第三回!もう年も変わりますが去年読んだこの漫画がすごい!賞 [名作紹介]
一年を振り返ってベスト漫画を選ぶと、一年の後半の作品が強くなる。
半年後にはその作品に飽きてるかもしれない。
そんな感じで去年読んだ漫画のベスト1を決める、
「もう年も変わりますが去年読んだこの漫画がすごい!賞」、第三回の発表です。
つうか、年またいじゃってましたけど。
第一回の大賞はおりもとみまなの「ばくおん!!」。
第二回の大賞は中島三千恒の「建安マエストロ!」でした。
第三回大賞
安彦良和「王道の狗」
明治政府に追われるチンケな政治犯が、スーパーパワーを身につけて動乱のアジアを舞台に己の行くべき道を探す物語。長年ピンとこなかった安彦作品の大傑作。この作品のインパクトで安彦漫画を買い集め、現在蔵書は35冊。しかしその中でもやはり王道の狗のクオリティは圧倒的だった。安彦氏にとって初のメジャー出版社での起用となった事が、作風に良い影響を与えている。明治の偉人の描写も素晴らしい。
王道漫画賞
「ゴブリンスレイヤー」蝸牛くも/黒瀬浩介/神奈月昇
RPGにおける雑魚キャラであるゴブリンのリアリティーを追求した漫画。一見エロ漫画だが、人類の歴史と同意である戦場での略奪行為を、ファンタジーのオブラートに包んで少年誌向けとして表現したのは意義があり、画期的でもある。最近は話が横道に逸れている感もあるけども、その登場のインパクトはいまだに色あせていない。
エッセイ漫画賞
ちばてつや「ひねもすのたり日記」
漫画界のいいおじいちゃん感を出している巨匠、ちばてつやによるエッセイ漫画。プロダクションを解散したのでこれしか描けないというのが却ってありがたい。よく考えたら生活感を出すのが得意な巨匠がエッセイ漫画を描いたら面白くならないはずがないではないか。圧倒的な巨匠力である。
作家賞
コージィ城倉「チェイサー」「プレイボール2」
手塚をライバル視する架空の作家を創造することで、手塚の偉大さを表現するという「チェイサー」。ちばあきおのウルトラ名作野球漫画「キャプテン」「プレイボール」を完コピして続編を描く「プレイボール2」と、辣腕ぶりを発揮していた。プレイボール2は初期はどのページのどのコマからコピーしてきたのか分かったが、最近はちばあきおの完全新作に見えるからすごい。今なお進化し続けている。
漫画愛賞
ベンジャミン・ボアズ/青柳ちか「日本のことはマンガとゲームで学びました」
漫画好きの外国人の苦労と愛を色々と描写。とかく漫画界で嫌われるブックオフの存在意義も語るインパクトのある一冊だった。続編ないのか?
知的漫画賞
「キミのお金はどこに消えるのか」井上純一
よく言われる未来の日本人への借金論の否定や、増税によって税収が下がる場合もある話など、一般人にとって経済の常識をアップデートするための必読の一冊。デフォルメされた経済学者のキャラクター描写も楽しいし、経済に疎い主婦の鋭いツッコミによって細かなイレギュラーを繰り返しながら結論に向かう構成も画期的。
去年はサイトの引っ越しもあり、常連さんはついてきてくれた感じだけど、誰かがあちこちで貼ってくれた紹介リンクからのアクセス数がなくなってしまったせいで、トータルでは「うーん」という感じ。ソネットブログ仕様がしょぼいのか、画像リンク切が多発(リロードしまくれば見れます)。ユーチューブでやった方が儲かるのかなあということを最近本気で考えてます。脱サラの道は遠い。
今年もよろしくお願いします。
半年後にはその作品に飽きてるかもしれない。
そんな感じで去年読んだ漫画のベスト1を決める、
「もう年も変わりますが去年読んだこの漫画がすごい!賞」、第三回の発表です。
つうか、年またいじゃってましたけど。
第一回の大賞はおりもとみまなの「ばくおん!!」。
第二回の大賞は中島三千恒の「建安マエストロ!」でした。
第三回大賞
安彦良和「王道の狗」
明治政府に追われるチンケな政治犯が、スーパーパワーを身につけて動乱のアジアを舞台に己の行くべき道を探す物語。長年ピンとこなかった安彦作品の大傑作。この作品のインパクトで安彦漫画を買い集め、現在蔵書は35冊。しかしその中でもやはり王道の狗のクオリティは圧倒的だった。安彦氏にとって初のメジャー出版社での起用となった事が、作風に良い影響を与えている。明治の偉人の描写も素晴らしい。
王道漫画賞
「ゴブリンスレイヤー」蝸牛くも/黒瀬浩介/神奈月昇
ゴブリンスレイヤー 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/09/13
- メディア: Kindle版
RPGにおける雑魚キャラであるゴブリンのリアリティーを追求した漫画。一見エロ漫画だが、人類の歴史と同意である戦場での略奪行為を、ファンタジーのオブラートに包んで少年誌向けとして表現したのは意義があり、画期的でもある。最近は話が横道に逸れている感もあるけども、その登場のインパクトはいまだに色あせていない。
エッセイ漫画賞
ちばてつや「ひねもすのたり日記」
ひねもすのたり日記 (第1集) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: ちば てつや
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/01/30
- メディア: コミック
漫画界のいいおじいちゃん感を出している巨匠、ちばてつやによるエッセイ漫画。プロダクションを解散したのでこれしか描けないというのが却ってありがたい。よく考えたら生活感を出すのが得意な巨匠がエッセイ漫画を描いたら面白くならないはずがないではないか。圧倒的な巨匠力である。
作家賞
コージィ城倉「チェイサー」「プレイボール2」
手塚をライバル視する架空の作家を創造することで、手塚の偉大さを表現するという「チェイサー」。ちばあきおのウルトラ名作野球漫画「キャプテン」「プレイボール」を完コピして続編を描く「プレイボール2」と、辣腕ぶりを発揮していた。プレイボール2は初期はどのページのどのコマからコピーしてきたのか分かったが、最近はちばあきおの完全新作に見えるからすごい。今なお進化し続けている。
漫画愛賞
ベンジャミン・ボアズ/青柳ちか「日本のことはマンガとゲームで学びました」
漫画好きの外国人の苦労と愛を色々と描写。とかく漫画界で嫌われるブックオフの存在意義も語るインパクトのある一冊だった。続編ないのか?
知的漫画賞
「キミのお金はどこに消えるのか」井上純一
よく言われる未来の日本人への借金論の否定や、増税によって税収が下がる場合もある話など、一般人にとって経済の常識をアップデートするための必読の一冊。デフォルメされた経済学者のキャラクター描写も楽しいし、経済に疎い主婦の鋭いツッコミによって細かなイレギュラーを繰り返しながら結論に向かう構成も画期的。
去年はサイトの引っ越しもあり、常連さんはついてきてくれた感じだけど、誰かがあちこちで貼ってくれた紹介リンクからのアクセス数がなくなってしまったせいで、トータルでは「うーん」という感じ。ソネットブログ仕様がしょぼいのか、画像リンク切が多発(リロードしまくれば見れます)。ユーチューブでやった方が儲かるのかなあということを最近本気で考えてます。脱サラの道は遠い。
今年もよろしくお願いします。
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