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娘が暴く最強漫画家の団欒、板垣巴留「パルノグラフィティ」 [名作紹介]

正月はブックオフを8軒ぐらい回って、
「範馬刃牙」「刃牙道」をかき集めた。
うち2冊だけAmazonで購入。

それだけに飽き足らず、
前から気になってた板垣巴留のエッセイ漫画、「パルノグラフィティ」をAmazonで購入。

板垣巴留といえば「ビースターズ」
アニメをチラッと見てイマイチ入り込めなかったので放置していたが、エッセイはとても面白かった。

なんといっても父、板垣恵介の描写である。
まるで範馬勇次郎のように描かれている。
パルのグラフティ2.png
家族構成は母と娘3人。
著者は末っ子で長女3歳、次女と6歳離れている。
著者の回想によると、父はたまにしか家に帰れないらしく、その帰宅は家族にとってイベントのようになっており、お迎えは家族総出で玄関まで出迎えるなど様々な気配りをして父を迎えていたそうである。

亭主関白なのだろうが、そこまで父権を発動させる描写もなく、刃牙vs勇次郎の親子対決がなぜあのような結末になったのかもなんとなく分かるような気がするのであった。それにしても30年も連載が続くと3人の娘が育ち切っちゃうってなんかすごいね。

教育方針について。お金に関しては結構シビアっぽい。
バガボンドが途中までしか買えなかったりと、著者がお金に苦心している描写が多かった。就職活動はなんと20社も落ち続けており(美大出身だからか?)、そのおかげで漫画家になったというのもあるそうだ。が、その過程で例えば父親に相談したとか、職場に見学に行ったとか、あったのかなかったのか、そのようなエピソードは一才登場せず、言及もされてないのが少し肩透かしな印象。続刊があるなら自分でも読んでみたいと結んでいるので、これで全くの完結のようである。残念。

評判の良い、おじいちゃんのエピソードも面白かった。
第一話はネットで無料で読めます。

 
この流れで、本屋で最新作の「SANDA」の立ち読み用小冊子を見かけたので読んでみた。が、こっちはイマイチよく分からず。なんか設定が込み入り過ぎてるなという印象。

今回の記事を書くにあたって、Amazonで「ボタボタ」という単行本をお試しで読んでみた。こちらは汚いものに触れると大量に鼻血が出てしまうヒロインの話とのことだが、それよりも勤める工場で穴兄弟になってない同僚が二人だけのヒロインという設定に惹かれてポチってしまった。
パルのグラフティ1.png

 

パルノグラフィティ (Kissコミックス)

パルノグラフィティ (Kissコミックス)

  • 作者: 板垣巴留
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/08/06
  • メディア: Kindle版



BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

  • 作者: 板垣巴留
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2017/01/06
  • メディア: Kindle版



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