第四回!もう年も変わりますが去年読んだこの漫画がすごい!賞 [名作紹介]
今年も1年間、ブログを読んでいただきありがとうございました。
なんかここんところ、アクセス数が上がっております。
なかなか引越し前のブログを抜けないという歪んだ状態でしたが、
最近瞬間最大風速でジャンルランキング1位も取れました。
YouTubeに力を入れ始めたこともあり、更新少なめにはなりましたが、あちらでは出来ないことも多く、今後もゆるくお付き合いいただければと思います。
さて今年もマイ漫画賞、
「もう年も変わりますが去年読んだこの漫画がすごい!賞」を発表します。
その年を振り返って良作を選定すると、その年の後半に読んだ作品が有利になるという観点から、1年前に読んだ作品から良作を選ぶというシステムのこの賞。これまで以下のような作品が選ばれてきました。
第1回 おりもとみまな「ばくおん!!」
https://ihondana.blog.ss-blog.jp/2017-12-31
第2回 中島三千恒「建安マエストロ」
https://ihondana.blog.ss-blog.jp/2018-12-30
第3回 安彦良和「王道の狗」
https://ihondana.blog.ss-blog.jp/2019-12-03
さて今年の去年の大賞は、
大賞
「デザイナー 渋井直人の休日」渋谷直角
素朴な絵で刺さりすぎるサイコホラーという印象だった渋谷直角の作風を、ややマイルドにしたらめちゃくちゃいい作品温度になった!世界観にちょっとした制約を加えることでリアリティが半端なく増大するという、本宮ひろ志の「サラリーマン金太郎」的な突然変異。「おしゃれ感」にオタクは拒否反応するだろうが、これは言い換えれば、どう「粋(いき)」に生きるという話だ。さらにさほどリア充でもなく老化というハンデを背負った主人公。共感できるはずだ。TVドラマ版はいまひとつ期待に応えてくれなかった感じだが、エンディングテーマのNulbarich「Sweet and Sour」がメチャクチャ好きで、繰り返し聞いている。
革新的漫画賞
「ぼくらの」鬼頭莫宏
読むの遅すぎだろと思われるだろうが、どこに力を入れて立てばいい細い体のキャラデザが苦手なのだ。ちなみにアニメ版の主題歌は、読むずっと前からお気に入りである。「のりりん」も愛読している。「ぼくらの」は(ネタバレになるが)並行世界の使い方が上手い。こんな上手い使い方をした漫画が他にあったかと思う。あるのかもしれないが、俺個人に限っては他に知らない。読んで衝撃を受けた。何か宇宙の深淵を覗き込むような、そんなロボット漫画だ。
王道漫画賞
「グッドジョブ」本宮ひろ志
娯楽漫画の王様という意味で王道賞を。さまざまな職業にスポットを当てた短編というコンセプト。第一話のいじめられっ子が税務署員になって復讐を果たすという話が陰湿な話になるのかと思いきや、とにかく痛快で圧倒的なエンタメ力を感じる爽やかな話になっていて読んでいてねじ伏せられる。他にストリッパーと探偵の話が好き。
古典漫画賞
「マカロニほうれん荘」鴨川つばめ
読んでみたかった古典。正直、リアルタイムで読んでいた人のように読むことは出来なかったが、全巻通して読んで、作者の物語を追跡しているような感覚があって、そういうところが読んで良かったなと思う。
期待賞
「児玉まりあ文学集成」三島芳治
「咲宮センパイの弓日」天野茶玖
セット読み推奨賞
この年は手塚治虫の師匠や、東日流外三郡誌の記事を描くのがアツかった。
「戦後最大の偽書事件『東日流外三郡誌』」という文字の本を読みながら、副読本として
「石神伝説」とり・みき
「韃靼タイフーン」安彦良和
を読むのは非常に楽しかった。
第一回から、半ば無理かなと思いながら生活が成り立つレベルで収益化したいと目標を掲げてやってきましたが、今年からYouTubeに河岸(かし)を変えてみました。その辺の進捗をまた次回書こうと思います。ブログで取り上げた本を購入していただいた方、リンクをたどって生活用品を購入していただいた方、本当にいつもありがとうございます。励まされます。来年も引き続き応援いただければと思います。
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なかなか引越し前のブログを抜けないという歪んだ状態でしたが、
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YouTubeに力を入れ始めたこともあり、更新少なめにはなりましたが、あちらでは出来ないことも多く、今後もゆるくお付き合いいただければと思います。
さて今年もマイ漫画賞、
「もう年も変わりますが去年読んだこの漫画がすごい!賞」を発表します。
その年を振り返って良作を選定すると、その年の後半に読んだ作品が有利になるという観点から、1年前に読んだ作品から良作を選ぶというシステムのこの賞。これまで以下のような作品が選ばれてきました。
第1回 おりもとみまな「ばくおん!!」
https://ihondana.blog.ss-blog.jp/2017-12-31
第2回 中島三千恒「建安マエストロ」
https://ihondana.blog.ss-blog.jp/2018-12-30
第3回 安彦良和「王道の狗」
https://ihondana.blog.ss-blog.jp/2019-12-03
さて今年の去年の大賞は、
大賞
「デザイナー 渋井直人の休日」渋谷直角
素朴な絵で刺さりすぎるサイコホラーという印象だった渋谷直角の作風を、ややマイルドにしたらめちゃくちゃいい作品温度になった!世界観にちょっとした制約を加えることでリアリティが半端なく増大するという、本宮ひろ志の「サラリーマン金太郎」的な突然変異。「おしゃれ感」にオタクは拒否反応するだろうが、これは言い換えれば、どう「粋(いき)」に生きるという話だ。さらにさほどリア充でもなく老化というハンデを背負った主人公。共感できるはずだ。TVドラマ版はいまひとつ期待に応えてくれなかった感じだが、エンディングテーマのNulbarich「Sweet and Sour」がメチャクチャ好きで、繰り返し聞いている。
革新的漫画賞
「ぼくらの」鬼頭莫宏
読むの遅すぎだろと思われるだろうが、どこに力を入れて立てばいい細い体のキャラデザが苦手なのだ。ちなみにアニメ版の主題歌は、読むずっと前からお気に入りである。「のりりん」も愛読している。「ぼくらの」は(ネタバレになるが)並行世界の使い方が上手い。こんな上手い使い方をした漫画が他にあったかと思う。あるのかもしれないが、俺個人に限っては他に知らない。読んで衝撃を受けた。何か宇宙の深淵を覗き込むような、そんなロボット漫画だ。
王道漫画賞
「グッドジョブ」本宮ひろ志
娯楽漫画の王様という意味で王道賞を。さまざまな職業にスポットを当てた短編というコンセプト。第一話のいじめられっ子が税務署員になって復讐を果たすという話が陰湿な話になるのかと思いきや、とにかく痛快で圧倒的なエンタメ力を感じる爽やかな話になっていて読んでいてねじ伏せられる。他にストリッパーと探偵の話が好き。
古典漫画賞
「マカロニほうれん荘」鴨川つばめ
読んでみたかった古典。正直、リアルタイムで読んでいた人のように読むことは出来なかったが、全巻通して読んで、作者の物語を追跡しているような感覚があって、そういうところが読んで良かったなと思う。
期待賞
「児玉まりあ文学集成」三島芳治
「咲宮センパイの弓日」天野茶玖
セット読み推奨賞
この年は手塚治虫の師匠や、東日流外三郡誌の記事を描くのがアツかった。
「戦後最大の偽書事件『東日流外三郡誌』」という文字の本を読みながら、副読本として
「石神伝説」とり・みき
「韃靼タイフーン」安彦良和
を読むのは非常に楽しかった。
第一回から、半ば無理かなと思いながら生活が成り立つレベルで収益化したいと目標を掲げてやってきましたが、今年からYouTubeに河岸(かし)を変えてみました。その辺の進捗をまた次回書こうと思います。ブログで取り上げた本を購入していただいた方、リンクをたどって生活用品を購入していただいた方、本当にいつもありがとうございます。励まされます。来年も引き続き応援いただければと思います。
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