お金持ちでも非モテ!20コ下の恋人に、億単位で死後もたかられ続けた偉人とは? [モテる漫画]
そのむかし、20年ぐらい前だろうか。
東京の、とある古本屋で学研伝記まんがの「アンデルセン」を発見。
立ち読みしてる途中、「この人…、ひょっとして一生独身なんじゃ?」っと思ったことがある。実際、アンデルセンは生涯独身だった。
その感覚を、
前々回紹介した「まんが人物伝ノーベル 賞にたくした平和と未来」で久しぶりに味わった。
ノーベルはダイナマイトを発明して43歳のとき、秘書を募集した。
これは嫁探しの要素も濃かったと書いている記事もある。
漫画では、当時のノーベルは死の商人と世間に評価され、さらに家族を失うなどのウルトラ寂しい状態であり、その流れで秘書募集が行われと書かれているが、「女性の秘書を雇おう」の女性の部分がさりげなく強調されて写植が打たれており、恋愛に不器用なノーベルの性格を説明している。
この募集で選ばれたのが、ズットナーさん。
美人で学もあり、ノーベルの孤独を理解して優しく抱きしめてくれたりもするのだけど、彼女には婚約者がいたのだった。漫画のノーベルは自分の想いを押しとどめ、彼女の恋を後押しする。
ズットナーさんとはけっこう長い付き合いだったかのように漫画では描写されているのだが、
実際の秘書生活はたった一週間。
しかもノーベルが出張中に、唐突に辞めて帰ってしまって結婚したという。律儀に滞在費を自腹切ったらしい。
うわぁ…、こりゃ絶対気持ち悪いと思われたよ!
俺だったら布団抱えてゴロゴロのたうち回りますけども!
しかしズットナー女史とノーベルはその後も手紙でやりとりを続ける。
ノーベルが死ぬまで、ずっとなー。。。
ちなみにズットナーは結婚してからの姓。
このズットナーさん、なんとノーベルにノーベル賞のインスピレーションを与えた人だという。フルネームはベルタ・フェリツィタス・ゾフィー・フライフラウ・フォン・スットナー。
大した女傑で、ウィキペディアにも長い項目があるくらいの人だったのだ。「武器を捨てよ!」という小説をヒットさせ、平和活動に邁進。ノーベルとのやりとりが続いたのも、活動のスポンサーとしてという要素も強かったのだろう。
結婚した婚約者というのも家庭教師先の7つ下の貴族の息子。
当然相手の親に反対され、駆け落ちしたというアクティブさ。
「学生島耕作」のクラムチャウダーみたいな感じか。
ノーベルの死後、遺言通り賞が設立されるまで一悶着あったらしいが、設立されてからもズットナーの存在が財団に認められるまでも何やかやあったそう。結局彼女は女性初のノーベル平和賞をゲット。
一方、ノーベルは生涯独身で過ごした。
漫画の巻末にはゾフィ・ヘスという女性とお付き合いしていたこともあったが、ゾフィは他の男と結婚した上にノーベルが書いた手紙を売ってしまったので、ノーベルは恋愛に恵まれない人だったと書かれている。ちなみにこのエピソードは、さいとうあきら作画の学研まんが版には一切触れられていない。
やはり金だけあってもダメなのだ。
恋愛はかけ算。
ゼロの要素があれば、何をかけてもゼロになってしまう。
(画像は井雲くす「ぼくは愛を証明しようと思う。」)
ゾフィ・ヘスについて検索してみた。
ズットナーが去った二ヶ月後に知り合った二十歳の花屋の売り子。
ノーベルの兄は彼女を見て売春婦かと思ったのだそう。
高度な教育を受けたノーベル一家とは生活ランクが違いすぎる超庶民だったゾフィ。
ノーベルは彼女に教養を施そうとする。
が、彼女は贅沢を覚え、どんどんわがままになっていく。
リチャード・ギアのようにはいかなかった。
ノーベルが出張中の間、ゾフィは複数の男と関係をもち、子供まで作ったという。
二十三歳下の恋人の存在を世間に知られるのはマズいらしく、ノーベルは18年間も周囲に知られないように交際を続けていたのだそう。ノーベルと別れて他の男と結婚したゾフィは、ノーベルが死ぬまで秘密を盾にたかり続け、毎年億単位の金をゲット。ノーベルの死後は財団にラブレターを買い取らせ、巨万の富を築いたという。。。
名声の失墜を何よりも恐れたノーベル。
莫大な遺産でノーベル賞を作り、後世の高評価を不動のものとした。
ちなみに遺産は200億円以上と角川版ノーベルには書かれている。
世紀の発明、ダイナマイトを開発したにしては意外と少ない気もする。
昭和54年初版の学研版には23億円と書かれており、桁がひとつ違う。
いま連想してしまうのが、元ゾゾタウンの前澤友作さん。
(画像は「インベスターZ」に出演した前澤友作。)
前澤氏は秘書募集と嫁さん募集をごっちゃにしてトラブルになったと週刊文春に書かれている。
まるで現代のノーベルだ。
まあ前澤さんはノーベルと違って相当女慣れしてそうだけど。
前澤さんの広報はこんなことを言っている。
「近時、前澤氏の周辺には合法・違法を問わず様々な目的をもった人物が接近しており、週刊誌等への虚偽の情報提供を悪用した脅迫・強要・恐喝等を行う人物なども後を絶ちません」
前澤さんはツイッターで100万円をばら撒いて話題になった。
ノーベル賞みたいなのやればいいのに。
大金を配り回って「ノーベルいい人で賞」!という漫画があったなあ。
2004年の「ああ探偵事務所」5巻だ。
こっちのノーベルは音無鈴美という名前から来ている。
あーあ。
誰か俺に、100万円くれるか、女紹介してくれねえかなあ(ゴロゴロ)。
東京の、とある古本屋で学研伝記まんがの「アンデルセン」を発見。
立ち読みしてる途中、「この人…、ひょっとして一生独身なんじゃ?」っと思ったことがある。実際、アンデルセンは生涯独身だった。
その感覚を、
前々回紹介した「まんが人物伝ノーベル 賞にたくした平和と未来」で久しぶりに味わった。
ノーベルはダイナマイトを発明して43歳のとき、秘書を募集した。
これは嫁探しの要素も濃かったと書いている記事もある。
漫画では、当時のノーベルは死の商人と世間に評価され、さらに家族を失うなどのウルトラ寂しい状態であり、その流れで秘書募集が行われと書かれているが、「女性の秘書を雇おう」の女性の部分がさりげなく強調されて写植が打たれており、恋愛に不器用なノーベルの性格を説明している。
この募集で選ばれたのが、ズットナーさん。
美人で学もあり、ノーベルの孤独を理解して優しく抱きしめてくれたりもするのだけど、彼女には婚約者がいたのだった。漫画のノーベルは自分の想いを押しとどめ、彼女の恋を後押しする。
ズットナーさんとはけっこう長い付き合いだったかのように漫画では描写されているのだが、
実際の秘書生活はたった一週間。
しかもノーベルが出張中に、唐突に辞めて帰ってしまって結婚したという。律儀に滞在費を自腹切ったらしい。
うわぁ…、こりゃ絶対気持ち悪いと思われたよ!
俺だったら布団抱えてゴロゴロのたうち回りますけども!
しかしズットナー女史とノーベルはその後も手紙でやりとりを続ける。
ノーベルが死ぬまで、ずっとなー。。。
ちなみにズットナーは結婚してからの姓。
このズットナーさん、なんとノーベルにノーベル賞のインスピレーションを与えた人だという。フルネームはベルタ・フェリツィタス・ゾフィー・フライフラウ・フォン・スットナー。
大した女傑で、ウィキペディアにも長い項目があるくらいの人だったのだ。「武器を捨てよ!」という小説をヒットさせ、平和活動に邁進。ノーベルとのやりとりが続いたのも、活動のスポンサーとしてという要素も強かったのだろう。
結婚した婚約者というのも家庭教師先の7つ下の貴族の息子。
当然相手の親に反対され、駆け落ちしたというアクティブさ。
「学生島耕作」のクラムチャウダーみたいな感じか。
ノーベルの死後、遺言通り賞が設立されるまで一悶着あったらしいが、設立されてからもズットナーの存在が財団に認められるまでも何やかやあったそう。結局彼女は女性初のノーベル平和賞をゲット。
一方、ノーベルは生涯独身で過ごした。
漫画の巻末にはゾフィ・ヘスという女性とお付き合いしていたこともあったが、ゾフィは他の男と結婚した上にノーベルが書いた手紙を売ってしまったので、ノーベルは恋愛に恵まれない人だったと書かれている。ちなみにこのエピソードは、さいとうあきら作画の学研まんが版には一切触れられていない。
やはり金だけあってもダメなのだ。
恋愛はかけ算。
ゼロの要素があれば、何をかけてもゼロになってしまう。
(画像は井雲くす「ぼくは愛を証明しようと思う。」)
ゾフィ・ヘスについて検索してみた。
ズットナーが去った二ヶ月後に知り合った二十歳の花屋の売り子。
ノーベルの兄は彼女を見て売春婦かと思ったのだそう。
高度な教育を受けたノーベル一家とは生活ランクが違いすぎる超庶民だったゾフィ。
ノーベルは彼女に教養を施そうとする。
が、彼女は贅沢を覚え、どんどんわがままになっていく。
リチャード・ギアのようにはいかなかった。
ノーベルが出張中の間、ゾフィは複数の男と関係をもち、子供まで作ったという。
二十三歳下の恋人の存在を世間に知られるのはマズいらしく、ノーベルは18年間も周囲に知られないように交際を続けていたのだそう。ノーベルと別れて他の男と結婚したゾフィは、ノーベルが死ぬまで秘密を盾にたかり続け、毎年億単位の金をゲット。ノーベルの死後は財団にラブレターを買い取らせ、巨万の富を築いたという。。。
名声の失墜を何よりも恐れたノーベル。
莫大な遺産でノーベル賞を作り、後世の高評価を不動のものとした。
ちなみに遺産は200億円以上と角川版ノーベルには書かれている。
世紀の発明、ダイナマイトを開発したにしては意外と少ない気もする。
昭和54年初版の学研版には23億円と書かれており、桁がひとつ違う。
いま連想してしまうのが、元ゾゾタウンの前澤友作さん。
(画像は「インベスターZ」に出演した前澤友作。)
前澤氏は秘書募集と嫁さん募集をごっちゃにしてトラブルになったと週刊文春に書かれている。
まるで現代のノーベルだ。
まあ前澤さんはノーベルと違って相当女慣れしてそうだけど。
前澤さんの広報はこんなことを言っている。
「近時、前澤氏の周辺には合法・違法を問わず様々な目的をもった人物が接近しており、週刊誌等への虚偽の情報提供を悪用した脅迫・強要・恐喝等を行う人物なども後を絶ちません」
前澤さんはツイッターで100万円をばら撒いて話題になった。
ノーベル賞みたいなのやればいいのに。
大金を配り回って「ノーベルいい人で賞」!という漫画があったなあ。
2004年の「ああ探偵事務所」5巻だ。
こっちのノーベルは音無鈴美という名前から来ている。
あーあ。
誰か俺に、100万円くれるか、女紹介してくれねえかなあ(ゴロゴロ)。
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