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関羽を生捕り黄忠を射殺、劉備の危機を救ったけどあまり知られてない馬忠について調べてみた [歴史漫画]

最近、光栄の「三國志」の攻略本を買い集めて、
武将の能力値の変遷を眺めるのが趣味みたいになっている。

今や三國志は14作目まで発売されているようだが、
最後にプレイしたのはセガサターン版の5だったかどうか。

ちょっと気になったのが馬忠という武将。
蒼天航路で初めて知ったが、関羽を捕らえたことだけで歴史に名を残した人物だ。
馬忠4.png
正史では、それ以外一切のデータが無いという謎の人物である。
蒼天航路では、人ではなかったから、みたいな脚色がなされている。
馬忠5.png
馬の頭をむさぼり喰うみたいなところから、孫権が馬忠と命名している。
馬忠6.png

ウィキをみると、三國志演義ではずいぶん活躍の場が増えているようだ。

小説『三国志演義』では、関羽を捕らえた功績により赤兎馬を賜る。だが、その赤兎馬が草を食べずに死んでしまう。夷陵の戦いでは黄忠を射殺し、張苞の軍を倒した。後に糜芳・傅士仁に裏切られて殺され、首を蜀軍の陣に送られている。

ええっ?関羽だけでもすごいのに黄忠まで?
ちょっとキャラ立たせすぎじゃないですかね。
それで糜芳・傅士仁みたいな三下に殺されてしまうのは、勧善懲悪的な脚色に感じる。

横山光輝三国志に馬忠は出てこないが、
該当するシーンを探してみた。
顔は全部違うような気がするが、とりあえずこれが横山版馬忠だ。

三国志42巻
この「きた」と呟いてる人が馬忠だろうか。
馬忠2.png

三国志43巻
矢を射ている人が複数いるが、手前が馬忠?
馬忠3.png
李厳の時もそうだけど、黄忠ってなんかダシにされやすいキャラなのだろうか?

三国志44巻
寝ているのが馬忠?寝返った糜芳・傅士仁に寝返り返されるという惨めな最後。
馬忠7.png

なんで横山版に馬忠の名前が出てこないのか。
さらに調べてみたのだが、この馬忠が寝首をかかれる「夷陵の戦い」は最後、関羽の敵討ちだと呉に攻め込んだ劉備のボロ負けで終わる。追手に追い詰められ、絶対絶命のピンチに援軍として現れるのが馬忠だったという。

何を言ってるのか分からねーだろうが、俺も分からねえ。
ここでなんと二人目の蜀の馬忠が登場するのだ。

この蜀馬忠はウィキペディアの項目もかなり長い。
夷陵の戦いのキッカケを作った人と、
終わりにちょこっと出てきた人が同じ名前だったのは歴史的事実だったよう。

そりゃあ漫画にそのまま書いたら読者は混乱しますから書けませんわな。
ちなみに横山三国志で劉備の危機を救うのは馬忠ではなく趙雲になっている。
と、いうか演義でもそうなっているのかもしれない。

 

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