主役は郭嘉と夏侯蘭!…って夏侯蘭って誰よ?え?趙雲子龍なの?袁紹軍重点描写、緒里たばさ「王者の遊戯」 [歴史漫画]
今回は、緒里たばさ「王者の遊戯」をご紹介。
『月刊コミック@ バンチ』(新潮社)で2012年9月号から2015年7月号まで連載された、とウィキには描いてあります。購入動機は、なんとなくAmazonで目にとまったのがキッカケ。
「王者の遊戯」は三国志漫画なんですけど、大幅にアレンジしてスタンドバトルみたいになっています。1999〜2002年にアフタヌーンで連載された大西巷一の「女媧 JOKER」みたいですね。
この漫画では大雑把にいうと、
軍師=スタンド使い、みたいな話になってます。
水滸伝のように妖術を使って戦うというと分かりやすいかもしれません。
軍師は術使用中に無防備になってしまうので、それを守る相棒、「武将」とワンセットでチームを組みます。傍目にはスタンド使いとスタンドで、そんなとこもジョジョチックです。徐庶の奇妙な冒険です。
「王者の遊戯」の主人公は郭嘉。
三国志では若くして亡くなった、一流軍師として知られています。
蒼天航路では活躍してましたね。
そしてその相棒は夏侯蘭。
誰?って感じですけど、実はその正体は趙雲子龍なのです。
趙雲といえば三国志界のスーパースター。
でも趙雲は劉備配下。郭嘉は曹操の軍師。
その趙雲と郭嘉がタッグを組むってどういうこと?って話ですけども。
ネットで夏侯蘭を調べたところによりますと、もともと曹操軍にいた実在の武将だったそう。
夏侯惇や夏侯淵らと親族だったのかも定かでないんだと。
曹操が劉表を攻めた際、劉備軍の捕虜になるんだけど、趙雲の知人だったという縁で劉備軍配下になった…それぐらいの記録しか残ってない、ほとんどモブみたいですね。「王者の遊戯」はそこを膨らませた漫画のようです。マニアックですね。
正直、「王者の遊戯」のスタンドバトルは何やってるのかよく分かりません。
俺がこの漫画をかっているのは、袁紹軍をメインに取り上げているところなのです!!
おそらく作者は官渡の戦いをメインに描きたかったのでしょう。
ほとんど準備で漫画は終わってしまいますが。全6巻。
ところで袁紹って不幸だなと思います。
名門の出で、各国の群雄から董卓追討軍のリーダーにふさわしいと認められた男。
当時の一流人物であったことは間違いありません。
(王者の遊戯の袁紹)
悪友だった曹操と、ドラマチックに天下分け目の戦いを繰り広げたにも関わらず、三国志読者のほとんどの袁紹への評価は二流三流になってしまっています。
それというのも、日本人三国志ファンの原点である横山光輝三国志で、小物っぽく描写された上に、官渡の戦いがほとんど描写されなかったというのが、とてつもなく大きかったと思います。
まあ小物っぽく描かれるには描かれるだけのことをしているのでしょうけども、当時周囲にいた人たちから見れば、アイツにはかなわんと誰もが思うぐらい、才気走った人に見えたはずです。そういうデティールが横山三国志にあまり描かれてないのは少し残念に思うのです。
(劉備三兄弟ももちろん登場)
ちなみに王者の遊戯の作者、緒里たばさは近年、「墨攻」の酒見賢一とタッグを組んで、「泣き虫弱虫諸葛孔明」を描いています。
『月刊コミック@ バンチ』(新潮社)で2012年9月号から2015年7月号まで連載された、とウィキには描いてあります。購入動機は、なんとなくAmazonで目にとまったのがキッカケ。
「王者の遊戯」は三国志漫画なんですけど、大幅にアレンジしてスタンドバトルみたいになっています。1999〜2002年にアフタヌーンで連載された大西巷一の「女媧 JOKER」みたいですね。
この漫画では大雑把にいうと、
軍師=スタンド使い、みたいな話になってます。
水滸伝のように妖術を使って戦うというと分かりやすいかもしれません。
軍師は術使用中に無防備になってしまうので、それを守る相棒、「武将」とワンセットでチームを組みます。傍目にはスタンド使いとスタンドで、そんなとこもジョジョチックです。徐庶の奇妙な冒険です。
「王者の遊戯」の主人公は郭嘉。
三国志では若くして亡くなった、一流軍師として知られています。
蒼天航路では活躍してましたね。
そしてその相棒は夏侯蘭。
誰?って感じですけど、実はその正体は趙雲子龍なのです。
三国志 英雄 趙雲子龍 三国志演義 彫像 彫刻 花三国志 正子公也 原画/Three Kingdom Hero - Zhao Yun(輸入品)
- 出版社/メーカー: ノーブランド
- メディア:
趙雲といえば三国志界のスーパースター。
でも趙雲は劉備配下。郭嘉は曹操の軍師。
その趙雲と郭嘉がタッグを組むってどういうこと?って話ですけども。
ネットで夏侯蘭を調べたところによりますと、もともと曹操軍にいた実在の武将だったそう。
夏侯惇や夏侯淵らと親族だったのかも定かでないんだと。
曹操が劉表を攻めた際、劉備軍の捕虜になるんだけど、趙雲の知人だったという縁で劉備軍配下になった…それぐらいの記録しか残ってない、ほとんどモブみたいですね。「王者の遊戯」はそこを膨らませた漫画のようです。マニアックですね。
正直、「王者の遊戯」のスタンドバトルは何やってるのかよく分かりません。
俺がこの漫画をかっているのは、袁紹軍をメインに取り上げているところなのです!!
おそらく作者は官渡の戦いをメインに描きたかったのでしょう。
ほとんど準備で漫画は終わってしまいますが。全6巻。
ところで袁紹って不幸だなと思います。
名門の出で、各国の群雄から董卓追討軍のリーダーにふさわしいと認められた男。
当時の一流人物であったことは間違いありません。
(王者の遊戯の袁紹)
悪友だった曹操と、ドラマチックに天下分け目の戦いを繰り広げたにも関わらず、三国志読者のほとんどの袁紹への評価は二流三流になってしまっています。
それというのも、日本人三国志ファンの原点である横山光輝三国志で、小物っぽく描写された上に、官渡の戦いがほとんど描写されなかったというのが、とてつもなく大きかったと思います。
まあ小物っぽく描かれるには描かれるだけのことをしているのでしょうけども、当時周囲にいた人たちから見れば、アイツにはかなわんと誰もが思うぐらい、才気走った人に見えたはずです。そういうデティールが横山三国志にあまり描かれてないのは少し残念に思うのです。
(劉備三兄弟ももちろん登場)
ちなみに王者の遊戯の作者、緒里たばさは近年、「墨攻」の酒見賢一とタッグを組んで、「泣き虫弱虫諸葛孔明」を描いています。
王者の遊戯 コミック 全6巻完結セット (BUNCH COMICS)
- 作者: 緒里 たばさ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/06/09
- メディア: コミック
タグ:三国志
2019-10-03 23:18
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