ウルトラマン倶楽部カードを網羅した大図録！木曜グランプリ「バンプレストカードウルトラマン倶楽部大全集」

あるサイトで「バンプレストカードウルトラマン倶楽部大全集」を買った。


ウルトラマン倶楽部は80年代から90年代ごろに展開された、デフォルメされたウルトラマンのキャラクター商品のブランド名。「バンプレストカードウルトラマン倶楽部大全集」は、そのカード版の情報を網羅した一冊だ。よくわからんが同人誌的なものらしい。それにしてもすっごいよくできてる。

自分にとってウルトラマンは子供の頃に慣れ親しんだものということ以上に関心がないのだが、ウルトラマンマニアのこだわりを見るのはなんか好きだというスタンス。毎ページ下部に豆知識が載っていて、マニアには常識的なものなのかもしれないがそこを読むだけでも楽しい。

カード編は第9弾＆その他まであるが、コンセプトが一貫しておらず、ビックリマン的なものを想像していたが違うみたいだ。通してみるとバンプレスト社員のテンションの上下のデティールまで感じることができると著者がコメントしていて興味深い。最終となる第9弾の裏書きの対談など、非常に読ませる。

ウルトラマンvsシーボーズ
ウ：本当に墓場だけが、心安らぐ場所なのか？暗くさびしい、死者しか訪れない墓場が。
シ：そうさ。俺は怪獣だからな…。

UFOキャッチャーのタグなども紹介。
イラストのクオリティがかなり良い。
こういうのを埋もれさせないというのはすごい善行のような気がする。

川柳は一般から募集していたんだそうだ。
それにしても、UFOキャッチャーまでコンプリートしてる人ってどんなだ。

　
裏表紙を見て、一瞬うわっとなった。
値札シールがベタベタと貼られている！…と思ったらそういう印刷。

売れなくて値引きを重ねましたという自虐的ギャグ。
夕方のスーパーみたく半額になったり、その後まんだらけに売られてプレミアムがついたりとストーリーも想像できるようになっていて面白い。ちなみにこの本の正価は3000円である。A4、フルカラー100ページ。

あとがきによると、コンセプトを思いついた著者だったが所蔵のカードはフルコンプにほど遠かったらしい。そこに網羅している知人の協力があり、実現に至ったのだそうだ。ぜひスケバン刑事やらSD戦国武将列伝なんかも出していただきたい。同じ志を持つどこかのマニアさん、協力を申し出てはどうか（他力本願）。
　
　

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ウルトラ怪獣消しゴム図鑑

• 作者:
• 出版社/メーカー: 三才ブックス
• 発売日: 2019/12/05
• メディア: 大型本

タグ：カタログ ウルトラマン