あの頃ぼくらはよく騙された。MMRを読み返しながらインターネットで検索する [名作紹介]
こないだアメリカが、2014年にUFOと遭遇したと映像を公開した。
なぜこのコロナで大変な時期に。
話題逸らそうと必死なのかな。
UFO漫画といえば、
石垣ゆうきの「MMR－マガジンミステリー調査班」。
![[まとめ買い] ＭＭＲ－マガジンミステリー調査班－（週刊少年マガジンコミックス）](https://m.media-amazon.com/images/I/C148y-0yUeS._SL160_.png "[まとめ買い] ＭＭＲ－マガジンミステリー調査班－（週刊少年マガジンコミックス）")
「…というわけで1999年に人類は滅亡するんだ！」
「な、なんだってー！」
…の決め台詞で、連載終了後20年以上経ってもいまだに愛され続けている漫画。こないだ読み返してみて驚いたが、ノストラダムスの大予言を扱うのは２巻から。１巻はUFO、ミステリーサークル、超能力がテーマ。
ミステリーサークルって最近聞かない気がする。
調べてみると、どこぞの誰かが自白したことで全て人為的なものとされているそうだ。
あれー、でも本物のミステリーサークルでは倒された麦もちゃんと育つので、偽物と見分けがつくみたいなこと言ってませんでしたっけ。MMRでもそのウンチクが紹介されている。日本の場合は稲だから、麦とは違うのだろうか。
それにしてもMMRのメンバーが思いつきで田んぼに入って偽物作りをして検証する展開がすごい。
この後、田んぼの持ち主から怒鳴られるぐらいで済むんだけど、農作物を踏みつけるなんて普通に大不祥事じゃないかなあ。
UFOのが飛ぶ原理の解説も面白い。
とある科学者が「円形の物体を時計周りで高速回転させると重量は軽くなる。原因はまだ分かっていないが、最近わかった物理学上の大発見」という実験を見せてくれるんだけども、漫画から20年以上たった今、どうなっているのか。検索してその理論について調べてみたら、早坂秀雄という物理学者が発表したものだそうだ。
ウィキによると、
＞当初放射線工学、原子力を研究していたが、原子力の限界に気付き、他の方法によるエネルギー発生を研究開始。中国の研究者ウーらの原子核β崩壊において対象性が破れているとの研究結果（1955年頃）から回転運動は対称性が破れている可能性に着想し、回転体による対称性の崩壊について研究を開始した。
＞その結果を「右回転ジャイロによる重力減衰」（ H. Hayasaka, S Takeuchi. Anomalous weight reduction on a gyroscope's right rotations around the vertical axis on the earth. Phys.Rev.Lett.63:2701-4,1989.）にて発表したが、そのすぐ後に反証実験（Phy.Rev Lett.64.8,825(1990)）が行われ、実験結果は否定された。
否定されとるやん。
しかも1990年に。
ほぼ連載と同時期だ。
続いて、「質量が軽い物体には重力とはまったく逆の”上に押し上げる力"が働くらしい」「これが第５の力だよ！」なんて実験シーンがある。
この第５の力は名前だけは実在するらしく、ウィキにも公式がある。読んでもさっぱりなんのことかわからないが。しかもまだ証明されてないんだそうだ。
超能力編は超能力者育成ファミコンソフト「マインドシーカー」で名高い清田くんが登場する。
それは置いといて、黒板消しをクラスメイトの前で宙に浮かせた、超能力少年ミヤモトの話が印象的。この黒板消しを浮かせた後に大騒ぎになる。ある日、授業中にトレンチコートを来た男たちがあらわれ、ミヤモトを連れて行く。ミヤモトはそれっきり帰ってこなくなる。同級生が心配して、担任の先生にミヤモトの行方を聞くと、「だーれ？その子」という反応が帰ってくる。ミヤモトの家に行くと、そこには昔からサトウが住んでいる。
そんな大掛かりな口封じ、できるわけねーだろ！
…と思うんだけど、こういう話はなんかゾクゾクして好きだったりもする。
でも、わざわざ授業中に連れて行くのがリアリティが薄い。
単純に目立つじゃないですか。
ロマンだな。
僕らはとにかくよく騙された。
当時はインターネットも無かったし。
今時の少年はUFOとか超能力とか信じるんですかねー。
![MMRマガジンミステリー調査班 全13巻完結(少年マガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]](https://m.media-amazon.com/images/I/51gMvH7jVLL._SL160_.jpg "MMRマガジンミステリー調査班 全13巻完結(少年マガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]")
なぜこのコロナで大変な時期に。
話題逸らそうと必死なのかな。
UFO漫画といえば、
石垣ゆうきの「MMR－マガジンミステリー調査班」。
[まとめ買い] ＭＭＲ－マガジンミステリー調査班－（週刊少年マガジンコミックス）
- 作者: 石垣ゆうき
- 出版社/メーカー:
- メディア: Kindle版
「…というわけで1999年に人類は滅亡するんだ！」
「な、なんだってー！」
…の決め台詞で、連載終了後20年以上経ってもいまだに愛され続けている漫画。こないだ読み返してみて驚いたが、ノストラダムスの大予言を扱うのは２巻から。１巻はUFO、ミステリーサークル、超能力がテーマ。
ミステリーサークルって最近聞かない気がする。
調べてみると、どこぞの誰かが自白したことで全て人為的なものとされているそうだ。
あれー、でも本物のミステリーサークルでは倒された麦もちゃんと育つので、偽物と見分けがつくみたいなこと言ってませんでしたっけ。MMRでもそのウンチクが紹介されている。日本の場合は稲だから、麦とは違うのだろうか。
それにしてもMMRのメンバーが思いつきで田んぼに入って偽物作りをして検証する展開がすごい。
この後、田んぼの持ち主から怒鳴られるぐらいで済むんだけど、農作物を踏みつけるなんて普通に大不祥事じゃないかなあ。
UFOのが飛ぶ原理の解説も面白い。
とある科学者が「円形の物体を時計周りで高速回転させると重量は軽くなる。原因はまだ分かっていないが、最近わかった物理学上の大発見」という実験を見せてくれるんだけども、漫画から20年以上たった今、どうなっているのか。検索してその理論について調べてみたら、早坂秀雄という物理学者が発表したものだそうだ。
ウィキによると、
＞当初放射線工学、原子力を研究していたが、原子力の限界に気付き、他の方法によるエネルギー発生を研究開始。中国の研究者ウーらの原子核β崩壊において対象性が破れているとの研究結果（1955年頃）から回転運動は対称性が破れている可能性に着想し、回転体による対称性の崩壊について研究を開始した。
＞その結果を「右回転ジャイロによる重力減衰」（ H. Hayasaka, S Takeuchi. Anomalous weight reduction on a gyroscope's right rotations around the vertical axis on the earth. Phys.Rev.Lett.63:2701-4,1989.）にて発表したが、そのすぐ後に反証実験（Phy.Rev Lett.64.8,825(1990)）が行われ、実験結果は否定された。
否定されとるやん。
しかも1990年に。
ほぼ連載と同時期だ。
続いて、「質量が軽い物体には重力とはまったく逆の”上に押し上げる力"が働くらしい」「これが第５の力だよ！」なんて実験シーンがある。
この第５の力は名前だけは実在するらしく、ウィキにも公式がある。読んでもさっぱりなんのことかわからないが。しかもまだ証明されてないんだそうだ。
超能力編は超能力者育成ファミコンソフト「マインドシーカー」で名高い清田くんが登場する。
それは置いといて、黒板消しをクラスメイトの前で宙に浮かせた、超能力少年ミヤモトの話が印象的。この黒板消しを浮かせた後に大騒ぎになる。ある日、授業中にトレンチコートを来た男たちがあらわれ、ミヤモトを連れて行く。ミヤモトはそれっきり帰ってこなくなる。同級生が心配して、担任の先生にミヤモトの行方を聞くと、「だーれ？その子」という反応が帰ってくる。ミヤモトの家に行くと、そこには昔からサトウが住んでいる。
そんな大掛かりな口封じ、できるわけねーだろ！
…と思うんだけど、こういう話はなんかゾクゾクして好きだったりもする。
でも、わざわざ授業中に連れて行くのがリアリティが薄い。
単純に目立つじゃないですか。
ロマンだな。
僕らはとにかくよく騙された。
当時はインターネットも無かったし。
今時の少年はUFOとか超能力とか信じるんですかねー。
MMRマガジンミステリー調査班 全13巻完結(少年マガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 石垣 ゆうき
- 出版社/メーカー: 講談社
- メディア: コミック
- 出版社/メーカー: コナミ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
タグ：ノストラダムスの大予言 MMR
コメント 0