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サスケといえば「猿飛佐助」だってばよ!中島昌利の狂おしいほどに好きなアレンジセンス炸裂!「学研まんが猿飛佐助」 [名作紹介]

いまやサスケといえば「NALUTO」うちはサスケなんだろうけども、その名前の由来はもちろん猿飛佐助から来ている。少年向け読み物の永遠のヒーローだ。ちなみに鳥山明も息子に「佐助」と名付けていたような気がする。

真田幸村の部下、真田十勇士のリーダー的存在の忍者というのが基礎知識だが、もちろん架空の設定。リアリティが無いと思われるのを嫌ってか、あまり近年の漫画作品では十勇士というのをやらないような気がする。2016年の大河ドラマ「真田丸」でも単に「佐助」として、藤井隆が演じた。

1980年に学研まんが名作シリーズとして出版された「猿飛佐助」は子供のころ大好きだった漫画だ。作画は中島昌利。例によって翻案と表紙を石ノ森章太郎が担当している。
猿飛佐助4.png
学研版はストーリーがぶっ飛んでいる。
少年佐助の住む村がある日、巨大な竜に襲われる。
デティールがはっきりしないのだが(その描写が良い)、その竜はどう見てもロボットなのである。
猿飛佐助1.png
ただ一人生き延びた佐助は白雲斎という仙人に看病される。
魔竜は仙人がかつて破門した、不肖の弟子が作ったからくり兵器であったことが明らかに。
佐助は家族の仇を討つため仙人の弟子となり、忍術を学ぶというお話。
猿飛佐助3.png
決戦を前に、真田幸村が応援に駆けつける。
なんかスピンオフ作品に本編の主人公が出てくる感が非常に良い。
うーん、続きが読みたい。

 
作画の中島昌利は、同じ学研まんが名作シリーズのなかで「西遊記」も手がけている。猿飛佐助も傑作だが、西遊記も非常によくできていて、今読んでも新鮮なセンスだと俺は思う。天才じゃなかろうか。
中島4.png
(画像は「西遊記」)

猿飛佐助2.png
この「アンド、プラスワン」というフレーズが狂おしいほどに好き。

女性キャラもツボ。
こんな顔した女性、実際にいるよなあ。
猿飛佐助5.png

ウィキによると1952年生まれの中島氏は現在不動産経営で生活しているらしい?
創刊まもないコミックボンボンで連載していた「学園仕置き 風」という漫画を死ぬ前にもう一度読み返したいのだが、どうにかならないだろうか。

 
ちなみに学研版猿飛佐助の取引価格は、これを書いている現在のアマゾンでは25980円というかなり強気の値段設定。自分は運よく3000円程度で入手することができた。探せばまだどうにかなるはず。

 

猿飛佐助―少年忍者大活やく (学研まんが名作シリーズ)

猿飛佐助―少年忍者大活やく (学研まんが名作シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2000
  • メディア: 単行本



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