巻を目指そう」
と、編集長から言葉をもらったと描いている。
なんか引っかかるなと思って手持ちの単行本の奥付を確認すると、
初出が1980年の花とゆめ5号。
単行本4巻の初版が1980年5月25日。
ん?1982年6月25日の10刷???
…「4巻が発売されてすぐ」の話じゃなかったの?
「すぐ」から2年経過しているのに、手持ちの10刷にはマリネラの吸血鬼が掲載されてる!
もちろん削除の決定から実行に移すまである程度、時間はかかるだろう。
それにしたって2年は時間経ちすぎだし、10刷は刷りすぎだ。
おまけに10刷になった1982年はパタリロ!がアニメ化された年で、マリネラの吸血鬼も第12話でしっかりアニメ化されているのだ!
法的に揉めそうとわかって封印を決めた作品を2年後にアニメ化するだろうか。
ありえない。
じゃあ1982年の10刷以降に封印が決まったのでは?と仮定する。
すると今度は編集長にもらった言葉、
「10巻まで出そう」に矛盾が生じる。
1982年5月にはパタリロ!は13巻まで刊行されているからだ。
ひょっとして編集者が削除すると言っておいて削除しなかったのかもしれない。
本当に「マリネラの吸血鬼」未収録のパタリロ!4巻は存在するのだろうか?
何か載ってないかとAmazonの書評を調べると、マリネラの吸血鬼未掲載の4巻を買った人のレビューを発見。
それによるとマリネラの吸血鬼が未収録になったのは15刷からであり、
(※これを書いている現在、ウィキペディアには16刷以降と書かれている)
それ以前のものはコレクター価格になっているという。
自分が現在所有している10刷は中古でまとめて安く買い直したものなのだが、ラッキーだった。
書評は2006年のもので、アニメ版「マリネラの吸血鬼」にも触れられているが当時は事情が明らかにされてなかったのか若干の勘違いが見られる。
>なにが問題だったのかは詳しくは分かりません。放送禁止用語だったり精神病院の描写がまずかったといわれています。(中略)アニメでは第12話「マリネラの吸血鬼」で放送されていますが、内容は差し替えられています。
念の為、アニメ版「マリネラの吸血鬼」を見てみたが基本的に忠実にアニメ化されていると思う。
ただしクライマックスは
「甥っ子はゾンビではなく吸血鬼のマスクを被る」
「パタリロが犯人のトリックを見破る」
「老婦人が死んでない(遺書焼失の後に明らかになる)」
というエンタメ的で、至極真っ当な脚色が加えられている。
(タマネギ部隊のエピソードは無かったが、アニメでは1話からメーキャップした隊員が複数登場する)
10刷(左)と文庫版50巻(右)の修正箇所。
ちなみにアニメでも「入院」に修正されているがハーケンクロイツはそのまま。
さらに「桃井かおりです」はアニメでは「薬師丸ひろ子です」に変更されている。
さて原作の「ラジオ」も読んでみた。
原題は「ワイヤレス」。無線だね。
1971年の版で、翻訳は小倉多加志。
以下、ネタバレありです。
心臓の弱い資産家の老婦人の財産を奪おうと、甥っ子がラジオを使って死んだ夫の声を聞かせてショック死させる。遺言状が焼失してしまい計画がパア、というのは同じ。
原作では「死んだはずの夫がお迎えにやってくるかも?」という恐怖を描いているのだが、
パタリロ!ではそれを吸血鬼に変更している。
しかしこれでは作品のキモである「ラジオを使った殺害」が全く無意味になる。
吸血鬼の声がラジオから聞こえてきても、吸血鬼の声!…とは思わないだろう。
だからパタリロ!では原作通り、ラジオから夫の声が聞こえてくる事にしている。
そのために伏線として「夫の墓から死体が消えた」「きっと吸血鬼に魅入られたのだ」という情報を入れている。
ちなみに「ラジオ」には探偵役が登場しないし、甥っ子は財産は得られなかったものの完全犯罪である。
ただし、二、三ヶ月後までにまとまった金額を工面できなければ甥っ子は刑務所に行くことになっていることが結末で明かされる。老婦人は数年生きると主治医から聞かされていたので、甥っ子は殺害を急いだのだが、主治医から聞かされていた診断は実は気休めで、実際は二ヶ月の命だったことも明らかになり、甥っ子は絶望するというオチ。
何か引用をはっきり示す痕跡みたいなもの(例えば固有名詞が同じだとか)が見つかれば「マリネラの吸血鬼」はオマージュと言い切れたのだろうけど、残念ながらそういったものを見つけることが出来なかった。
さて今回の話のまとめ。
こうなると逆に15刷以降のパタリロ!4巻を手に入れたくなってきた。
単純にページ数が少なくなった単行本なのだろうか。それとも何か他の話を入れたとか?
※15刷以降にしか掲載されてない短編が代わりに収録されているそうです。
Amazonの中古では何刷かまでは確認できない。
かといって、それを確かめるためだけに新品買うほどの物好きではない。
新品には「マリネラの吸血鬼」が再録されてる可能性もあるし。
近所のブックオフでチェックしてみたのだが、パタリロ!の取り扱いはとても少なかった。
80巻以降が数点あるぐらいだった。まあ今後コツコツと探していくことにする。
魔夜峰央がクレームが入った時期を勘違いしているのは間違いない。
あと単行本が発売して2年も経ってクレームが入るというのもなんか妙じゃなかろうか。
俺は漫画ではなく、2年経って始まったアニメ化が原因なのではないかと推測する。
アニメは関東では視聴率8%だが、関西では20%もあったという。
アニメ「パタリロ!」の視聴率
— 山田マリエ (娘) (@MAYA_MUSUME) March 15, 2019
実は関東と関西でだいぶ差があったんです!
大阪のみなさんがとても驚かれていたので
それをネタにしたやつを置いておきますね#パタリロ#魔夜峰央#魔夜の娘はお腐り申しあげて pic.twitter.com/iyJjpSYfx5
関東の視聴率1%で38万人というから、8%でも304万人が見ていた計算だ。
漫画の読者数など軽く吹き飛ぶ影響力だ。
だからこそクレームを入れた大学のミステリー研究会の目にとまるまでになったのではないか!?
封印回になったせいでアニメの内容も変わったとAmazonの書評に書いていた人がいたが、
実際はアニメになったからこそ封印回になったという仮説。
なんとも面白い。
Twitterを見て、娘さんの漫画も読みたくなってきたので購入したよ!
<2023年4月5日追記>
パタリロ!35巻収録の151話にアガサ・クリスティーの血を引くキャラクターを発見。
初出は騒動から5年経過した1987年。どういう心理が働いているのだろう。。。
2023-03-11 20:25
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