宗教二世は漫画を描くべき!いしいさや「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」 [時事ネタ]
話題になっている
安倍元総理暗殺犯と統一教会の因縁について、こないだブログで少し触れた。
暗殺犯はいわゆる新興宗教信者の親をもつ「二世」だったわけですけど、
そういう漫画を持ってたなと思ってパソコンの中を探してみた。
その漫画は「毒親」と名付けられた電子書籍フォルダに入っていた。
一時期ハマっていた毒親という漫画ジャンル。
事情によりこれまでこのブログで披露したことがなかったが、
今回の件を機会に少しづつ火を吹かせられたらよいなと思う。
さて、今回紹介する漫画のタイトルは
いしいさやの「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」だ。
後書きによると、ツイッターで話題になって「ヤングマガジンサード」に連載されたと書いてある。
知っている人も多いと思う。
作者は「エホバの証人」の二世。
休みの日にチャイムが鳴ったのでだらしない格好でドアを開けてみると、
子連れの中年女性が立っているというアレの団体だ。
第一話は、少女が友人の家に遊びに行くと洗い物をする母に告げるシーンから。
なぜかとても言い辛そうだ。
許可が出て、上機嫌で帰ってくると、「楽しくなかったでしょ?」と感想を強制させられる。
そして友達のくれた可愛い服を「きもちわるっ」と捨てられる。
衝撃の第一話だ。
何かとんでもない異常さを母親から感じる。
それでも少女は「あんまり楽しくなかった」と母親に追笑するからいじらしい。
エホバといえば、輸血ができないことで有名な宗教だが、
他にも面倒くさそうな戒律がいろいろあり、
作者は学校のイベントにはことごとく参加できなかったそうだ。
それを幼いクラスメイトが理解できるはずもなく、白眼視されるようになる。
というか、
言ってしまえば信者でない子供と仲良くすること自体が禁止なので、
作者にとって学校はアウェー以外の何者でもない。
母親が作者に、
「私があなたと同じ年頃の頃は大変だったが乗り越えた」、
と諭しているコマがあるので、母親がすでに二世なのかもしれない。
学校といえば、
「非・バランス」という映画の冒頭に、
「学校で生きのびるためには作戦が必要だ」という台詞があって、
ハードな思春期を過ごした自分はこれを聞いた時は思わず膝を打った。
ただでさえ大変な学校生活にわざわざ厄介ごとを持ち込んで耐え抜いたって、
この漫画の母親はどんだけメンタル強いんだよと思った。
途中、おやっ?と思う描写がある。
体罰でベルトを使ってお尻を打たれるシーンがあるのだが、
なんかエロチックに見えて、俺の感覚がどうかしたのかと思う。
実はこれが伏線で、実は主人公である作者は性に敏感で、
説教中の教会のトイレで自慰したり、
ゆきずりの男性で初体験を済ませたり、
完全に入信していた宗教の戒律と相反する方向に成長してしまう。
なので、ある日ハッキリと母親に「ずっと嫌だった」と宗教を拒絶してしまう。
揉めるかと思いきや、母親もそれを受け入れてしまうのだから、
毒親系の本をそこそこ読んだ自分としては、割とまともな母親に見えてしまった。
自分は読んでいなかったのだが、
最近集英社が新興宗教からのクレームに屈し、
二世の体験漫画を削除&打ち切りしてしまったことがあったらしい。
タイトルは『「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~』(菊池真理子著)。
非常に残念な話である。
ひょっとしたら、集英社の幹部にも信者が食い込んでいるのかもしれない。
ここは是非、抗議の意味で最強の二世漫画家、本宮ひろ志大先生に二世漫画の連載を初めてほしい。
以前「やぶれかぶれ」という作品の中で、さらっと自身がが二世であることを描いていて度肝を抜かれた。
(「やぶれかぶれ」はKindle Unlimited対象作品)
それ以上のことも語っていて、奥さんと口論になるシーンが心底すさまじいと思う。
うーむ、また「やぶれかぶれ」が読みたくなってきたぞ。
結論、二世は漫画家向き。
どんどん漫画描け。
安倍元総理暗殺犯と統一教会の因縁について、こないだブログで少し触れた。
暗殺犯はいわゆる新興宗教信者の親をもつ「二世」だったわけですけど、
そういう漫画を持ってたなと思ってパソコンの中を探してみた。
その漫画は「毒親」と名付けられた電子書籍フォルダに入っていた。
一時期ハマっていた毒親という漫画ジャンル。
事情によりこれまでこのブログで披露したことがなかったが、
今回の件を機会に少しづつ火を吹かせられたらよいなと思う。
さて、今回紹介する漫画のタイトルは
いしいさやの「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」だ。
よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話 (ヤングマガジンコミックス)
- 作者: いしいさや
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/12/20
- メディア: Kindle版
後書きによると、ツイッターで話題になって「ヤングマガジンサード」に連載されたと書いてある。
知っている人も多いと思う。
作者は「エホバの証人」の二世。
休みの日にチャイムが鳴ったのでだらしない格好でドアを開けてみると、
子連れの中年女性が立っているというアレの団体だ。
第一話は、少女が友人の家に遊びに行くと洗い物をする母に告げるシーンから。
なぜかとても言い辛そうだ。
許可が出て、上機嫌で帰ってくると、「楽しくなかったでしょ?」と感想を強制させられる。
そして友達のくれた可愛い服を「きもちわるっ」と捨てられる。
衝撃の第一話だ。
何かとんでもない異常さを母親から感じる。
それでも少女は「あんまり楽しくなかった」と母親に追笑するからいじらしい。
エホバといえば、輸血ができないことで有名な宗教だが、
他にも面倒くさそうな戒律がいろいろあり、
作者は学校のイベントにはことごとく参加できなかったそうだ。
それを幼いクラスメイトが理解できるはずもなく、白眼視されるようになる。
というか、
言ってしまえば信者でない子供と仲良くすること自体が禁止なので、
作者にとって学校はアウェー以外の何者でもない。
母親が作者に、
「私があなたと同じ年頃の頃は大変だったが乗り越えた」、
と諭しているコマがあるので、母親がすでに二世なのかもしれない。
学校といえば、
「非・バランス」という映画の冒頭に、
「学校で生きのびるためには作戦が必要だ」という台詞があって、
ハードな思春期を過ごした自分はこれを聞いた時は思わず膝を打った。
ただでさえ大変な学校生活にわざわざ厄介ごとを持ち込んで耐え抜いたって、
この漫画の母親はどんだけメンタル強いんだよと思った。
途中、おやっ?と思う描写がある。
体罰でベルトを使ってお尻を打たれるシーンがあるのだが、
なんかエロチックに見えて、俺の感覚がどうかしたのかと思う。
実はこれが伏線で、実は主人公である作者は性に敏感で、
説教中の教会のトイレで自慰したり、
ゆきずりの男性で初体験を済ませたり、
完全に入信していた宗教の戒律と相反する方向に成長してしまう。
なので、ある日ハッキリと母親に「ずっと嫌だった」と宗教を拒絶してしまう。
揉めるかと思いきや、母親もそれを受け入れてしまうのだから、
毒親系の本をそこそこ読んだ自分としては、割とまともな母親に見えてしまった。
自分は読んでいなかったのだが、
最近集英社が新興宗教からのクレームに屈し、
二世の体験漫画を削除&打ち切りしてしまったことがあったらしい。
タイトルは『「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~』(菊池真理子著)。
非常に残念な話である。
ひょっとしたら、集英社の幹部にも信者が食い込んでいるのかもしれない。
ここは是非、抗議の意味で最強の二世漫画家、本宮ひろ志大先生に二世漫画の連載を初めてほしい。
以前「やぶれかぶれ」という作品の中で、さらっと自身がが二世であることを描いていて度肝を抜かれた。
(「やぶれかぶれ」はKindle Unlimited対象作品)
それ以上のことも語っていて、奥さんと口論になるシーンが心底すさまじいと思う。
うーむ、また「やぶれかぶれ」が読みたくなってきたぞ。
結論、二世は漫画家向き。
どんどん漫画描け。
公明党の宣伝マンガ
— ナンブ寛永 (@kan_ei_sen) September 4, 2023
みなもと太郎・中井義則「まんがKOMEI21」(1989.3.1)
作画はゆでたまごの作画の方、原作は風雲児たちのみなもと太郎と奇跡の大御所コラボなフルカラーコミック
なぜこの二人がコラボしたのか気になるところ
主人公は公明党の勝利を確信している男、諸葛公明とまあ思想の強いやつ pic.twitter.com/4W4VtX5Rrz
タイガーマスク二世 [文庫版] コミック 全2巻 完結セット
- 出版社/メーカー:
- メディア: コミック
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