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ブルマー!思春期少年のためのささやかな工口の起源とは?中津賢也「ふぁいてぃんぐスイーパー」 [心に残る1コマ]

ブルマーが嫌いだったという有名女性フェミニストの発言に、
「ブルマーはフェミニストが作ったものだぞ」
「なんという矛盾」
〜みたいなレスがついていたので、へえそうなんだと調べてみた。

結果、間違ってはいなかったんだけども、
できた当時のブルマーは今我々が想像するブルマーとはてんで別物。
モンペみたいだった。

ブルマ2.png
(ウィキペディアより)

今我々が想像するブルマーの形になったのは、
ウィキによると東京オリンピックのあたりらしい。

要するにスポーツのパフォーマンスを高めるため、
より体に密着した空気抵抗の少ないものになっていったという流れだ。
ブルマーを最初に履いたフェミニストのお姉さんたちも、後期型のブルマーは履けなかったろう。

 
20年前ぐらいだろうか。
ブルマーが廃止されて短パンが主流になったのは。 
まあ見た目やらしいから廃止されるのも止むなしと思う。

今も陸上競技やらビーチバレーやらで盗撮が問題となっているが、 そんなもんどんどんやらしくない方にウェアを変えればいい。
  

2002年の「ジャムフィルムズ」という短編映画集の中で、
行定勲監督が撮った「JUSTICE」が、失われゆくブルマーの全てをフィルムに焼き付けている。


 
思春期少年に許された、ささやかなエロとしてブルマーは度々漫画でも描かれてきたが、
その中で説得力あるブルマー嘘トリビアを書いたのが中津賢也の「ふぁいてぃんぐスイーパー」

ブルマ1.png

のちのシティーハンターに代表されるように、
現代版仕事人のような仕事を街の掃除人、
スイーパーと呼称するのがフィクションの世界で流行っていた時期があったらしいのだが、
「ふぁいてぃんぐスイーパー」はまんま清掃道具を使って悪を倒す探偵系の漫画。
(普通に掃除もする)

ブルマ4.png

掃除会社の制服がなぜブルマーなのかと訝しがるヒロインに、
「ブルマー(Bloomer)はもともと清掃用具、Broom、ホウキが語源」という説明が主人公からなされる。
ヒロインが感心するが、すぐにウソだとネタバらし。

ブルマ3.png
 
80年代、ポップで洗練された漫画といえば少年サンデーという印象だった。
その中でも中津賢也の作風は新鮮で、
「ふぁいてぃんぐスイーパー」「黄門じごく変」「徳川生徒会」の小学館三部作は大好きな作品だ。
出版社を移籍した後はちょっと雰囲気が変わった気がして読まなくなってしまうのだけど。

「ふぁいてぃんぐスイーパー」は漫画図書館Zで無料公開されているらしいので、気になる人はぜひチェックしてほしい。

 

ふぁいてぃんぐスイーパー(1) (ヤングキングコミックス)

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  • 作者: 中津賢也
  • 出版社/メーカー: 少年画報社
  • 発売日: 2017/05/02
  • メディア: Kindle版



ふぁいてぃんぐスイーパー(2) (ヤングキングコミックス)

ふぁいてぃんぐスイーパー(2) (ヤングキングコミックス)

  • 作者: 中津賢也
  • 出版社/メーカー: 少年画報社
  • 発売日: 2017/05/02
  • メディア: Kindle版



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