「新撰組流血録 壬生狼」を読んで新選組マスターになろう! [歴史漫画]
Kindle Unlimited対象作品のオススメで
「これだ!」と思うものを見つけた。
漫画のタイトルは「新撰組流血録 壬生狼」。
「新撰組血風録」と間違えそうなタイトルだ。
検索しても「血風録と間違えてるでしょ?」って結果しか出ない。
紙の本としては、1999年に「真説新選組」のタイトルでリイド社から新装版が出ている。
その本の後書きによると原題は「壬生浪」だそうです。
この漫画、
おそらく「るろうに剣心」の鵜堂刃衛の元ネタとなった作品なのだ。
鵜堂刃衛
「新撰組流血録 壬生狼」の芹沢鴨
「るろうに剣心」2巻の登場人物制作秘話、鵜堂刃衛の項目にはこう記されている。
>黒笠に白装束という、これまた「マッド」な衣装は十四、五年前の新撰組漫画に主人公として登場する初代新撰組局長芹沢鴨を参考にしています。(この芹沢がなんと土方並のカッコよさ!)この漫画を知っている人がいたら、その人は新撰組おたくやマニアを通り越して、もはやマスターです。
ようやく俺もマスターになれた!?
いやそれにしてもこの「新撰組流血録 壬生狼」の芹沢はカッコいい。
黒笠に黒いマフラー、白装束といういでたち、スラリと伸びた背。
大変な発明である。
作画は「赤き血のイレブン」の園田光慶。
流血録の芹沢鴨は驚くことに近藤勇と超仲良し。
梅毒に侵されて余命いくばくもないので、
組織発展のために悪名を一手に引き受けたという脚色がされている。
しかしいわゆる芹沢一派である新見錦らと試衛館組の仲は悪く、
隊をまとめるために局中法度が作られ、
1話にひとつずつ、隊規をテーマにしたストーリーが展開されるという構成になっている。
面白いのが、一話ごとに不思議な余韻をもたせたまま終わらせていることだ。
打ち切りエンドというか、「俺たちの戦いはこれからだ!」という感じで最後まで語りきらず、「でもこの後どうなったか想像できるでしょ?」って感じの結末の話が多い。
読者に難解だと思わせるかもしれないが、なんか新鮮だ。
脚本は久保田千太郎。
久松文雄とのコンビで中国史漫画を描いていた人だ。
今回、wikiを見て初めて知ったのだが、
酒見賢一原作の「墨攻」(作画:森秀樹)の脚本も久保田氏によるものなのだそうだ。
偉大なり久保田千太郎。
そういえばヒラマツミノルの新撰組漫画、
「アサギロ」にも黒笠に似た剣士が登場する。
作風に合わないし、なんで「るろ剣」のパクリだとか言われかねないことをするのかなと思っていたが、「新撰組流血録 壬生狼」インスパイアもあったのだろうか。そう思わせるほどに流血録の芹沢はカッコいい。
ちなみに「アサギロ」の黒笠は河上彦斎である。
河上彦斎は「るろ剣」の緋村剣心のモデル。
強すぎず、弱すぎず、存在だけは異彩を放っているという、
なんのために出したんだかよくわからないキャラクターだ。
性格も…流血録の芹沢というより鵜堂刃衛寄り。
なんなんだろう。
モータルコンバットのライデンに似てる気もする。
「これだ!」と思うものを見つけた。
漫画のタイトルは「新撰組流血録 壬生狼」。
「新撰組血風録」と間違えそうなタイトルだ。
検索しても「血風録と間違えてるでしょ?」って結果しか出ない。
紙の本としては、1999年に「真説新選組」のタイトルでリイド社から新装版が出ている。
その本の後書きによると原題は「壬生浪」だそうです。
この漫画、
おそらく「るろうに剣心」の鵜堂刃衛の元ネタとなった作品なのだ。
鵜堂刃衛
「新撰組流血録 壬生狼」の芹沢鴨
「るろうに剣心」2巻の登場人物制作秘話、鵜堂刃衛の項目にはこう記されている。
>黒笠に白装束という、これまた「マッド」な衣装は十四、五年前の新撰組漫画に主人公として登場する初代新撰組局長芹沢鴨を参考にしています。(この芹沢がなんと土方並のカッコよさ!)この漫画を知っている人がいたら、その人は新撰組おたくやマニアを通り越して、もはやマスターです。
ようやく俺もマスターになれた!?
いやそれにしてもこの「新撰組流血録 壬生狼」の芹沢はカッコいい。
黒笠に黒いマフラー、白装束といういでたち、スラリと伸びた背。
大変な発明である。
作画は「赤き血のイレブン」の園田光慶。
流血録の芹沢鴨は驚くことに近藤勇と超仲良し。
梅毒に侵されて余命いくばくもないので、
組織発展のために悪名を一手に引き受けたという脚色がされている。
しかしいわゆる芹沢一派である新見錦らと試衛館組の仲は悪く、
隊をまとめるために局中法度が作られ、
1話にひとつずつ、隊規をテーマにしたストーリーが展開されるという構成になっている。
面白いのが、一話ごとに不思議な余韻をもたせたまま終わらせていることだ。
打ち切りエンドというか、「俺たちの戦いはこれからだ!」という感じで最後まで語りきらず、「でもこの後どうなったか想像できるでしょ?」って感じの結末の話が多い。
読者に難解だと思わせるかもしれないが、なんか新鮮だ。
脚本は久保田千太郎。
久松文雄とのコンビで中国史漫画を描いていた人だ。
今回、wikiを見て初めて知ったのだが、
酒見賢一原作の「墨攻」(作画:森秀樹)の脚本も久保田氏によるものなのだそうだ。
偉大なり久保田千太郎。
そういえばヒラマツミノルの新撰組漫画、
「アサギロ」にも黒笠に似た剣士が登場する。
作風に合わないし、なんで「るろ剣」のパクリだとか言われかねないことをするのかなと思っていたが、「新撰組流血録 壬生狼」インスパイアもあったのだろうか。そう思わせるほどに流血録の芹沢はカッコいい。
ちなみに「アサギロ」の黒笠は河上彦斎である。
河上彦斎は「るろ剣」の緋村剣心のモデル。
強すぎず、弱すぎず、存在だけは異彩を放っているという、
なんのために出したんだかよくわからないキャラクターだ。
性格も…流血録の芹沢というより鵜堂刃衛寄り。
なんなんだろう。
モータルコンバットのライデンに似てる気もする。
コメント 0