女型の巨人を夜這いする!類を見ない斬新三国志漫画、本宮ひろ志「天地を喰らう」 [歴史漫画]
前回に引き続き、
今回も本宮ひろ志の三国志漫画、「天地を喰らう」を紹介。
三国志といえば魏・呉・蜀の三国で天下統一を争う歴史物語なんですけど、「天地を喰らう」はとんでもないところから話が始まります。
劉備と孔明が巨大な女とセックスしようとします。
この巨大な女は天女で、200年に一度、人間サイズになって姉妹で地上に降りてくるんです。
なぜか?人間の男に中出しされるためです。
中出しされると若返る。
加齢スピードは遅いんですが、そうやっておそらく20代をキープし続けているのだと思います。
中出しした男にもメリットがあり、なんでも願いが叶うんです。
実は過去に中国を統一した始皇帝も劉邦も、中出しをしていた。
天地を喰らうはそんな話になっているんです。
ただし、中出しのハードルも高いです。
一つ目は、初精でないといけません。
夢精でもアウトみたいです。
孔明は出さないように耐え続けてきたと劇中で言っています。
さらに天女は性病持ちの姿であらわれます。
うつされたら絶対死ぬ。
基本、天女のことは誰も知らないので、これでまずセックスしようという者はあらわれません。
孔明は天女の伝説を聞いており、知力を得るために一人を嫁にしようとします。
その場に居合わせたなにも知らない劉備は、流れでその妹を嫁にしようと言い出します。
病気を広められてはかなわんと怒った村人は天女を追い出そうと石を投げます。
石をぶつけられた天女の妹が切れ、巨大な竜に変身!怒って天界に帰ってしまいます。
劉備は孔明の勧めに従い、竜に飛び乗って天界についていきます。
天界の天女のお屋敷で孔明は無事童貞卒業!
天女本来の巨大な姿に戸惑っていたところを見つかって怒られたものの、万民を救うための知識が欲しいというその心意気に姉の天女は打たれ、筆下ろしの流れになります。
一方の劉備も見つかってしまいますが、妹天女は数年前に地上に降りて若返りを済ませており、劉備を受け入れられないという話になります。
ちなみに数年前の相手というのが曹操孟徳。
言わずとしれた劉備の生涯のライバルで、三国志の実質上の勝者です。
でも劉備は別に天下が欲しくなかったと言います。
じゃあ何が欲しいといえば肝。
どんな相手にもビビらず、堂々とした肝が座った人間になって自由に生きたいとのたまいます。
そんな劉備の心意気を気に入った天女のお父さんが、呑邪鬼(どんじゃき)という化け物を紹介してくれます。その肝を食べれば肝が座ってしまうというわけです。
その呑邪鬼さんなんですけども、めちゃくちゃでっかいし怖い。
劉備が声を上げない限り、見つかって殺されることはないのですが、呑邪鬼さんは幻覚攻撃であの手この手で劉備に声を上げさせようとします。なんとかその戦いに勝った劉備は肝を手に入れ、地上に帰ります。
その地上で、お城を破壊するほどの竜巻にあってもまるで動じず、「天地の間に住む人間も自然のひとつにしかすぎねえんだ。だが…なんのために戦い、なんのために生きるか、それが見えりゃ喰らえるぜ!」とつぶやく劉備の姿に、関羽張飛は驚き、仲間になり、ここから本宮ひろ志の三国志、「天地を喰らう」が始まります。
この「天地を喰らう」というタイトルについて5巻の著者コメントで本宮ひろ志はこう語ります。
>作品にタイトルをつける時、心がけていることが、いくつかある。はったりのきいたもの、心に残るもの、声に出した時、ひびきがいいものー。
>しかし、最も大事にしているのは、作品の方向を見失いそうになったり、アイデアにつまった時に、そのタイトルを思いおこせば、ピンチをきりぬけられるようなもの…。これが、ぼくのタイトルを決める最大の要素である。
続く。
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今回も本宮ひろ志の三国志漫画、「天地を喰らう」を紹介。
三国志といえば魏・呉・蜀の三国で天下統一を争う歴史物語なんですけど、「天地を喰らう」はとんでもないところから話が始まります。
劉備と孔明が巨大な女とセックスしようとします。
この巨大な女は天女で、200年に一度、人間サイズになって姉妹で地上に降りてくるんです。
なぜか?人間の男に中出しされるためです。
中出しされると若返る。
加齢スピードは遅いんですが、そうやっておそらく20代をキープし続けているのだと思います。
中出しした男にもメリットがあり、なんでも願いが叶うんです。
実は過去に中国を統一した始皇帝も劉邦も、中出しをしていた。
天地を喰らうはそんな話になっているんです。
ただし、中出しのハードルも高いです。
一つ目は、初精でないといけません。
夢精でもアウトみたいです。
孔明は出さないように耐え続けてきたと劇中で言っています。
さらに天女は性病持ちの姿であらわれます。
うつされたら絶対死ぬ。
基本、天女のことは誰も知らないので、これでまずセックスしようという者はあらわれません。
孔明は天女の伝説を聞いており、知力を得るために一人を嫁にしようとします。
その場に居合わせたなにも知らない劉備は、流れでその妹を嫁にしようと言い出します。
病気を広められてはかなわんと怒った村人は天女を追い出そうと石を投げます。
石をぶつけられた天女の妹が切れ、巨大な竜に変身!怒って天界に帰ってしまいます。
劉備は孔明の勧めに従い、竜に飛び乗って天界についていきます。
天界の天女のお屋敷で孔明は無事童貞卒業!
天女本来の巨大な姿に戸惑っていたところを見つかって怒られたものの、万民を救うための知識が欲しいというその心意気に姉の天女は打たれ、筆下ろしの流れになります。
一方の劉備も見つかってしまいますが、妹天女は数年前に地上に降りて若返りを済ませており、劉備を受け入れられないという話になります。
ちなみに数年前の相手というのが曹操孟徳。
言わずとしれた劉備の生涯のライバルで、三国志の実質上の勝者です。
でも劉備は別に天下が欲しくなかったと言います。
じゃあ何が欲しいといえば肝。
どんな相手にもビビらず、堂々とした肝が座った人間になって自由に生きたいとのたまいます。
そんな劉備の心意気を気に入った天女のお父さんが、呑邪鬼(どんじゃき)という化け物を紹介してくれます。その肝を食べれば肝が座ってしまうというわけです。
その呑邪鬼さんなんですけども、めちゃくちゃでっかいし怖い。
劉備が声を上げない限り、見つかって殺されることはないのですが、呑邪鬼さんは幻覚攻撃であの手この手で劉備に声を上げさせようとします。なんとかその戦いに勝った劉備は肝を手に入れ、地上に帰ります。
その地上で、お城を破壊するほどの竜巻にあってもまるで動じず、「天地の間に住む人間も自然のひとつにしかすぎねえんだ。だが…なんのために戦い、なんのために生きるか、それが見えりゃ喰らえるぜ!」とつぶやく劉備の姿に、関羽張飛は驚き、仲間になり、ここから本宮ひろ志の三国志、「天地を喰らう」が始まります。
この「天地を喰らう」というタイトルについて5巻の著者コメントで本宮ひろ志はこう語ります。
>作品にタイトルをつける時、心がけていることが、いくつかある。はったりのきいたもの、心に残るもの、声に出した時、ひびきがいいものー。
>しかし、最も大事にしているのは、作品の方向を見失いそうになったり、アイデアにつまった時に、そのタイトルを思いおこせば、ピンチをきりぬけられるようなもの…。これが、ぼくのタイトルを決める最大の要素である。
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天地を喰らう コミックセット (集英社文庫―コミック版) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 本宮 ひろ志
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/07/18
- メディア: 文庫
進撃の巨人のパクり
by パクり (2021-11-09 17:15)